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Regional-DR向けAdvanced Cluster Managementと OpenShift Data Foundationの設定

Red Hat OpenShift Data Foundation 4.9

災害復旧機能を備えたストレージインフラストラクチャーを提供するために、2 つの異なる地理的ロケーション間で OpenShift Data Foundation を設定する方法

概要

このソリューションガイドの目的は、災害復旧向けにOpenShift Data Foundation を Advanced Cluster Managementと共にデプロイするのに必要な手順の詳細を提供し、可用性の高いストレージインフラストラクチャーを実現することです。
重要
Configuring OpenShift Data Foundation for Regional-DR with Advanced Cluster Management is a developer preview feature and is subject to developer preview support limitations. Developer preview releases are not intended to be run in production environments and are not supported through the Red Hat Customer Portal case management system. If you need assistance with developer preview features, reach out to the ocs-devpreview@redhat.com mailing list and a member of the Red Hat Development Team will assist you as quickly as possible based on their availability and work schedules.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、弊社 の CTO、Chris Wright のメッセージ を参照してください。

Red Hat ドキュメントへのフィードバック (英語のみ)

弊社のドキュメントについてのご意見をお聞かせください。ドキュメントの改善点があれば、ぜひお知らせください。フィードバックをお寄せいただくには、以下をご確認ください。

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第1章 Regional-DR の概要

障害復旧は、自然または人が原因の障害からビジネスクリティカルなアプリケーションを復旧し、継続する機能です。これは、深刻な障害イベント中にビジネス運営の継続性を確保できるように設計されている、主要な組織の全体的なビジネス継続ストラテジーです。

Regional-DR 機能は、地理的に分散しているサイト間でボリュームの永続的なデータとメタデータのレプリケーションを提供します。パブリッククラウドでは、リージョンの失敗から保護することにあります。Regional-DR は、地理的な地域が利用できない場合でもビジネス継続性を確保し、予測可能な量のデータの損失を受け入れます。これは通常、目標復旧時点(RPO)および目標復旧時間(RTO)で表されます。

  • RPO は、永続データのバックアップまたはスナップショットを作成する頻度の尺度です。実際には、RPO は、停止後に失われるか、再入力する必要があるデータの量を示します。
  • RTO は、企業が許容できるダウンタイムの量です。RTO は、「ビジネスの中断が通知されてからシステムが回復するまでにどのくらいの時間がかかりますか?」という質問に答えます。

本書の目的は、障害復旧が有効になるようにインフラストラクチャーを設定するのに必要な手順およびコマンドについて詳しく説明することです。

1.1. Regional-DR ソリューションのコンポーネント

Regional-DR は、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes (RHACM)と OpenShift Data Foundation コンポーネントで構成され、OpenShift Container Platform クラスター全体でアプリケーションとデータのモビリティを提供します。

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes (RHACM)

RHACM は、複数のクラスターとアプリケーションのライフサイクルを管理する機能を提供します。したがって、マルチクラスター環境でのコントロールプレーンとして機能します。

RHACM は 2 つの部分に分かれています。

  • RHACM Hub: マルチクラスターコントロールプレーンで実行されるコンポーネント
  • 管理対象クラスター: 管理対象クラスターで実行されるコンポーネント

この製品の詳細については、RHACM のドキュメント および RHACM のアプリケーションの管理 を参照してください。

OpenShift Data Foundation

OpenShift Data Foundation は、OpenShift Container Platform クラスターでステートフルなアプリケーション用のストレージをプロビジョニングし、管理する機能を提供します。

OpenShift Data Foundation はストレージプロバイダーとして Ceph をベースとしていて、そのライフサイクルはOpenShift Data Foundation コンポーネントスタックの Rook によって管理されます。Ceph-CSI は、ステートフルなアプリケーション用の永続ボリュームのプロビジョニングと管理を提供します。

OpenShift Data Foundation スタックは、以下の機能で強化されています。

  • ミラーリングのプールを有効にする
  • RBD プール間でイメージを自動的にミラーリングする
  • Persistent Volume Claim ミラーリングごとに管理する csi アドオンを提供します

OpenShift DR

OpenShift DR は、RHACM を使用してデプロイおよび管理される一連のピア OpenShift クラスター全体のステートフルアプリケーションの障害復旧オーケストレーターであり、永続ボリュームでのアプリケーションの状態のライフサイクルのオーケストレーションを行うためのクラウドネイティブインターフェースを提供します。これらには以下が含まれます。

  • OpenShift クラスター間でアプリケーションの状態の関係を保護する
  • 現在デプロイされているクラスターが利用できなくなった場合に、アプリケーションの状態をピアクラスターにフェイルオーバーする
  • アプリケーションの状態を以前にデプロイされたクラスターに再配置します

OpenShift DR は 3 つのコンポーネントに分類されます。

  • ODF Multicluster Orchestrator: マルチクラスターコントロールプレーン(RHACM Hub)にインストールされ、ブートストラップトークンを作成し、マネージドクラスター間でこのトークンを交換します。
  • OpenShift DR Hub Operator: アプリケーションのフェイルオーバーと再配置を管理するためにハブクラスターにインストール。
  • OpenShift DR Cluster Operator: 各マネージドクラスターにインストールされ、アプリケーションのすべての PVC のライフサイクルを管理します。

1.2. Regional-DR デプロイメントワークフロー

このセクションでは、2 つの異なる OpenShift Container Platform クラスター全体で OpenShift Data Foundation バージョン 4.4. および RHACM バージョン 2.4 を使用して Regional-DR 機能を設定し、デプロイするために必要な手順の概要を説明します。2 つのマネージドクラスターに加えて、Advanced Cluster Management ハブソリューションをデプロイするのに、3 つ目の OpenShift Container Platform クラスターが必要です。

