第1章 OpenShift Data Foundation のデプロイの準備

動的またはローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation を OpenShift Container Platform にデプロイすると、内部クラスターリソースを作成するオプションが提供されます。これにより、ベースサービスの内部プロビジョニングが可能になり、追加のストレージクラスをアプリケーションで使用できるようになります。

動的またはローカルストレージを使用して Red Hat OpenShift Data Foundation のデプロイメントを開始する前に、リソース要件を満たしていることを確認してください。デプロイメントのプランニング を参照してください。

  1. オプション: 外部の鍵管理システム (KMS) HashiCorp Vault を使用してクラスター全体の暗号化を有効にする場合は、次の手順に従います。

  2. オプション: 外部の鍵管理システム (KMS) Thales CipherTrust Manager を使用してクラスター全体の暗号化を有効にする場合は、まず Key Management Interoperability Protocol (KMIP) を有効にして、サーバーで署名付き証明書を使用する必要があります。以下の手順に従ってください。

    1. KMIP クライアントが存在しない場合は作成します。ユーザーインターフェイスから、KMIPClient ProfileAdd Profile を選択します。

      1. プロファイルの作成中に、CipherTrust のユーザー名を Common Name フィールドに追加します。
    2. KMIPRegistration TokenNew Registration Token に移動してトークンを作成します。次のステップのためにトークンをコピーしておきます。
    3. クライアントを登録するために、KMIPRegistered ClientsAdd Client に移動します。Name を指定します。前のステップの Registration Token を貼り付けて、Save をクリックします。
    4. Save Private KeySave Certificate をクリックして、それぞれ秘密鍵とクライアント証明書をダウンロードします。
    5. 新しい KMIP インターフェイスを作成するために、Admin SettingsInterfacesAdd Interface に移動します。

      1. KMIP Key Management Interoperability Protocol を選択し、Next をクリックします。
      2. 空いている Port を選択します。
      3. Network Interface として all を選択します。
      4. Interface Mode として TLS, verify client cert, user name taken from client cert, auth request is optional を選択します。
      5. (オプション) 物理削除を有効にして、鍵が削除されたときにメタデータとマテリアルの両方を削除することができます。これはデフォルトでは無効になります。
      6. 使用する CA を選択し、Save をクリックします。
    6. サーバー CA 証明書を取得するために、新しく作成されたインターフェイスの右側にあるアクションメニュー (⋮) をクリックし、Download Certificate をクリックします。
    7. オプション: デプロイ時に StorageClass 暗号化を有効にする場合は、キー暗号化キー (KEK) として機能するキーを作成します。

      1. KeysAdd Key に移動します。
      2. Key Name を入力します。
      3. AlgorithmSize をそれぞれ AES256 に設定します。
      4. Create a key in Pre-Active state を有効にして、アクティベーションの日時を設定します。
      5. Key UsageEncryptDecrypt が有効になっていることを確認します。
      6. 新しく作成した鍵の ID をコピーして、デプロイメント中に一意の識別子として使用します。
  3. ノードの最小要件

    OpenShift Data Foundation クラスターは、標準のデプロイメントリソース要件を満たしていない場合に、最小の設定でデプロイされます。プランニングガイドの リソース要件 セクションを参照してください。

  4. 障害復旧の要件 テクノロジープレビュー

    Red Hat OpenShift Data Foundation でサポートされる障害復旧機能では、障害復旧ソリューションを正常に実装するために以下の前提条件をすべて満たす必要があります。

    詳細な要件については、OpenShift ワークロード用の OpenShift Data Foundation Disaster Recovery の設定 ガイド、および Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes ドキュメントの インストールガイド要件と推奨事項 のセクションを参照してください。

  5. ローカルストレージデバイスを使用したデプロイは、ローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation をインストールするための要件 を確認します。これらは、動的ストレージデバイスを使用するデプロイメントには該当しません。

1.1. ローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Data Foundation をインストールするための要件

ノードの要件

クラスターは少なくとも 3 つの OpenShift Container Platform ワーカーノードで設定されており、ノードごとにローカルに接続されたストレージデバイスを備えている。

  • 選択した 3 つのノードのそれぞれで、少なくとも 1 つの raw ブロックデバイスが使用できる。OpenShift Data Foundation は、1 つ以上の使用可能な raw ブロックデバイスを使用します。
  • 使用するデバイスが空である。ディスクには物理ボリューム (PV)、ボリュームグループ (VG)、または論理ボリューム (LV) を含めないでください。

詳細は、プランニングガイドリソース要件 セクションを参照してください。

ディザスタリカバリーの要件 テクノロジープレビュー

Red Hat OpenShift Data Foundation でサポートされる障害復旧機能では、障害復旧ソリューションを正常に実装するために以下の前提条件をすべて満たす必要があります。

  • 有効な Red Hat OpenShift Data Foundation Advanced サブスクリプション。
  • 有効な Red Hat Advanced Cluster Management (RHACM) for Kubernetes サブスクリプション。

OpenShift Data Foundation のサブスクリプションの仕組みを確認するには、OpenShift Data Foundation subscriptions に関するナレッジベースの記事 を参照してください。

詳細な障害復旧の要件は、OpenShift ワークロード用の OpenShift Data Foundation Disaster Recovery の設定 ガイド、および Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes ドキュメントの インストールガイド要件と推奨事項 のセクションを参照してください。

Arbiter ストレッチクラスターの要件 [テクノロジープレビュー]

この例では、3 番目のゾーンを Arbiter の場所とした上で、単一クラスターが 2 つのゾーンに展開されます。これはテクノロジープレビュー機能であり、現時点では OpenShift Container Platform オンプレミスおよび同じデータセンターでのデプロイメントを目的としています。このソリューションは、複数のデータセンターにまたがる展開にはお勧めできません。代わりに、Metro-DR を、低遅延ネットワークを備えた複数のデータセンターに展開されたデータ損失のない DR ソリューションの最初のオプションとして検討してください。

詳細な要件と手順については、ストレッチクラスター用の OpenShift Data Foundation の設定に関する ナレッジベースの記事 を参照してください。

OpenShift Data Foundation のサブスクリプションの仕組みを確認するには、OpenShift Data Foundation subscriptions に関するナレッジベースの記事 を参照してください。

注記

スケーリングロジックが競合しているため、フレキシブルスケーリングと arbiter の両方を同時に有効にすることはできません。フレキシブルスケーリングを使用すると、一度に 1 つのノードを OpenShift Data Foundation クラスターに追加することができます。Arbiter クラスターでは、2 つのデータゾーンごとに 1 つ以上のノードを追加する必要があります。

ノードの最小要件

OpenShift Data Foundation クラスターは、標準のデプロイメントリソース要件を満たしていない場合に、最小の設定でデプロイされます。

詳細は、プランニングガイドリソース要件 セクションを参照してください。