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4.3. 事前設定: 全オーバークラウドロールのカスタマイズ

オーバークラウドは、OpenStack コンポーネントのコア設定に Puppet を使用します。director にはフックが用意されており、初回のブートが完了してコア設定が開始する前に、すべてのノード種別が設定されます。

OS::TripleO::NodeExtraConfig
Puppet のコア設定前に全ノードロールに適用される追加の設定

以下の例では、まず基本的な heat テンプレート (/home/stack/templates/nameserver.yaml) を作成します。このテンプレートは、各ノードの resolv.conf に変数のネームサーバーを追加するスクリプトを実行します。

heat_template_version: 2014-10-16

description: >
  Extra hostname configuration

parameters:
  server:
    type: string
  nameserver_ip:
    type: string
  DeployIdentifier:
    type: string

resources:
  CustomExtraConfigPre:
    type: OS::Heat::SoftwareConfig
    properties:
      group: script
      config:
        str_replace:
          template: |
            #!/bin/sh
            echo "nameserver _NAMESERVER_IP_" >> /etc/resolv.conf
          params:
            _NAMESERVER_IP_: {get_param: nameserver_ip}

  CustomExtraDeploymentPre:
    type: OS::Heat::SoftwareDeployment
    properties:
      server: {get_param: server}
      config: {get_resource: CustomExtraConfigPre}
      actions: ['CREATE','UPDATE']
      input_values:
        deploy_identifier: {get_param: DeployIdentifier}

outputs:
  deploy_stdout:
    description: Deployment reference, used to trigger pre-deploy on changes
    value: {get_attr: [CustomExtraDeploymentPre, deploy_stdout]}

上記の例では、resources セクションには以下のパラメーターが含まれます。

CustomExtraConfigPre
ここでは、ソフトウェア設定を定義します。上記の例では、Bash スクリプト を定義し、Heat が _NAMESERVER_IP_nameserver_ip パラメーターに保管された値に置き換えます。
CustomExtraDeploymentPre

この設定により、CustomExtraConfigPre リソースで定義したソフトウェア設定を実行します。以下の点に注意してください。

  • config パラメーターは、適用する設定を Heat が理解できるように CustomExtraConfigPre リソースを参照します。
  • server パラメーターは、オーバークラウドノードのマッピングを取得します。これは親テンプレートにより提供されるパラメーターで、このフックのテンプレートには必須です。
  • actions パラメーターは、設定を適用するタイミングを定義します。上記の例では、オーバークラウドが作成または更新された時にのみ設定を適用します。設定可能なアクションは CREATEUPDATEDELETESUSPEND、および RESUME です。
  • input_values パラメーターでは deploy_identifier というサブパラメーターを定義し、親テンプレートからの DeployIdentifier を格納します。このパラメーターにより、各デプロイメント更新のリソースにタイムスタンプが提供されます。これにより、それ以降のオーバークラウド更新に必ずリソースが再度適用されます。

次に、OS::TripleO::NodeExtraConfig リソース種別として Heat テンプレートを登録する環境ファイル (/home/stack/templates/pre_config.yaml) を作成します。

resource_registry:
  OS::TripleO::NodeExtraConfig: /home/stack/templates/nameserver.yaml

parameter_defaults:
  nameserver_ip: 192.168.1.1

この設定を適用するには、オーバークラウドの作成時または更新時に、その他の環境ファイルと共にこの環境ファイルをスタックに追加します。以下に例を示します。

$ openstack overcloud deploy --templates \
    ...
    -e /home/stack/templates/pre_config.yaml \
    ...

これにより、オーバークラウドの初回作成またはそれ以降の更新において、コア設定前にすべてのノードに設定が適用されます。

重要

OS::TripleO::NodeExtraConfig を登録することができるのは 1 つの Heat テンプレートだけです。別の Heat テンプレートに登録すると、使用する Heat テンプレートがそのテンプレートに変わります。