インフラストラクチャーを設定するには、指定した順序で以下の手順を実行します。

  1. Regional-DR の各要件を満たしていることを確認してください。Regional-DR を有効にするための要件を参照してください。
  2. 2 つの OpenShift Data Foundation マネージドクラスター間でミラーリング関係を作成して、マルチサイトストレージレプリケーションを設定します。マルチサイトストレージレプリケーションの設定を参照してください。
  3. 各マネージドクラスターに VolumeReplicationClass リソースを作成して、レプリケーションスケジュールを構成します (たとえば、5 分ごとにピア間でレプリケートします)。Creating VolumeReplicationClass resourceを参照してください。
  4. ミラーリングが有効にされているブロックボリュームの新規の imageFeatures をサポートする各マネージドクラスターで StorageClass ミラーリングを作成します。「 StorageClass リソースのミラーリングの作成 」を参照してください。
  5. マネージドクラスターに OpenShift DR Cluster Operator をインストールし、必要なオブジェクトバケット、シークレット、および configmap を作成します。Installing OpenShift DR Cluster Operator on Managed clusters を参照してください。
  6. ハブクラスターに OpenShift DR Hub Operator をインストールし、必要なオブジェクトバケット、シークレット、および configmap を作成します。Installing OpenShift DR Hub Operator on Hub clusterを参照してください。
  7. マネージドクラスター全体でワークロードをデプロイ、フェイルオーバー、および再配置するために使用されるハブクラスターに DRPolicy リソースを作成します。Creating Disaster Recovery Policy on Hub cluster を参照してください。

第2章 Regional-DR を有効にするための要件

  • 相互にネットワーク接続が可能な3 つの OpenShift クラスターが必要です。

    • ハブクラスター: Kubernetes のための高度なクラスター管理 (RHACM 演算子)、ODF マルチクラスターの Orchestrator と Open Shift DR ハブコントローラーがインストールされています。
    • プライマリーマネージドクラスター: OpenShift Data Foundation、OpenShift-DR クラスターコントローラー、およびアプリケーションがインストールされています。
    • セカンダリーマネージドクラスター: は、OpenShift Data Foundation、OpenShift-DR クラスターコントローラー、およびアプリケーションがインストールされています。
  • RHACM Operator および MultiClusterHub をハブクラスターにインストールし、OpenShift 認証情報を使用して RHACM コンソールにログインしている必要があります。手順については、『 RHACM インストールガイド』 を参照してください。

    Advanced Cluster Manager コンソール向けに作成されたルートを検索します。

    $ oc get route multicloud-console -n open-cluster-management -o jsonpath --template="https://{.spec.host}/multicloud/clusters{'\n'}"

    出力例:

    https://multicloud-console.apps.perf3.example.com/multicloud/clusters

    OpenShift 認証情報を使用してログインした後に、ローカルクラスターがインポートされたことが確認できるはずです。

  • RHACM コンソールを使用して、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター をインポートまたは作成していることを確認します。

    Submariner アドオンを使用してマネージド OpenShift クラスターとサービスネットワークを接続するには、マネージドクラスターごとに次のコマンドを実行して、2 つのクラスターに重複しないネットワークがあることを検証する必要があります。

    $ oc get networks.config.openshift.io cluster -o json | jq .spec

    cluster1 の出力例 (例: ocp4perf1):

    {
      "clusterNetwork": [
        {
          "cidr": "10.5.0.0/16",
          "hostPrefix": 23
        }
      ],
      "externalIP": {
        "policy": {}
      },
      "networkType": "OpenShiftSDN",
      "serviceNetwork": [
        "10.15.0.0/16"
      ]
    }

    cluster2 の出力例 (例: ocp4perf2):

    {
      "clusterNetwork": [
        {
          "cidr": "10.6.0.0/16",
          "hostPrefix": 23
        }
      ],
      "externalIP": {
        "policy": {}
      },
      "networkType": "OpenShiftSDN",
      "serviceNetwork": [
        "10.16.0.0/16"
      ]
    }

    詳細は、Submariner add-ons documentation ドキュメントを参照してください。

  • マネージドクラスターが Submariner アドオン を使用して接続できる必要があります。クラスターおよびサービスネットワークに重複しない範囲が設定されていることを確認した後に、RHACM コンソールおよび Cluster sets を使用して、各マネージドクラスターに Submariner アドオン をインストールします。手順は、Submariner のドキュメント を参照してください。
  • 各マネージドクラスターに OpenShift Data Foundation udica 以降がインストールされていることを確認します。

    • OpenShift Data Foundation のデプロイメントについての詳細は、インフラストラクチャー固有のデプロイメントガイド を参照してください(AWS、VMware、ベアメタル、Azure など)。
    • 以下のコマンドを使用して、各マネージドクラスターでデプロイメントが正常であることを確認します。

      $ oc get storagecluster -n openshift-storage ocs-storagecluster -o jsonpath='{.status.phase}{"\n"}'

    ステータスが Primary マネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスターReady である場合は、 マネージドクラスターでミラーリングの有効化に進みます。

第3章 マルチサイトストレージレプリケーションの設定

ミラーリングまたはレプリケーションは、ピアマネージドクラスター内の CephBlockPool ごとに有効にされ、その後プール内の特定のイメージのサブセットに設定できます。rbd-mirror デーモンは、ローカルピアクラスターからリモートクラスターの同じイメージにイメージの更新を複製します。

この手順では、2 つの OpenShift Data Foundation マネージドクラスター間でミラーリング関係を作成する方法を詳細に説明します。

3.1. マネージドクラスターでの OMAP ジェネレーターおよびボリュームレプリケーションの有効化

プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で以下の手順を実行し、csi-rbdplugin-provisioner Pod で OMAP および Volume-Replication CSI サイドカーコンテナーを有効にします。

手順

  1. rook-ceph-operator-config ConfigMap で CSI_ENABLE_OMAP_GENERATOR のために値を true に設定するには、次の patch コマンドを実行します。

    $ oc patch cm rook-ceph-operator-config -n openshift-storage --type json --patch  '[{ "op": "add", "path": "/data/CSI_ENABLE_OMAP_GENERATOR", "value": "true" }]'

    出力例:

    configmap/rook-ceph-operator-config patched
  2. 以下の patch コマンドを実行して、rook-ceph-operator-config ConfigMap の CSI_ENABLE_VOLUME_REPLICATION の値を true に設定します。

    $ oc patch cm rook-ceph-operator-config -n openshift-storage --type json --patch  '[{ "op": "add", "path": "/data/CSI_ENABLE_VOLUME_REPLICATION", "value": "true" }]'

    出力例:

    configmap/rook-ceph-operator-config patched
  3. csi-rbdplugin-provisioner Pod ごとに以下の 2 つの新規 CSI サイドカーコンテナーがあることを確認します。

    $ for l in $(oc get pods -n openshift-storage -l app=csi-rbdplugin-provisioner -o jsonpath={.items[*].spec.containers[*].name}) ; do echo $l ; done | egrep "csi-omap-generator|volume-replication"

