Red Hat Training
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第2章 オーバークラウドノードの準備
このシナリオのすべてのノードは、電源管理に IPMI を使用したベアメタルシステムです。director により Red Hat Enterprise Linux 7 のイメージが各ノードにコピーされるため、これらのノードではオペレーティングシステムは必要ありません。また、ここで説明するノード上の Ceph Storage サービスはコンテナーベースです。イントロスペクションおよびプロビジョニングプロセス中、director はプロビジョニングネットワークを介して各ノードと通信を行います。すべてのノードは、ネイティブの VLAN を通じてこのネットワークに接続されます。
2.1. Ceph Storage ノードのディスクのクリーニング
Ceph Storage OSD およびジャーナルのパーティションには GPT ディスクラベルが必要です。これは、Ceph OSD サービスをインストールする前に Ceph Storage 上の追加のディスクを GPT に変換する必要があることを意味します。この変換を行うには、そのディスクから全メタデータを削除して、director が GPT ラベルを設定できるようにする必要があります。
以下の設定をご自分の /home/stack/undercloud.conf
ファイルに追加すると、director がデフォルトでディスクのメタデータをすべて削除するように設定できます。
clean_nodes=true
このオプションでは、Bare Metal Provisioning サービスが追加のステップを実行してノードを起動し、ノードが available
に設定されると毎回、ディスクの クリーニング を実行します。これにより、初回のイントロスペクションが終了して、各デプロイメントが開始する前に電源サイクルがもう 1 つ追加されます。Bare Metal Provisioning サービスは wipefs --force --all
を使用してクリーニングを実行します。
このオプションを設定したら、openstack undercloud install
コマンドを実行して、この設定変更を有効にします。
wipefs --force --all
により、ディスク上の全データおよびメタデータが削除されますが、Secure Erase は実行されません。Secure Erase には非常に長い時間がかかります。