1.2. IBM Cloud Satellite へのデプロイ

IBM Cloud Satellite では、オンプレミスデータセンターや別のクラウドプロバイダーなど、独自のインフラストラクチャーでロケーションを作成して、IBM Cloud サービスを、データがある場所などの任意の場所に移すことができます。Red Hat OpenShift Container Storage を使用してデータを保存する場合は、Satellite ストレージテンプレートを使用して、Satellite の場所にあるクラスター全体に OpenShift Container Storage を一貫してインストールできます。テンプレートは、ローカルディスクへのデバイスパスや、ボリュームを動的にプロビジョニングするために使用するストレージクラスなど、さまざまな OpenShift Container Storage パラメーターの Satellite 設定を作成するのに役立ちます。次に、Satellite 設定を OpenShift Container Storage をインストールするクラスターに割り当てます。

OperatorHub からのインストールではなく、Satellite ストレージを使用した OpenShift Container Storage のインストールについての利点

  • バージョンを OpenShift Container Storage 設定で作成して、複数のクラスターにインストールするか、または既存の設定を拡張します。
  • OpenShift Container Storage を一貫した方法で複数のクラスターで 更新します。
  • 開発者がクラスター全体で永続ストレージに使用できるストレージクラスを標準化します。
  • Satellite Config を使用してアプリケーションに同様のデプロイメントパターンを使用します。
  • ワーカーノードでローカルディスクを使用する OpenShift Container Storage クラスター、またはストレージプロバイダーから動的にプロビジョニングされたボリュームを使用する OpenShift Container Storage クラスターのテンプレートから選択します。
  • テンプレートに認証情報を指定して、IBM Cloud Object Storage と統合します。

1.2.1. IBM Cloud Satellite のワーカーノードに存在するローカルストレージを使用する OpenShift Container Storage の使用

ワーカーノードにあるローカルストレージを使用する OpenShift Container Storage 設定の場合、Satellite テンプレートを使用して OpenShift Container Storage 設定を設定できます。クラスターは、CPU およびメモリー要件、ならびに利用可能な raw 形式の未フォーマットのアンマウントされたディスクのサイズ要件などの特定の要件を満たす必要があります。ワーカーノードにすでに存在するローカルストレージデバイス、またはワーカーノードに割り当てる静的にプロビジョニングされた raw ボリュームを使用する場合、ローカルの OpenShift Container Storage 設定を選択します。

詳細は、IBM Cloud Satellite のローカルの OpenShift Container Storage ストレージについてのドキュメント を参照してください。