5.2.12. profiler

以下の表は、/etc/glance/glance-registry.conf ファイルの [database] グループで利用可能なオプションの概要をまとめたものです。

表5.32 profiler

設定オプション = デフォルト値タイプ説明

connection_string = messaging://

文字列値

通知バックエンドの接続文字列。デフォルト値は messaging:// で、通知機能を oslo_messaging に設定します。

使用できる値の例:

  • messaging://: 通知の送信に oslo_messaging ドライバーを使用します。
  • mongodb://127.0.0.1:27017: 通知の送信に mongodb ドライバーを使用します。
  • elasticsearch://127.0.0.1:9200: 通知の送信に elasticsearch ドライバーを使用します。

enabled = False

ブール値

このノード上の全サービスのプロファイリングを有効にします。デフォルト値は False です (プロファイリング機能を無効にします)。

値:

  • True: 機能を有効にします
  • False: 機能を無効にします。このプロジェクトの操作ではプロファイリングを開始できません。プロファイリングが別のプロジェクトでトリガーされた場合には、このプロジェクトの部分は空になります。

es_doc_type = notification

文字列値

elasticsearch の通知インデックスについてのドキュメントタイプ。

es_scroll_size = 10000

整数値

elasticsearch は大規模な要求をバッチに分割します。このパラメーターは、各バッチの最大サイズを定義します (例: es_scroll_size=10000)。

es_scroll_time = 2m

文字列値

このパラメーターは時間値パラメーター (es_scroll_time=2m など) です。これは、検索に参加するノードが継続してサポートするために関連するリソースを維持する時間を示します。

hmac_keys = SECRET_KEY

文字列値

パフォーマンスプロファイリング用にコンテキストデータの暗号化に使用するシークレットキー。この文字列値は <key1>[,<key2>,…​<keyn>] の形式にする必要があります。各キーはランダムな文字列です。REST API 経由でプロファイリングをトリガーするユーザーは、REST API 呼び出しのヘッダーにこれらのキーの 1 つを設定し、この特定プロジェクトのノードのプロファイリング結果が含まれるようにする必要があります。

プロファイリングを有効にするには、enabled フラグと hmac_keys 設定オプションの両方を設定する必要があります。また、少なくとも 1 つのキーで全サービス間で正しいプロファイリング情報を生成するには、OpenStack プロジェクト間で一貫性を確保する必要があります。これにより、クライアント側からを使用して、すべての可能なリソースからの情報を含むトレースを生成できます。

sentinel_service_name = mymaster

文字列値

Redissentinel はサービス名を使用してマスターの redis サービスを識別します。このパラメーターは名前を定義します (例: sentinal_service_name=mymaster)。

socket_timeout = 0.1

浮動小数点の値

Redissentinel は、接続に timeout オプションを提供します。このパラメーターは、タイムアウトを定義します (例: socket_timeout=0.1)。

trace_sqlalchemy = False

ブール値

サービスで SQL 要求のプロファイリングを有効にします。デフォルト値は False です (SQL 要求はトレースされません)。

値:

  • True: SQL 要求のプロファイリングを有効にします。各 SQL クエリーはトレースの一部となり、それにどの程度の時間を費やしたかによって分析できます。
  • False: SQL 要求のプロファイリングを無効にします。費やした時間は、高いレベルの操作でのみ表示されます。単一の SQL クエリーをこのように分析できません。