3.4. MCG Operator

Multicloud Object Gateway (MCG) オペレーターは、OpenShift Data Foundation オペレーターおよび Rook-Ceph オペレーターとともに、OpenShift Data Foundation のオペレーターです。MCG オペレーターは、スタンドアロンオペレーターとしてアップストリームで使用できます。

MCG オペレーターは、次の主要な機能を実行します。

  • OpenShift Data Foundation 内で Multicloud Object Gateway (MCG) コンポーネントを制御し、調整します。
  • Object Bucket Claim(オブジェクトバケット要求、バケットクラス、バッキングストアなどの新規ユーザーリソース) を管理します。
  • デフォルトですぐに使用可能なリソースを作成します。

一部の設定および情報は、OpenShift Data Foundation Operator 経由で MCG Operator に渡されます。

3.4.1. コンポーネント

MCG オペレーターには、サブコンポーネントがありません。ただし、これは、それによって制御されるさまざまなリソースの調整ループで設定されます。

MCG Operator にはコマンドラインインターフェイス (CLI) があり、OpenShift Data Foundation の一部として利用できる。これにより、各種リソースの作成、削除、およびクエリーが可能になります。この CLI は、YAML ファイルを直接適用するのではなく、設定が適用される前に、入力サニタイテーションおよびステータス検証のレイヤーを追加します。