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リリースノートおよび既知の問題

Red Hat OpenShift Local 2.3

Red Hat OpenShift Local 2.3 の主な機能および特定された問題

概要

本書では、Red Hat OpenShift Local 2.3 の新機能および改善された機能を紹介します。また、ソフトウェアの使用中に発生する可能性のある問題に関する情報も含まれています。可能な場合は、特定された問題に対する回避策を説明します。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。

パート I. リリースノート

本セクションでは、Red Hat OpenShift Local 2.3 製品の最も重要な機能およびバグ修正について説明します。

第1章 コンポーネントのバージョン

Red Hat OpenShift Local 2.3 には、以下のバージョンの主要コンポーネントが含まれています。

表1.1 Red Hat OpenShift Local、コンポーネントバージョン

コンポーネントVersion

OpenShift Container Platform

4.10.12

OpenShift クライアントバイナリー(oc)

v4.10.12

Podman バイナリー

3.4.4

第2章 最小システム要件

Red Hat OpenShift Local の最小ハードウェアおよびオペレーティングシステムの要件は以下のとおりです。

2.1. ハードウェア要件

Red Hat OpenShift Local は、AMD64 および Intel 64 プロセッサアーキテクチャでのみサポートされています。Red Hat OpenShift Local は、ARM ベースの M1 アーキテクチャをサポートしていません。Red Hat OpenShift Local は、ネストされた仮想化をサポートしていません。

必要なコンテナーランタイムに応じて、Red Hat OpenShift Local には次のシステムリソースが必要です。

2.1.1. OpenShift Container Platform の場合:

  • 物理 CPU コア 4 個
  • 空きメモリー 9 GB
  • ストレージ領域の 35 GB
注記

OpenShift Container Platform クラスターでは、Red Hat OpenShift Local インスタンスで実行するのに必要な最小リソースが必要です。ワークロードによってはより多くのリソースが必要になる場合があります。Red Hat OpenShift Local インスタンスにより多くのリソースを割り当てるには、インスタンスの構成 を参照してください。

2.1.2. Podman コンテナーランタイムの場合

  • 物理 CPU コア 2 個
  • 空きメモリー 2 GB
  • ストレージ領域の 35 GB

2.2. オペレーティングシステム要件

Red Hat OpenShift Local には、サポートされるオペレーティングシステムの最小バージョンが必要です。

2.2.1. Microsoft Windows

  • Microsoft Windows では、Red Hat OpenShift Local には Windows 10 Fall Creators Update (バージョン 1709) 以降が必要です。Red Hat OpenShift Local は、Microsoft Windows の以前のバージョンでは動作しません。Microsoft Windows 10 Home Edition はサポートされません。

2.2.2. macOS

  • macOS では、Red Hat OpenShift Local には macOS 11 Big Sur 以降が必要です。Red Hat OpenShift Local は、以前のバージョンの macOS では機能しません。

2.2.3. Linux

  • Linux では、Red Hat OpenShift Local は Red Hat Enterprise Linux/CentOS 7.5 以降 (8.x バージョンを含む) および最新の 2 つの安定した Fedora リリースでのみサポートされます。
  • Red Hat Enterprise Linux を使用する場合は、Red Hat OpenShift Local を実行するマシンが Red Hat カスタマーポータルに登録されている 必要があります。
  • Ubuntu 18.04 LTS 以降および Debian 10 以降はサポートされておらず、ホストマシンの手動設定が必要になる場合があります。
  • Linux ディストリビューションに必要なパッケージをインストールするには、必要なソフトウェアパッケージ を参照してください。

第3章 変更点および改善点

本セクションでは、Red Hat OpenShift Local 2.3 で導入された主な変更点の一部について説明します。

3.1. 新機能

  • Red Hat OpenShift Local は、開発およびテストの目的で、ローカルのラップトップまたはデスクトップコンピューターに、最小限で事前に設定された OpenShift Container Platform 4 クラスターまたは Podman コンテナーランタイムを提供します。Red Hat OpenShift Local は、Linux、macOS、および Microsoft Windows 10 のネイティブハイパーバイザーをサポートする Red Hat Enterprise Linux 仮想マシンとして提供されます。

    • Red Hat OpenShift Local は、OpenShift 4 クラスターまたは Podman コンテナーランタイムでのローカル開発およびテスト用に設計されています。OpenShift 3 クラスターをローカルで実行するには、Red Hat Container Development Kitを参照してください。

3.1.1. テクノロジープレビュー

これらの機能のサポートは、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲の対象となります。

  • Red Hat OpenShift Local 2.3 には、crc bundle generate コマンドを使用して、現在実行中のクラスターに基づいてカスタムバンドルを作成する機能が含まれます。このコマンド、パラメーター、および動作は、今後のリリースで互換性のない状態で変更される可能性があります。