    出力例:

    csi-omap-generator
    volume-replication
    csi-omap-generator
    volume-replication
    注記

    冗長性を確保するために 2 つの csi-rbdplugin-provisioner Pod があるため、新規コンテナーが繰り返されます。

3.2. OpenShift Data Foundation のマルチクラスターオーケストレーターのインストール

OpenShift Data Foundation のマルチクラスターオーケストレーターは、ハブクラスターの OpenShift Container Platform の OperatorHub からインストールされるコントローラーです。この Multicluster Orchestrator コントローラーとMirrorPeer カスタムリソースは、ブートストラップトークンを作成し、マネージドクラスター間でこのトークンを交換します。

手順

  1. ハブクラスターOperatorHub に移動し、キーワードフィルターを使用して ODF Multicluster Orchestrator を検索します。
  2. ODF Multicluster Orchestrator タイルをクリックします。
  3. すべてのデフォルト設定を維持し、Install をクリックします。

    Operator リソースは openshift-operators にインストールされ、すべての namespace で利用可能です。

  4. ODF Multicluster Orchestrator が、インストールが成功したことを示す緑色のチェックマークが表示されていることを確認します。

3.3. ハブクラスターでのミラーピアの作成

Mirror Peer は、ピアリング関係を持つマネージドクラスターに関する情報を保持するクラスタースコープのリソースです。

前提条件

  • ODF Multicluster Orchestratorハブクラスター にインストールされていることを確認します。
  • Mirror Peer の 2 つのクラスターのみが必要です。
  • 各クラスターに、ocp4perf1ocp4perf2 などの一意に識別可能なクラスター名があることを確認してください。

手順

  1. ODF Multicluster Orchestrator をクリックし、Operator の詳細を表示します。

    Multicluster Orchestrator が正常にインストールされた後に View Operator をクリックできます。

  2. Mirror Peer API Create instance をクリックしてから YAML ビューを選択します。
  3. YAML ビューでMirror Peerを作成します。

    1. <cluster1> および <cluster2> を RHACM コンソールのマネージドクラスターの正しい名前に置き換えた後に、以下の YAML をファイル名 mirror-peer.yaml にコピーします。

      apiVersion: multicluster.odf.openshift.io/v1alpha1
      kind: MirrorPeer
      metadata:
        name: mirrorpeer-<cluster1>-<cluster2>
      spec:
        items:
        - clusterName: <cluster1>
          storageClusterRef:
            name: ocs-storagecluster
            namespace: openshift-storage
        - clusterName: <cluster2>
          storageClusterRef:
            name: ocs-storagecluster
            namespace: openshift-storage
      注記

      MirrorPeer はクラスタースコープのリソースであるため、このリソースを作成するために namespace を指定する必要はありません。

    2. 一意の mirror-peer.yaml ファイルの内容を YAML ビューにコピーします。元のコンテンツを完全に置き換える必要があります。
    3. YAML ビュー画面の下部にある Create をクリックします。
  4. Phase 状態を ExchangedSecret として表示できることを確認します。

    注記

    一部のデプロイメントでは、検証用の出力も ExchangingSecret にすることができます。これは受け入れ可能な結果です。

3.4. マネージドクラスターでのミラーリングの有効化

ミラーリングを有効にするには、各マネージドクラスターのストレージクラスターのミラーリング設定を有効にする必要があります。これは、CLI および oc patch コマンドを使用した手動の手順です。

重要

StorageCluster のミラーリングを有効にした後に、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で、oc patch storagecluster コマンド、それに続く検証コマンドを実行する必要があります。

手順

  1. ストレージクラスター名を使用して、クラスターレベルのミラーリングフラグを有効にします。

    $ oc patch storagecluster $(oc get storagecluster -n openshift-storage -o=jsonpath='{.items[0].metadata.name}')  -n openshift-storage --type json --patch  '[{ "op": "replace", "path": "/spec/mirroring", "value": {"enabled": true} }]'

    出力例:

    storagecluster.ocs.openshift.io/ocs-storagecluster patched
  2. デフォルトの Ceph ブロックプールでミラーリングが有効になっていることを確認します。

    $ oc get cephblockpool -n openshift-storage -o=jsonpath='{.items[?(@.metadata.ownerReferences[*].kind=="StorageCluster")].spec.mirroring.enabled}{"\n"}'

    出力例:

    true
  3. rbd-mirror Pod が稼働していることを確認します。

    $ oc get pods -o name -l app=rook-ceph-rbd-mirror -n openshift-storage

    出力例:

    pod/rook-ceph-rbd-mirror-a-6486c7d875-56v2v
  4. daemon の正常性の状態を検証します。

    $ oc get cephblockpool ocs-storagecluster-cephblockpool -n openshift-storage -o jsonpath='{.status.mirroringStatus.summary}{"\n"}'

    出力例:

    {"daemon_health":"OK","health":"OK","image_health":"OK","states":{}}
注記

daemon health および health フィールドが Warning から OK に変わるのに、最長 10 分の時間がかかる可能性があります。ステータスが約 10 分間 OK に変わらない場合は、RHACM コンソールを使用して Submariner アドオン接続が Healthy 状態のままであることを確認します。

第4章 VolumeReplicationClass リソースの作成

VolumeReplicationClass を使用して、レプリケートされる各ボリュームの mirroringMode を指定すると共に、ローカルクラスターからリモートクラスターにボリュームまたはイメージをレプリケートする頻度(例:5 分ごと)を指定します。

注記

このリソースは、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で作成する必要があります。

手順

  1. 以下の YAML を、rbd-volumereplicationclass.yaml のファイル名に保存します。

    apiVersion: replication.storage.openshift.io/v1alpha1
    kind: VolumeReplicationClass
    metadata:
      name: odf-rbd-volumereplicationclass
    spec:
      provisioner: openshift-storage.rbd.csi.ceph.com
      parameters:
        mirroringMode: snapshot
        schedulingInterval: "5m"  # <-- Must be the same as scheduling interval in the DRPolicy
        replication.storage.openshift.io/replication-secret-name: rook-csi-rbd-provisioner
        replication.storage.openshift.io/replication-secret-namespace: openshift-storage
  2. 両方のマネージドクラスターにファイルを作成します。

    $ oc create -f rbd-volumereplicationclass.yaml

    出力例:

    volumereplicationclass.replication.storage.openshift.io/odf-rbd-volumereplicationclass created

