2.3. ノードのタイプ
ノードはコンテナーランタイムとサービスを実行し、コンテナーが実行中の状態にし、Pod 間のネットワーク通信および分離を保ちます。OpenShift Container Storage には、3 種類のノードがあります。
表2.1 ノードの種類
ノードタイプ | 説明 |
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マスター | これらのノードは、Kubernetes API を公開し、新たに作成された Pod を監視およびスケジュールし、ノードの正常性および数量を維持し、基礎となるクラウドプロバイダーとの対話を制御するプロセスを実行します。 |
インフラストラクチャー (インフラ) | インフラストラクチャーノードは、ロギング、メトリクス、レジストリー、およびルーティングなどのクラスターレベルのインフラストラクチャーサービスを実行します。これらは OpenShift Container Platform クラスターでオプションになります。仮想化環境およびクラウド環境で OpenShift Container Storage 用に infra ノードを使用することが推奨されます。
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ワーカー | ワーカーノードは、アプリケーションを実行するため、アプリケーションノードとしても知られています。 OpenShift Container Storage が内部モードでデプロイされる場合、3 つのワーカーノードで設定される最小クラスターが必要になります。ここで、可用性を確保するためにノードは 3 つの別々のラックまたはアベイラビリティーゾーンに分散することを推奨します。OpenShift Container Storage がワーカーノードで実行されるようにするには、ローカルストレージデバイスまたはポータブルストレージデバイスのいずれかがそれらに動的に接続される必要があります。 外部モードでデプロイされると、複数のノードで実行され、障害の発生時に利用可能なノードでの K8S による再スケジュールが可能になります。 ポータブルストレージデバイスの例には、EC2 の EBS ボリューム、VMware の vSphere Virtual Volume、または PowerVC に動的にプロビジョニングされる SAN ボリュームがあります。 |
ストレージワークロードのみを実行するノードには、Red Hat OpenShift Container Storage のサブスクリプションが必要です。ストレージワークロードに加えて他のワークロードを実行するノードには、Red Hat OpenShift Container Storage および Red Hat OpenShift Container Platform サブスクリプションの両方が必要です。詳細は、6章サブスクリプション を参照してください。