6.3. OpenShift Container Storage のクラスターロギング

クラスターロギングをデプロイして、各種の OpenShift Container Platform サービスについてのログを集計できます。クラスターロギングのデプロイ方法については、Deploying cluster logging を参照してください。

OpenShift Container Platform の初回のデプロイメントでは、OpenShift Container Storage はデフォルトで設定されず、OpenShift Container Platform クラスターはノードから利用可能なデフォルトストレージのみに依存します。OpenShift ロギング (ElasticSearch) のデフォルト設定を OpenShift Container Storage で対応されるように編集し、OpenShift Container Storage でサポートされるロギング (Elasticsearch) を設定できます。

重要

これらのサービスに十分なストレージ容量があることを常に確認してください。これらの重要なサービスのストレージ領域が不足すると、ロギングアプリケーションは動作しなくなり、復元が非常に困難になります。

Red Hat は、これらのサービスのキュレーションおよび保持期間を短く設定することを推奨します。詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントで クラスターロギング Curator について参照してください。

これらのサービスのストレージ領域が不足している場合は、Red Hat カスタマーポータルにお問い合わせください。

6.3.1. 永続ストレージの設定

ストレージクラス名およびサイズパラメーターを使用して、 Elasticsearch クラスターの永続ストレージクラスおよびサイズを設定できます。Cluster Logging Operator は、これらのパラメーターに基づいて、Elasticsearch クラスターの各データノードについて Persistent Volume Claim (永続ボリューム要求、PVC) を作成します。以下に例を示します。

spec:
    logStore:
      type: "elasticsearch"
      elasticsearch:
        nodeCount: 3
        storage:
          storageClassName: "ocs-storagecluster-ceph-rbd”
          size: "200G"

この例では、クラスター内の各データノードが 200GiBocs-storagecluster-ceph-rbd ストレージを要求する Persistent Volume Claim(永続ボリューム要求、PVC) にバインドされるように指定します。それぞれのプライマリーシャードは単一のレプリカによってサポートされます。シャードのコピーはすべてのノードにレプリケートされ、常に利用可能となり、冗長性ポリシーにより 2 つ以上のノードが存在する場合にコピーを復元できます。Elasticsearch レプリケーションポリシーについての詳細は、About deploying and configuring cluster loggingElasticsearch レプリケーションポリシー について参照してください。

注記

ストレージブロックを省略すると、デプロイメントはデフォルトのストレージでサポートされます。以下に例を示します。

spec:
    logStore:
      type: "elasticsearch"
      elasticsearch:
        nodeCount: 3
        storage: {}

詳細は、Configuring cluster logging を参照してください。