第5章 ミラーリング StorageClass リソースの作成

ミラーリング が有効なブロックボリュームは、マネージドクラスター間のイメージレプリケーションのスピードアップを可能にするために必要な追加の imageFeatures を持つ新規の StorageClass を使用して作成する必要があります。新機能は exclusive-lockオブジェクトマップ、 および fast-diff です。デフォルトの OpenShift Data Foundation StorageClass ocs-storagecluster-ceph-rbd にはこれらの機能は含まれません。

注記

このリソースは、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で作成する必要があります。

手順

  1. 以下の YAML をファイル名 ocs-storagecluster-ceph-rbdmirror.yaml に保存します。

    allowVolumeExpansion: true
    apiVersion: storage.k8s.io/v1
    kind: StorageClass
    metadata:
      name: ocs-storagecluster-ceph-rbdmirror
    parameters:
      clusterID: openshift-storage
      csi.storage.k8s.io/controller-expand-secret-name: rook-csi-rbd-provisioner
      csi.storage.k8s.io/controller-expand-secret-namespace: openshift-storage
      csi.storage.k8s.io/fstype: ext4
      csi.storage.k8s.io/node-stage-secret-name: rook-csi-rbd-node
      csi.storage.k8s.io/node-stage-secret-namespace: openshift-storage
      csi.storage.k8s.io/provisioner-secret-name: rook-csi-rbd-provisioner
      csi.storage.k8s.io/provisioner-secret-namespace: openshift-storage
      imageFeatures: layering,exclusive-lock,object-map,fast-diff
      imageFormat: "2"
      pool: ocs-storagecluster-cephblockpool
    provisioner: openshift-storage.rbd.csi.ceph.com
    reclaimPolicy: Delete
    volumeBindingMode: Immediate
  2. 両方のマネージドクラスターにファイルを作成します。

    $ oc create -f ocs-storagecluster-ceph-rbdmirror.yaml

    出力例:

    storageclass.storage.k8s.io/ocs-storagecluster-ceph-rbdmirror created

第6章 マネージドクラスターでの OpenShift-DR Cluster Operator のインストール

手順

  1. 各マネージドクラスターで OperatorHub に移動し、OpenShift-DR Cluster Operator を絞り込みます。
  2. 画面の指示に従って、Operator をプロジェクト openshift-dr-system にインストールします。

    注記

    OpenShift DR Cluster Operator は、プライマリーマネージドクラスターセカンダリーマネージドクラスター の両方にインストールする必要があります。

  3. s3 エンドポイント間の SSL アクセスを設定 して、メタデータを安全なトランスポートプロトコルを使用する MCG オブジェクトバケットの代替クラスターと、オブジェクトバケットへのアクセスを確認するための ハブクラスター に保存できるようにします。

    注記

    すべての OpenShift クラスターが環境の署名済み証明書セットを使用してデプロイされる場合、このセクションは省略できます。

    1. プライマリーマネージドクラスター の Ingress 証明書を展開し、出力を primary.crt に保存します。

      $ oc get cm default-ingress-cert -n openshift-config-managed -o jsonpath="{['data']['ca-bundle\.crt']}" > primary.crt
    2. セカンダリーマネージドクラスターの Ingress 証明書を抽出し、出力を secondary.crt に保存します。

      $ oc get cm default-ingress-cert -n openshift-config-managed -o jsonpath="{['data']['ca-bundle\.crt']}" > secondary.crt
    3. プライマリーマネージドクラスターセカンダリーマネージドクラスター、および ハブクラスター 上のファイル名 cm-clusters-crt.yaml を使用して、リモートクラスターの証明書バンドルを保持する新しい ConfigMap を作成します。

      注記

      この例のように、クラスターごとに 3 つ以上の証明書が存在する可能性があります。

      apiVersion: v1
      data:
        ca-bundle.crt: |
          -----BEGIN CERTIFICATE-----
          <copy contents of cert1 from primary.crt here>
          -----END CERTIFICATE-----
      
          -----BEGIN CERTIFICATE-----
          <copy contents of cert2 from primary.crt here>
          -----END CERTIFICATE-----
      
          -----BEGIN CERTIFICATE-----
          <copy contents of cert3 primary.crt here>
          -----END CERTIFICATE----
      
          -----BEGIN CERTIFICATE-----
          <copy contents of cert1 from secondary.crt here>
          -----END CERTIFICATE-----
      
          -----BEGIN CERTIFICATE-----
          <copy contents of cert2 from secondary.crt here>
          -----END CERTIFICATE-----
      
          -----BEGIN CERTIFICATE-----
          <copy contents of cert3 from secondary.crt here>
          -----END CERTIFICATE-----
      kind: ConfigMap
      metadata:
        name: user-ca-bundle
        namespace: openshift-config
    4. プライマリーマネージドクラスターセカンダリーマネージドクラスター、および ハブクラスター で以下のコマンドを実行してファイルを作成します。

      $ oc create -f cm-clusters-crt.yaml

      出力例:

      configmap/user-ca-bundle created
      重要

      ハブクラスターDRPolicy リソースを使用してオブジェクトバケットへのアクセスを確認するには、同じ ConfigMapcm-clusters-crt.yamlハブクラスター に作成する必要があります。

    5. デフォルトの プロキシー クラスターリソースを変更します。

      1. 以下のコンテンツを新しい YAML ファイル proxy-ca.yaml にコピーし、保存します。

        apiVersion: config.openshift.io/v1
        kind: Proxy
        metadata:
          name: cluster
        spec:
          trustedCA:
            name: user-ca-bundle
      2. この新しいファイルを、プライマリーマネージドクラスターセカンダリーマネージドクラスター、および ハブクラスター 上のデフォルトのプロキシーリソースに適用します。

        $ oc apply -f proxy-ca.yaml

        出力例:

        proxy.config.openshift.io/cluster configured
  4. マルチクラウドオブジェクトゲートウェイ (MCG) キーと外部 S3 エンドポイントを取得します。

    1. MCG が プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター にインストールされているかどうか、および PhaseReady かどうかを確認します。

      $ oc get noobaa -n openshift-storage

      出力例:

