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7.3.2. コンポーザブルサービスアーキテクチャーの考察

コア heat テンプレートコレクションには、コンポーザブルサービスのテンプレートセットが 2 つ含まれています。

  • puppet/services には、コンポーザブルサービスを設定するためのベーステンプレートが含まれます。
  • docker/services には、主要な OpenStack Platform サービス用のコンテナー化されたテンプレートが含まれます。これらのテンプレートは、一部ベーステンプレートの機能を補足する働きをし、ベーステンプレートを後方参照します。

各テンプレートには目的を特定する記述が含まれています。たとえば、ntp.yaml サービステンプレートには以下のような記述が含まれます。

description: >
  NTP service deployment using puppet, this YAML file
  creates the interface between the HOT template
  and the puppet manifest that actually installs
  and configure NTP.

これらのサービステンプレートは、RHOSP デプロイメントに固有のリソースとして登録されます。これは、overcloud-resource-registry-puppet.j2.yaml ファイルで定義されている一意な heat リソース名前空間を使用して、各リソースを呼び出すことができることを意味します。サービスはすべて、リソース種別に OS::TripleO::Services 名前空間を使用します。

一部のリソースは、直接コンポーザブルサービスのベーステンプレートを使用します。

resource_registry:
  ...
  OS::TripleO::Services::Ntp: puppet/services/time/ntp.yaml
  ...

ただし、コアサービスにはコンテナーが必要なので、コンテナー化されたサービステンプレートを使用します。たとえば、コンテナー化された keystone サービスでは、以下のテンプレートを使用します。

resource_registry:
  ...
  OS::TripleO::Services::Keystone: docker/services/keystone.yaml
  ...

通常、これらのコンテナー化されたテンプレートは、Puppet 設定を含めるためにベーステンプレートを後方参照します。たとえば、docker/services/keystone.yaml テンプレートは、KeystoneBase パラメーターにベーステンプレートの出力を保管します。

KeystoneBase:
  type: ../../puppet/services/keystone.yaml

これにより、コンテナー化されたテンプレートは、ベーステンプレートからの機能やデータを取り込むことができます。

overcloud.j2.yaml heat テンプレートには、roles_data.yaml ファイル内の各カスタムロールのサービス一覧を定義するための Jinja2-based コードのセクションが含まれています。

{{role.name}}Services:
  description: A list of service resources (configured in the Heat
               resource_registry) which represent nested stacks
               for each service that should get installed on the {{role.name}} role.
  type: comma_delimited_list
  default: {{role.ServicesDefault|default([])}}

デフォルトのロールの場合は、これにより次のサービス一覧パラメーターが作成されます: ControllerServicesComputeServicesBlockStorageServicesObjectStorageServicesCephStorageServices

roles_data.yaml ファイル内の各カスタムロールのデフォルトのサービスを定義します。たとえば、デフォルトの Controller ロールには、以下の内容が含まれます。

- name: Controller
  CountDefault: 1
  ServicesDefault:
    - OS::TripleO::Services::CACerts
    - OS::TripleO::Services::CephMon
    - OS::TripleO::Services::CephExternal
    - OS::TripleO::Services::CephRgw
    - OS::TripleO::Services::CinderApi
    - OS::TripleO::Services::CinderBackup
    - OS::TripleO::Services::CinderScheduler
    - OS::TripleO::Services::CinderVolume
    - OS::TripleO::Services::Core
    - OS::TripleO::Services::Kernel
    - OS::TripleO::Services::Keystone
    - OS::TripleO::Services::GlanceApi
    - OS::TripleO::Services::GlanceRegistry
...

これらのサービスは、次に ControllerServices パラメーターのデフォルト一覧として定義されます。

環境ファイルを使用してサービスパラメーターのデフォルト一覧を上書きすることもできます。たとえば、環境ファイルで ControllerServicesparameter_default として定義して、roles_data.yaml ファイルからのサービス一覧を上書きすることができます。