第3章 機能拡張

ここでは、Red Hat OpenShift Container Storage 4.8 で導入された主な拡張機能について説明します。

1 つ以上の OSD 要求を処理する時間が長い場合にユーザーに通知を改善するために新規アラートを追加

このアラートは、OpenShift Container Storage の管理者に低速な操作について通知することが重要です。これは、極端の負荷、低速なストレージデバイス、またはソフトウェアのバグを示します。ユーザーは、Ceph のステータスを確認して低速さの有無を確認することができます。

ClusterObjectStoreState アラートメッセージは、RADOS Object Gatewa y(RGW) が利用できない場合に生成されます。

以前のバージョンでは、RADOS Object Gateway (RGW) が利用できないか、または正常ではない場合、ClusterObjectStoreState アラートメッセージは生成されませんでした。OpenShift Container Storage Operator に実装される修正では、RADOS Object Gateway (RGW) が利用できない場合に、または正常ではない場合に ClusterObjectStoreState アラートが表示されるようになりました。

プールで圧縮を有効または無効にする機能

OpenShift Container Storage 4.8 以降では、ユーザーインターフェースを使用して、プールで圧縮を有効または無効にすることができます。

OpenShift Container Platform ユーザーインターフェースを使用して namespace バケットを作成する機能を追加

namespace バケットは、OpenShift Container Platform ユーザーインターフェースを使用して追加できます。namespace バケットは、クラウドまたは S3 と互換性のあるストレージ (オンプレミス) の既存オブジェクトバケットの集計ビューを提供します。ユーザーインターフェースを使用して namespace バケットを追加する方法の詳細は、「OpenShift Container Platform ユーザーインターフェースを使用した namespace バケットの追加」を参照してください。

初回のデプロイメント時に利用可能なすべてのデバイスの使用およびローカルストレージデバイスのスケールアップ

割り当てられたモードのデプロイメントですべてのローカルストレージデバイスが、ローカルで利用可能なストレージデバイスをすべて使用するようになりました。同様に、容量を追加してスケールアップする際に、利用可能なストレージデバイスをすべて追加できます。

ノードドレイン(解放)以外の理由により OSD が停止している場合に、障害ドメインに no-out フラグを追加しないようにします。

ディスク障害により OSD がダウンすると、障害ドメインに no-out フラグが追加されます。これにより、OSD が標準の ceph mon_osd_down_out_interval を使用してマークアウトされないようにします。今回の更新により、ノードのドレイン以外の理由で OSD がダウンすると、pgs が正常でなくなると、他の障害ドメインでブロックする PodDisruptionBudget が作成され、さらにノードがドレインされないようにするようになります。この場合、noout フラグはノードに設定されません。OSD がダウンしているものの、すべての pgs が active+clean の場合、クラスターは完全に正常なものとして処理されます。デフォルトの PodDisruptionBudget (maxUnavailable=1 を使用) は再び追加され、ブロックするものが削除されます。