      NAME     MGMT-ENDPOINTS                   S3-ENDPOINTS                    IMAGE                                                                                                 PHASE   AGE
      noobaa   ["https://10.70.56.161:30145"]   ["https://10.70.56.84:31721"]   quay.io/rhceph-dev/mcg-core@sha256:c4b8857ee9832e6efc5a8597a08b81730b774b2c12a31a436e0c3fadff48e73d   Ready   27h
    2. 以下の YAML ファイルを、ファイル名 odrbucket.yaml にコピーします。

      apiVersion: objectbucket.io/v1alpha1
      kind: ObjectBucketClaim
      metadata:
        name: odrbucket
        namespace: openshift-dr-system
      spec:
        generateBucketName: "odrbucket"
        storageClassName: openshift-storage.noobaa.io
    3. プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター の両方で、MCG バケット odrbucket を作成します。

      $ oc create -f odrbucket.yaml

      出力例:

      objectbucketclaim.objectbucket.io/odrbucket created
    4. 以下のコマンドを使用して、各マネージドクラスターの odrbucket OBC アクセスキーを base-64 でエンコード された値として展開します。

      $ oc get secret odrbucket -n openshift-dr-system -o jsonpath='{.data.AWS_ACCESS_KEY_ID}{"\n"}'

      出力例:

      cFpIYTZWN1NhemJjbEUyWlpwN1E=
    5. 以下のコマンドを使用して、各マネージドクラスターの odrbucket OBC シークレットキーを base-64 でエンコード された値として展開します。

      $ oc get secret odrbucket -n openshift-dr-system -o jsonpath='{.data.AWS_SECRET_ACCESS_KEY}{"\n"}'

      出力例:

      V1hUSnMzZUoxMHRRTXdGMU9jQXRmUlAyMmd5bGwwYjNvMHprZVhtNw==
  5. マネージドクラスターの S3 シークレットを作成します。

    必要な MCG 情報が抽出されたので、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター に新しいシークレットが作成されているはずです。これらの新規シークレットは、両方のマネージドクラスターの MCG アクセスとシークレットキーを保存します。

    注記

    OpenShift DR には、マネージドクラスターからのワークロードの関連クラスターデータを保存するため、およびフェイルオーバーまたは再配置アクション中のワークロード復旧のオーケストレーションを行うために、1 つ以上の S3 ストアが必要です。これらの手順は、Multicloud Gateway (MCG)を使用して必要なオブジェクトバケットを作成するために適用できます。OpenShift Data Foundation のインストールにより、MCG がすでにインストールされているはずです。

    1. プライマリーマネージドクラスター用の以下の S3 シークレット YAML 形式を、ファイル名 odr-s3secret-primary.yaml にコピーします。

      apiVersion: v1
      data:
        AWS_ACCESS_KEY_ID: <primary cluster base-64 encoded access key>
        AWS_SECRET_ACCESS_KEY: <primary cluster base-64 encoded secret access key>
      kind: Secret
      metadata:
        name: odr-s3secret-primary
        namespace: openshift-dr-system

      &lt ;primary cluster base-64 encoded access key > および < primary cluster base-64 encoded secret access key > を、直前の手順で取得した実際の値に置き換えます。

    2. プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で、このシークレットを作成します。

      $ oc create -f odr-s3secret-primary.yaml

      出力例:

      secret/odr-s3secret-primary created
    3. セカンダリーマネージドクラスター用の以下の S3 シークレット YAML 形式を、ファイル名 odr-s3secret-secondary.yaml にコピーします。

      apiVersion: v1
      data:
        AWS_ACCESS_KEY_ID: <secondary cluster base-64 encoded access key>
        AWS_SECRET_ACCESS_KEY: <secondary cluster base-64 encoded secret access key>
      kind: Secret
      metadata:
        name: odr-s3secret-secondary
        namespace: openshift-dr-system

      <secondary cluster base-64 encoded access key> および <secondary cluster base-64 encoded secret access key> を、手順 4 で取得した実際の値に置き換えます。

    4. プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター で、このシークレットを作成します。

      $ oc create -f odr-s3secret-secondary.yaml

      出力例:

      secret/odr-s3secret-secondary created
      重要

      アクセスキーおよびシークレットキーの値は base-64 でエンコーディングされている 必要があります。キーのエンコードされた値は先の手順で取得されました。

  6. 各マネージドクラスターで OpenShift-DR Cluster Operator ConfigMap を設定します。

    1. 以下のコマンドを使用して、外部 S3 エンドポイント s3CompatibleEndpoint または各マネージドクラスターで MCG のルートを検索します。

      $ oc get route s3 -n openshift-storage -o jsonpath --template="https://{.spec.host}{'\n'}"

      出力例:

      https://s3-openshift-storage.apps.perf1.example.com
      重要

      一意の s3CompatibleEndpoint ルートまたは s3-openshift-storage.apps.<primary clusterID>.<baseDomain> および s3-openshift-storage.apps.<secondary clusterID>.<baseDomain> は、プライマリーマネージドクラスターセカンダリーマネージドクラスター の両方で取得する必要があります。

    2. odrbucket OBC バケット名を検索します。

      $ oc get configmap odrbucket -n openshift-dr-system -o jsonpath='{.data.BUCKET_NAME}{"\n"}'

      出力例:

      odrbucket-2f2d44e4-59cb-4577-b303-7219be809dcd
      重要

      一意の s3Bucketodrbucket-<your value1>odrbucket-<your value2> は、プライマリーマネージドクラスターセカンダリーマネージドクラスター の両方で取得する必要があります。

    3. ConfigMapの ramen-dr-cluster-operator-config を変更して、新規コンテンツを追加します。

      $ oc edit configmap ramen-dr-cluster-operator-config -n openshift-dr-system
    4. s3StoreProfiles で開始する以下の新しいコンテンツを、プライマリーマネージドクラスター および セカンダリーマネージドクラスター の ConfigMap に追加します。

      [...]
      data:
        ramen_manager_config.yaml: |
          apiVersion: ramendr.openshift.io/v1alpha1
          kind: RamenConfig
      [...]
          ramenControllerType: "dr-cluster"
          ### Start of new content to be added
          s3StoreProfiles:
          - s3ProfileName: s3-primary
            s3CompatibleEndpoint: https://s3-openshift-storage.apps.<primary clusterID>.<baseDomain>
            s3Region: primary
            s3Bucket: odrbucket-<your value1>
            s3SecretRef:
              name: odr-s3secret-primary
              namespace: openshift-dr-system
          - s3ProfileName: s3-secondary
            s3CompatibleEndpoint: https://s3-openshift-storage.apps.<secondary clusterID>.<baseDomain>
            s3Region: secondary
            s3Bucket: odrbucket-<your value2>
            s3SecretRef:
              name: odr-s3secret-secondary
              namespace: openshift-dr-system
      [...]

