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9.2. Google Cloud インフラストラクチャーの OpenShift Container Storage ノードへの容量の追加によるストレージのスケールアップ
以下の手順を使用して、設定された Red Hat OpenShift Container Storage ワーカーノードにストレージ容量を追加し、パフォーマンスを強化します。
前提条件
- 実行中の OpenShift Container Storage Platform
- OpenShift Web コンソールの管理者権限
- デプロイメント時にプロビジョニングされたストレージクラス以外のストレージクラスを使用してスケーリングするには、最初に追加のストレージクラスを定義します。詳細は、「ストレージクラスの作成」を参照してください。
手順
- OpenShift Web コンソールにログインします。
- Operators → Installed Operators をクリックします。
- OpenShift Container Storage Operator をクリックします。
- Storage Cluster タブをクリックします。
- 表示されるリストには 1 つの項目のみが含まれます。右端の (⋮) をクリックして、オプションメニューを拡張します。
- オプションメニューから Add Capacity を選択します。
Storage Class を選択します。
HDD を使用するデフォルトのストレージクラスを使用している場合は、ストレージクラスを
standard
に設定します。ただし、パフォーマンスを向上させるために SSD ベースのディスクを使用するようにストレージクラスを作成している場合は、ストレージクラスを選択する必要があります。Raw Capacity フィールドには、ストレージクラスの作成時に設定されるサイズが表示されます。OpenShift Container Storage はレプリカ数 3 を使用するため、消費されるストレージの合計量はこの量の 3 倍になります。
- Add をクリックし、クラスターの状態が Ready になるまで待機します。
検証手順
Overview → Persistent Storage タブに移動してから、Raw Capacity breakdown カードをチェックします。
容量は選択に応じて増大することに注意してください。
注記Raw 容量はレプリケーションを考慮せず、フル容量を表示します。
3 つの新規 OSD およびそれらの対応する新規 PVC が作成されていることを確認します。
新規作成された OSD の状態を表示するには、以下を実行します。
- OpenShift Web コンソールから Workloads → Pods をクリックします。
-
Project ドロップダウンリストから
openshift-storage
を選択します。
Pod の状態を確認します。
- OpenShift Web コンソールで、Storage → Persistent Volume Claims をクリックします。
-
Project ドロップダウンリストから
openshift-storage
を選択します。
(オプション) クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
新規 OSD Pod が実行しているノードを特定します。
$ oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/<OSD pod name>
以下は例になります。
oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/rook-ceph-osd-0-544db49d7f-qrgqm
直前の手順で特定されたノードごとに、以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
「lsblk」を実行し、
ocs-deviceset
名の横にある「crypt」キーワードを確認します。$ lsblk
ノードまたは OSD を削除して削減するかどうかに関わらず、クラスターの削減は現時点でサポートされていません。