10.5. metering_agent.ini

このセクションには、/etc/neutron/metering_agent.ini ファイルのオプションが含まれます。

10.5.1. DEFAULT

以下の表では、/etc/neutron/metering_agent.ini ファイルの [DEFAULT] グループで利用可能なオプションについて説明しています。

表10.16 DEFAULT

設定オプション = デフォルト値タイプ説明

debug = False

ブール値

true に設定すると、ログレベルはデフォルトの INFO レベルではなく DEBUG に設定されます。

default_log_levels = [u'amqp=WARN', u'amqplib=WARN', u'boto=WARN', u'qpid=WARN', u'sqlalchemy=WARN', u'suds=INFO', u'oslo.messaging=INFO', u'oslo_messaging=INFO', u'iso8601=WARN', u'requests.packages.urllib3.connectionpool=WARN', u'urllib3.connectionpool=WARN', u'websocket=WARN', u'requests.packages.urllib3.util.retry=WARN', u'urllib3.util.retry=WARN', u'keystonemiddleware=WARN', u'routes.middleware=WARN', u'stevedore=WARN', u'taskflow=WARN', u'keystoneauth=WARN', u'oslo.cache=INFO', u'dogpile.core.dogpile=INFO']

リスト値

logger=LEVEL ペアのパッケージロギングレベルの一覧。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

driver = neutron.services.metering.drivers.noop.noop_driver.NoopMeteringDriver

文字列値

メータリングドライバー

fatal_deprecations = False

ブール値

非推奨の致命的なステータスを有効または無効にします。

instance_format = [instance: %(uuid)s]

文字列値

ログメッセージで渡されるインスタンスの形式。

instance_uuid_format = [instance: %(uuid)s]

文字列値

ログメッセージで渡されるインスタンス UUID の形式。

interface_driver = None

文字列値

仮想インターフェイスの管理に使用するドライバー。

log-config-append = None

文字列値

ロギング設定ファイルの名前。このファイルは、既存のロギング設定ファイルに追加されます。ロギング設定ファイルの詳細は、Python のロギングモジュールのドキュメントを参照してください。ロギング設定ファイルを使用すると、すべてのロギング設定が設定ファイルで設定され、その他のロギング設定オプションは無視されます (例: logging_context_format_string)。

log-date-format = %Y-%m-%d %H:%M:%S

文字列値

ログレコードの %%(asctime)s のフォーマット文字列を定義します。デフォルト:%(default)sこのオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

log-dir = None

文字列値

(オプション)log_file の相対パスに使用されるベースディレクトリー。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

log-file = None

文字列値

(オプション) ロギング出力を送信するログファイルの名前。デフォルトが設定されていない場合、ロギングは use_stderr で定義されているように stderr に送信されます。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

logging_context_format_string = %(asctime)s.%(msecs)03d %(process)d %(levelname)s %(name)s [%(request_id)s %(user_identity)s] %(instance)s%(message)s

文字列値

コンテキスト付きログメッセージに使用するフォーマット文字列。

logging_debug_format_suffix = %(funcName)s %(pathname)s:%(lineno)d

文字列値

メッセージのロギングレベルが DEBUG の場合にログメッセージに追加する追加のデータ。

logging_default_format_string = %(asctime)s.%(msecs)03d %(process)d %(levelname)s %(name)s [-] %(instance)s%(message)s

文字列値

コンテキストが定義されていない場合に、ログメッセージに使用するフォーマット文字列。

logging_exception_prefix = %(asctime)s.%(msecs)03d %(process)d ERROR %(name)s %(instance)s

文字列値

この形式で、例外出力の各行の前に接頭辞が付けられます。

logging_user_identity_format = %(user)s %(tenant)s %(domain)s %(user_domain)s %(project_domain)s

文字列値

logging_context_format_string で使用される %(user_identity)s のフォーマット文字列を定義します。

measure_interval = 30

整数値

2 つのメータリング計測値の間隔

ovs_integration_bridge = br-int

文字列値

使用する Open vSwitch ブリッジの名前

ovs_use_veth = False

ブール値

OVS インターフェイス用に veth を使用します。ovs_use_veth が True に設定されている場合に、namespace のサポートが制限されたカーネル (例: RHEL 6.5) およびルーターのゲートウェイポートでのレート制限をサポートします。

publish_errors = False

ブール値

エラーイベントの公開を有効または無効にします。

rate_limit_burst = 0

整数値

rate_limit_interval ごとのログ記録されたメッセージの最大数。

rate_limit_except_level = CRITICAL

文字列値

レート制限で使用されるログレベル名:CRITICAL、ERROR、INFO、WARNING、DEBUG または空の文字列。rate_limit_except_level 以上のレベルのログはフィルターされません。空の文字列は、すべてのレベルがフィルターされることを意味します。

rate_limit_interval = 0

整数値

ログのレート制限の間隔 (秒数)。

report_interval = 300

整数値

2 つのメータリングレポートの間隔

syslog-log-facility = LOG_USER

文字列値

ログ行を受け取る syslog ファシリティー。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

use-journal = False

ブール値

ロギング用の journald を有効にします。systemd 環境で実行している場合は、ジャーナルサポートを有効にしたい場合があります。その場合、ログメッセージに加えて構造化されたメタデータが含まれる journal ネイティブプロトコルが使用されます。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

use-json = False

ブール値

ロギングに JSON 形式を使用します。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

use-syslog = False

ブール値

ロギングに syslog を使用します。既存の syslog 形式は非推奨であり、後に RFC5424 に従うように変更されます。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

use_stderr = False

ブール値

出力を標準エラーに記録します。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。

watch-log-file = False

ブール値

ファイルシステムを監視するように設計されたログハンドラーを使用します。ログファイルが移動または削除されると、このハンドラーは、指定されたパスで新しいログファイルを即時に開きます。これは、log_file オプションを指定し、Linux プラットフォームが使用される場合にのみ有効です。このオプションは、log_config_append が設定されている場合は無視されます。