第7章 ハブクラスターへの OpenShift-DR Hub Operator のインストール

前提条件

  • アクセスキーおよびシークレットキーの値は base-64 でエンコードされている ことを確認します。キーのエンコードされた値は以前のセクションで取得され、生成される Secret はマネージドクラスターにすでに作成されたものと 同じ です。

手順

  1. ハブクラスターで OperatorHub に移動し、OpenShift-DR Hub Operator の検索フィルターを使用します。
  2. 画面の指示に従って、Operator をプロジェクト openshift-dr-system にインストールします。
  3. プライマリーマネージドクラスター の以下の S3 シークレット YAML 形式を使用して、ハブクラスターの S3 シークレットを作成します。

    apiVersion: v1
    data:
      AWS_ACCESS_KEY_ID: <primary cluster base-64 encoded access key>
      AWS_SECRET_ACCESS_KEY: <primary cluster base-64 encoded secret access key>
    kind: Secret
    metadata:
      name: odr-s3secret-primary
      namespace: openshift-dr-system

    以下のコマンドを実行して、ハブクラスターにこのシークレットを作成します。

    $ oc create -f odr-s3secret-primary.yaml

    出力例:

    secret/odr-s3secret-primary created
  4. セカンダリーマネージドクラスター の以下の S3 シークレット YAML 形式を使用して、S3 シークレットを作成します。

    apiVersion: v1
    data:
      AWS_ACCESS_KEY_ID: <secondary cluster base-64 encoded access key>
      AWS_SECRET_ACCESS_KEY: <secondary cluster base-64 encoded secret access key>
    kind: Secret
    metadata:
      name: odr-s3secret-secondary
      namespace: openshift-dr-system

    以下のコマンドを実行して、ハブクラスターにこのシークレットを作成します。

    $ oc create -f odr-s3secret-secondary.yaml

    出力例:

    secret/odr-s3secret-secondary created
  5. OpenShift DR Hub Operator の ConfigMap を設定します。

    Operator が正常に作成されると、ramen-hub-operator-config という新しい ConfigMap が作成されます。

    1. 以下のコマンドを実行してファイルを編集します。

      $ oc edit configmap ramen-hub-operator-config -n openshift-dr-system
    2. s3StoreProfiles で開始する以下の新規コンテンツを、ハブクラスターの ConfigMap に追加します。

      [...]
      apiVersion: v1
      data:
        ramen_manager_config.yaml: |
          apiVersion: ramendr.openshift.io/v1alpha1
          kind: RamenConfig
      [...]
          ramenControllerType: "dr-hub"
          ### Start of new content to be added
          s3StoreProfiles:
          - s3ProfileName: s3-primary
            s3CompatibleEndpoint: https://s3-openshift-storage.apps.<primary clusterID>.<baseDomain>
            s3Region: primary
            s3Bucket: odrbucket-<your value1>
            s3SecretRef:
              name: odr-s3secret-primary
              namespace: openshift-dr-system
          - s3ProfileName: s3-secondary
            s3CompatibleEndpoint: https://s3-openshift-storage.apps.<secondary clusterID>.<baseDomain>
            s3Region: secondary
            s3Bucket: odrbucket-<your value2>
            s3SecretRef:
              name: odr-s3secret-secondary
              namespace: openshift-dr-system
      [...]
      注記

      <primary clusterID><secondary clusterID>baseDomain, odrbucket-<your value1>、および odrbucket-<your value2> 変数を、マネージドクラスターの ramen-cluster-operator-config ConfigMap に使用されているものと同じ値に置き換えてください。

第8章 ハブクラスターでの障害復旧ポリシーの作成

OpenShift DR は、RHACM ハブクラスターで Disaster Recovery Policy (DRPolicy)リソース(クラスタースコープ)を使用して、マネージドクラスター間でワークロードをデプロイ、フェイルオーバー、および再配置します。

前提条件

  • ストレージレベルのレプリケーション用にピアリングされている2クラスターのセットがあり、CSI ボリュームレプリケーションが有効になっている必要があります。
  • DRPolicy を使用してワークロードの粒度の粗いRecovery Point Objective (RPO)としても機能する、データレプリケーションの実行頻度を決定するスケジューリング間隔が設定されている必要があります。
  • ポリシーの各クラスターに、OpenShift-DR ClusterおよびHub Operator の ConfigMap で設定される S3 プロファイル名が割り当てられている必要があります。

手順

  1. ハブクラスターで、openshift-dr-system プロジェクトで Installed Operators に移動し、OpenShift DR Hub Operator をクリックします。2 つの利用可能な API(DRPolicy と DRPlacementControl)が表示されるはずです。
  2. DRPolicy の Create instance をクリックし、YAML view をクリックします。
  3. <cluster1> および <cluster2> を RHACM のマネージドクラスターの正しい名前に置き換えてから、以下の YAMLを、ファイル名 drpolicy.yaml に保存します。

    apiVersion: ramendr.openshift.io/v1alpha1
    kind: DRPolicy
    metadata:
      name: odr-policy-5m
    spec:
      drClusterSet:
      - name: <cluster1>
        s3ProfileName: s3-primary
      - name: <cluster2>
        s3ProfileName: s3-secondary
      schedulingInterval: 5m
    注記

    DRPolicy はクラスタースコープのリソースであるため、このリソースを作成するために namespace を指定する必要はありません。

  4. 一意の drpolicy.yaml ファイルの内容を YAML ビューにコピーします。元のコンテンツを完全に置き換える必要があります。
  5. YAML ビュー画面の Create をクリックします。

    重要

    DRPolicy スケジューリングの間隔は、VolumeReplicationClass リソースの作成 セクションで設定される間隔と一致する必要があります。

  6. 以下のコマンドを実行して、DRPolicy が正常に作成されていることを確認します。

    $ oc get drpolicy odr-policy-5m -n openshift-dr-system -o jsonpath='{.status.conditions[].reason}{"\n"}'

    出力例:

    Succeeded

第9章 サンプルアプリケーションの作成

プライマリーマネージドクラスターからセカンダリーマネージドクラスターへのフェイルオーバーをテストし、また元に戻すには、サンプルアプリケーションが必要です。busybox というサンプルアプリケーションを例として使用します。

