3.6.3. dsc を使用したログの収集

Red Hat OpenShift Dev Spaces のインストールは、OpenShift クラスターで実行されている複数のコンテナーで構成されます。実行中の各コンテナーからログを手動で収集できますが、dsc はプロセスを自動化するコマンドを提供します。

以下のコマンドを使用すると、dsc ツールを使用して OpenShift クラスターから Red Hat OpenShift Dev Spaces ログを収集します。

dsc server:logs

既存の Red Hat OpenShift Dev Spaces サーバーログを収集し、ローカルマシンのディレクトリーに保存します。デフォルトでは、ログはマシンの一時ディレクトリーにダウンロードされます。ただし、-d パラメーターを指定すると上書きできます。たとえば、Che ログを /home/user/che-logs/ ディレクトリーにダウンロードするには、以下のコマンドを使用します。

dsc server:logs -d /home/user/che-logs/

実行すると、dsc server:logs はログファイルを保存するディレクトリーを指定するコンソールにメッセージを出力します。

Red Hat OpenShift Dev Spaces logs will be available in '/tmp/chectl-logs/1648575098344'

Red Hat OpenShift Dev Spaces がデフォルト以外のプロジェクトにインストールされている場合、dsc server:logs には -n <NAMESPACE> パラメーターが必要です。ここで、<NAMESPACE> は Red Hat OpenShift Dev Spaces がインストールされた OpenShift プロジェクトです。たとえば、my-namespace プロジェクトの OpenShift Dev Spaces からログを取得するには、以下のコマンドを使用します。

dsc server:logs -n my-namespace
dsc server:deploy
ログは、dsc を使用してインストール時に OpenShift Dev Spaces のインストール時に自動的に収集されます。dsc server:logs と同様に、ディレクトリーのログは -d パラメーターを使用して指定できます。