3.2. 主な変更

  • Red Hat OpenShift Local 2.3 は、OpenShift Container Platform 4.10.12 を組み込み OpenShift バージョンとして提供します。

パート II. 既知の問題

本セクションでは、Red Hat OpenShift Local 2.3 で発生する可能性がある問題と、その回避策を説明します。

第4章 一般的な問題

すべてのサポート対象プラットフォームに影響する問題。

4.1. プロキシー設定が Podman プリセットに不適切に適用されている

crc config set コマンドを使用して設定されたプロキシー設定は、Podman プリセットが使用されていると、Red Hat OpenShift Local に埋め込まれた podman-remote バイナリーでは使用されません。

4.2. メトリクスはデフォルトで無効になる

Red Hat OpenShift Local 2.2 が一般的なラップトップで実行されるようにするには、リソース負荷の高いサービスの一部がデフォルトで無効になります。これらのサービスの1つは、Prometheusと、関連するすべての監視、アラート、およびテレメトリー機能です。

これらの機能を有効にするには、デフォルトで使用する Red Hat OpenShift Local 2.2 仮想マシンよりも多くのリソースが必要になります。

注記

これらの機能を有効にした後は、監視を無効にすることはできません。監視を再度無効にするには、crc delete で仮想マシンを削除し、crc start で新規の仮想マシンを再作成します。

監視を有効にするには、Red Hat OpenShift Local スタートガイドMonitoring、Alerting、および Telemetry の起動 を参照してください。

4.3. 複数の Operator を有効にするには、デフォルトよりも多くのメモリーが必要です。

crc start コマンドは、デフォルトで 9 GiB のメモリーを Red Hat OpenShift Local の仮想マシンに割り当てます。複数の Operator を有効にすると、メモリーの要件が増える可能性があります。

追加のメモリーを割り当てるには、Red Hat OpenShift Local スタートガイド仮想マシンの設定 を参照してください。

4.4. 最初のネームサーバーが IPv6 の場合、Red Hat OpenShift Local は機能しません。

Red Hat OpenShift Local 仮想マシンの DNS 解決は、最初のネームサーバーが IPv6 の場合に中断する可能性があります。

この問題を回避するには、-n フラグを使用して Red Hat OpenShift Local の仮想マシンを起動する際に IPv4 ネームサーバーを指定します。

$ crc start -n 8.8.8.8

第5章 macOS の問題

本セクションでは、macOS ホストのユーザーに影響する Red Hat OpenShift Local の問題を説明します。

5.1. ハイバネートにより、仮想マシンの時間が非同期に

Red Hat OpenShift Local 仮想マシンの時間がホストマシンの時間と非同期になる場合もあります。この問題は、ホストマシンがハイバネートに入る際に Red Hat OpenShift Local 仮想マシンが実行している場合に発生します。この問題を解決するには、Red Hat OpenShift Local 仮想マシンを停止し、再起動します。

$ crc stop
$ crc start

第6章 Microsoft Windows の問題

本セクションでは、Microsoft Windows ホストのユーザーに影響する Red Hat OpenShift Local の問題を説明します。

6.1. crc setup コマンドは、MSI インストーラーを使用して以下のインストールを実行する必要があります。

MSI インストーラーで Red Hat OpenShift Local をインストールし、コンピューターを再起動してから、コマンドプロンプトまたは PowerShell で crc setup コマンドを実行してインストールを完了してください。

6.2. crc cleanup コマンドが、パーミッションエラーで失敗する可能性があります。

コマンド間でホストマシンを再起動せずに crc setup を実行してから crc cleanup を起動すると、crc cleanup で以下のエラーが報告されます。

Post "http://unix/clean": open \\.\pipe\crc-admin-helper: Access is denied.

crc cleanup コマンドを完了するには、ホストマシンを再起動して、もう一度コマンドを実行します。

6.3. %WINDRIVE%外で実行した予期しない動作

Hyper-V ドライバーは、crc バイナリーをネットワークドライブから実行すると失敗します。crc バイナリーは、%WINDRIVE% の場所に配置する必要があります。%WINDRIVE% は通常 C:\ に設定されます。

6.4. Red Hat OpenShift Local が PowerShell での FullLanguage サポートを想定

ConstrainedLanguage PowerShell モードは、システム管理者が決定する例外でサポートされています。

6.5. crc oc-env コマンドは、%PATH%の特殊文字では機能しません。

Microsoft Windows では、PowerShell およびコマンドプロンプトが UTF-8 エンコーディングを使用しません。そのため、%PATH% にある特殊文字を使用して crc oc-env コマンドを実行すると、UTF-8 文字を正確にエンコードしません。この問題に対する既知の回避策はありません。

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