手順

  1. busybox サンプルアプリケーションのハブクラスターで namespace または プロジェクト を作成します。

    $ oc new-project busybox-sample
    注記

    必要に応じて、busybox-sample 以外のプロジェクト名を使用できます。Advanced Cluster Manager コンソールでサンプルアプリケーションをデプロイする場合は、この手順で作成したものと同じプロジェクト名を使用するようにしてください。

  2. DRPlacementControl リソースを作成します。

    DRPlacementControl は、ハブクラスターにOpenShift DR Hub Operator をインストールした後に利用可能な API です。これは、概説としては、DRPolicy の一部であるクラスター間でのデータ可用性に基づいて配置の決定をオーケストレーションする Advanced Cluster Manager PlacementRule リコンサイラーです。

    1. ハブクラスターで、busybox-sample プロジェクトで Installed Operators に移動し、OpenShift DR Hub Operator をクリックします。2 つの利用可能な API(DRPolicy と DRPlacementControl)が表示されるはずです。
    2. DRPlacementControl のインスタンスを作成してから、YAML ビューに移動します。busybox-sample プロジェクトが選択されていることを確認します。
    3. <cluster1> を Advanced Cluster Manager のマネージドクラスターの正しい名前に置き換えたあと、以下の YAML をファイル名 busybox-drpc.yaml にコピーして保存します。

      apiVersion: ramendr.openshift.io/v1alpha1
      kind: DRPlacementControl
      metadata:
        labels:
          app: busybox-sample
        name: busybox-drpc
      spec:
        drPolicyRef:
          name: odr-policy-5m
        placementRef:
          kind: PlacementRule
          name: busybox-placement
        preferredCluster: <cluster1>
        pvcSelector:
          matchLabels:
            appname: busybox
    4. 一意の busybox-drpc.yaml ファイルの内容を YAML ビューにコピーします (元のコンテンツを完全に置き換え)。
    5. YAML ビュー画面の Create をクリックします。

      以下の CLI コマンドを使用してこのリソースを作成することもできます。

      $ oc create -f busybox-drpc.yaml -n busybox-sample

      出力例:

      drplacementcontrol.ramendr.openshift.io/busybox-drpc created
      重要

      このリソースは、busybox-sample namespace(または先に作成した namespace)に作成する必要があります。

  3. リソーステンプレートのデプロイ先のターゲットクラスターを定義する Placement Rule リソースを作成します。配置ルールを使用すると、アプリケーションのマルチクラスターデプロイメントが容易になります。

    1. 以下の YAML をファイル名 busybox-placementrule.yaml にコピーし、保存します。

      apiVersion: apps.open-cluster-management.io/v1
      kind: PlacementRule
      metadata:
        labels:
          app: busybox-sample
        name: busybox-placement
      spec:
        clusterConditions:
        - status: "True"
          type: ManagedClusterConditionAvailable
        clusterReplicas: 1
        schedulerName: ramen
    2. busybox-sample アプリケーションの PlacementRule リソースを作成します。

      $ oc create -f busybox-placementrule.yaml -n busybox-sample

      出力例:

      placementrule.apps.open-cluster-management.io/busybox-placement created
      重要

      このリソースは、busybox-sample namespace(または先に作成した namespace)に作成する必要があります。

  4. RHACM コンソールを使用したサンプルアプリケーションの作成

    1. まだログインしていない場合は、OpenShift 認証情報を使用して RHACM コンソールにログインします。

      $ oc get route multicloud-console -n open-cluster-management -o jsonpath --template="https://{.spec.host}/multicloud/applications{'\n'}"

      出力例:

      https://multicloud-console.apps.perf3.example.com/multicloud/applications
    2. Applications に移動し、Create application をクリックします。
    3. 種類は Subscriptionを選択します。
    4. アプリケーションの Namebusybox など)および Namespacebusybox-sample など)を入力します。
    5. Repository location for resources セクションで Repository type Git を選択します。
    6. サンプルアプリケーションの github Branch および Path で、 Git リポジトリー URL を入力します。リソース busybox Pod および PVC が作成されます。

      Branchmain で、Pathbusybox-odr である https://github.com/RamenDR/ocm-ramen-samples として、サンプルアプリケーションリポジトリーを使用します。

      重要

      先に進む前に、新しい StorageClass ocs-storagecluster-ceph-rbdmirror が [Create Mirroring StorageClass リソース] で説明されているように作成されていることを確認します。

      以下のコマンドを使用して、これが作成されていることを確認します。

      oc get storageclass | grep rbdmirror | awk '{print $1}'

      出力例:

      ocs-storagecluster-ceph-rbdmirror
    7. Select clusters to deploy to セクションまでフォームを下にスクロールして、Select an existing placement configuration をクリックします。
    8. ドロップダウンリストから Existing Placement Rule (busybox-placement など) を選択します。
    9. 保存 をクリックします。

      アプリケーションが作成されると、アプリケーションの詳細ページが表示されます。Resource topology セクションまでスクロールダウンできます。トポロジーの要素とアプリケーションに Green チェックマークが必要です。

      注記

      詳細な情報を表示するには、トポロジー要素のいずれかをクリックすると、トポロジービューの右側にウィンドウが表示されます。

  5. サンプルアプリケーションのデプロイメントおよびレプリケーションを確認します。

    busybox アプリケーションが(DRPlacementControl で指定された)preferredCluster にデプロイされたので、デプロイメントを検証できるようになりました。

    1. busybox が RHACM によってデプロイされたマネージドクラスターにログオンします。

      $ oc get pods,pvc -n busybox-sample

      出力例:

      NAME          READY   STATUS    RESTARTS   AGE
      pod/busybox   1/1     Running   0          6m
      
      NAME                                STATUS   VOLUME                                     CAPACITY   ACCESS MODES   STORAGECLASS                  AGE
      persistentvolumeclaim/busybox-pvc   Bound    pvc-a56c138a-a1a9-4465-927f-af02afbbff37   1Gi        RWO            ocs-storagecluster-ceph-rbd   6m
    2. レプリケーションリソースも busybox PVC に作成されていることを確認します。

      $ oc get volumereplication,volumereplicationgroup -n busybox-sample

      出力例:

      NAME                                                             AGE   VOLUMEREPLICATIONCLASS           PVCNAME       DESIREDSTATE   CURRENTSTATE
      volumereplication.replication.storage.openshift.io/busybox-pvc   6m   odf-rbd-volumereplicationclass   busybox-pvc   primary        Primary
      
