Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform

2.3. Compute

本項では、Compute サービスの最も重要な新機能について説明します。
placement API サービス
今回のリリースでは、placement API サービスが追加されました。このサービスは、リソースプロバイダー (コンピュートノード) のインベントリーと使用状況をトラッキングする独立した REST API スタックおよびデータモデルです。
placement API サービスは、Red Hat OpenStack Platform 10 リリースにアップグレードした後、かつ Red Hat OpenStack Platform 11 リリースにアップグレードする前にデプロイする必要があります。このような手順でデプロイすることにより、nova-compute サービスのリソーストラッカーは nova-scheduler サービスが Red Hat OpenStack Platform 11 で使用するリソースプロバイダーのインベントリーと割り当ての情報を読み込むことができます。
VLAN メタデータの公開
SR-IOV の Physical Function は、メタデータ内で VLAN タグを指定することによりゲストに公開されるようになり、以前のリリースで導入されたデバイスのロールタグ付け機能が拡張されました。
VLAN タグが付いたトラフィックのパススルー方法として、使用可能なメタデータ構造を以下に例示します。
{"devices": [{
  "type": "nic",
  "bus": "pci",
  "address": "0000:00:02.0",
  "mac": "01:22:22:42:22:21",
  "tags": ["nfvfunc1"]
  "vlans":[300,1000]
  }]
}
EC2 API のデプロイメントと設定
OpenStack Compute は、nova を使用するスタンドアロンサービスとして EC2 API サポートを提供するようになりました。Red Hat OpenStack Platform director はこのサービスをデプロイすることができます。