      NAME                                                       AGE
      volumereplicationgroup.ramendr.openshift.io/busybox-drpc   6m
    3. Primary managed clusterSecondary マネージドクラスター の両方で以下のコマンドを実行して、busybox ボリュームが代替クラスターに複製されていることを確認します。

      $ oc get cephblockpool ocs-storagecluster-cephblockpool -n openshift-storage -o jsonpath='{.status.mirroringStatus.summary}{"\n"}'

      出力例:

      {"daemon_health":"OK","health":"OK","image_health":"OK","states":{"replaying":2}}
      注記

      両方のマネージドクラスターの出力はまったく同じで、新しいステータスが "states":{"replaying":2}` となっているはずです。

9.1. サンプルアプリケーションの削除

RHACM コンソールを使用してサンプルアプリケーション busybox を削除できます。

手順

  1. RHACM コンソールで、Applications に移動します。
  2. 削除するサンプルアプリケーションを検索します (例: busybox)。
  3. 削除するアプリケーションの横にある Action メニュー (⋮) をクリックします。
  4. Delete application をクリックします。

    Delete application を選択すると、アプリケーション関連のリソースも削除すべきかどうかを求める新規画面が表示されます。

  5. Remove application related resources チェックボックスを選択して、Subscription および PlacementRule を削除します。
  6. 削除 をクリックします。これにより、Primary マネージドクラスター(またはアプリケーションが実行しているクラスター)の busybox アプリケーションが削除されます。
  7. RHACM コンソールを使用して削除されたリソースのほかに、busybox アプリケーションの削除直後に DRPlacementControl も削除する必要があります。

    1. ハブクラスターの OpenShift Web コンソールにログインし、プロジェクト busybox-sample の Installed Operators に移動します。
    2. OpenShift DR Hub Operator をクリックした後、DRPlacementControl タブをクリックします。
    3. 削除する busybox アプリケーション DRPlacementControl の横にあるアクションメニュー (⋮) をクリックします。
    4. Delete DRPlacementControl をクリックします。
    5. 削除 をクリックします。
注記

このプロセスを使用して、DRPlacementControl リソースでアプリケーションを削除できます。DRPlacementControl リソースは、CLI を使用してアプリケーション namespace で削除することもできます。

第10章 マネージドクラスター間のアプリケーションのフェイルオーバー

本セクションでは、busybox サンプルアプリケーションをフェイルオーバーする方法を説明します。Regional-DR のフェイルオーバー方法はアプリケーションベースです。この方法で保護される各アプリケーションには、Create Sample Application for DR testing セクションで説明されているように、対応する DRPlacementControl リソースとアプリケーション namespace で作成された PlacementRule リソースが必要です。

手順

  1. ハブクラスターで Installed Operators に移動し、Openshift DR Hub Operator をクリックします。
  2. DRPlacementControl タブをクリックします。
  3. DRPC busybox-drpc をクリックしてから、YAML ビューをクリックします。
  4. 以下のスクリーンショットのように、action および failoverCluster の詳細を追加します。failoverCluster はセカンダリーマネージドクラスターの ACM クラスター名である必要があります。

    DRPlacementControl add action Failover

    Image show where to add the action Failover in the YAML view

  5. 保存 をクリックします。
  6. アプリケーションの busybox がセカンダリーマネージドクラスター(YAML ファイルに指定されるフェイルオーバークラスター ocp4perf2)で実行されていることを確認します。

    $ oc get pods,pvc -n busybox-sample

    出力例:

    NAME          READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    pod/busybox   1/1     Running   0          35s
    
    NAME                                STATUS   VOLUME                                     CAPACITY   ACCESS MODES   STORAGECLASS                  AGE
    persistentvolumeclaim/busybox-pvc   Bound    pvc-79f2a74d-6e2c-48fb-9ed9-666b74cfa1bb   5Gi        RWO            ocs-storagecluster-ceph-rbd   35s
  7. busybox がプライマリーマネージドクラスターで実行していないことを確認します。

    $ oc get pods,pvc -n busybox-sample

    出力例:

    No resources found in busybox-sample namespace.
重要

リリースノートの Known Issues に記載されている既知の Regional-DR の問題に注意してください。

Developer プレビュー機能に関してサポートが必要な場合には、ocs-devpreview@redhat.com メーリングリストに連絡してください。Red Hat Development Team のメンバーが稼働状況とスケジュールに応じて可能な限り迅速に対応します。

第11章 マネージドクラスター間のアプリケーションの再配置

再配置操作はフェイルオーバーと非常に似ています。移動はアプリケーションベースで、DRPlacementControl を使用して再配置をトリガーします。再配置の主な相違点は、resync を発行して、セカンダリーマネージドクラスターに保存されている新規アプリケーションデータが即時にあり、ミラーリングスケジュールの間隔を待機せず、プライマリーマネージドクラスターに複製されるという点です。

手順

  1. ハブクラスターで Installed Operators に移動し、Openshift DR Hub Operator をクリックします。
  2. DRPlacementControl タブをクリックします。
  3. DRPC busybox-drpc をクリックしてから、YAML ビューをクリックします。
  4. actionRelocate に変更

    DRPlacementControl modify action to Relocate

    Image show where to modify the action in the YAML view

  5. 保存 をクリックします。
  6. アプリケーションの busybox がプライマリーマネージドクラスターで実行しているか、YAML ファイルで指定されたクラスターの ocp4perf2 をフェイルオーバーしているかどうかを確認します。

    $ oc get pods,pvc -n busybox-sample

    出力例:

    NAME          READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    pod/busybox   1/1     Running   0          60s
    
    NAME                                STATUS   VOLUME                                     CAPACITY   ACCESS MODES   STORAGECLASS                  AGE
    persistentvolumeclaim/busybox-pvc   Bound    pvc-79f2a74d-6e2c-48fb-9ed9-666b74cfa1bb   5Gi        RWO            ocs-storagecluster-ceph-rbd   61s
  7. busybox がセカンダリーマネージドクラスターで実行しているかどうかを確認します。busybox アプリケーションは、このマネージドクラスターでは実行しないようにしてください。

    $ oc get pods,pvc -n busybox-sample

    出力例:

    No resources found in busybox-sample namespace.
重要

リリースノートの Known Issues に記載されている既知の Regional-DR の問題に注意してください。

Developer プレビュー機能に関してサポートが必要な場合には、ocs-devpreview@redhat.com メーリングリストに連絡してください。Red Hat Development Team のメンバーが稼働状況とスケジュールに応じて可能な限り迅速に対応します。