第5章 テクノロジープレビュー

このセクションでは、Red Hat OpenShift Container Storage 4.7 で導入されたテクノロジープレビュー機能について説明します。

ストレージクラスを使用した永続ボリュームの暗号化

デバイスの暗号化キーを保存するために外部の鍵管理システム (KMS) を使用して、ストレージクラスの暗号化で永続ボリューム (ブロックのみ) を暗号化できます。永続ボリュームの暗号化は RADOS Block Device (RBD) 永続ボリュームでのみ利用できます。ストレージクラスの暗号化は OpenShift Container Storage 4.7 以降でサポートされます。詳細は、永続ボリュームの暗号化を使用したストレージクラスの作成方法 について参照してください。

Arbiter を使用した障害復旧

Red Hat OpenShift Container Storage は、metro 障害復旧 (展開されるクラスター - Arbiter) 機能を提供するようになりました。この機能により、ストレージクラスターの作成時に、3 番目のゾーンを Arbiter の場所とした上で、単一クラスターを 2 つのゾーンに展開できます。詳細は、デプロイメントプランニングガイドの 障害復旧 について参照してください。

オブジェクトバケットのキャッシュポリシー

Red Hat OpenShift Container Storage の Multicloud Object Gateway では、キャッシュバケットを作成できるようになりました。キャッシュバケットは、ハブのターゲットとキャッシュターゲットが指定された namespace バケットです。詳細は、オブジェクトバケットのキャッシュポリシー について参照してください。

Red Hat OpenStack Platform のテクノロジープレビュー機能のサポート

OpenShift Container Storage が Red Hat OpenStack Platform にインストールされ、管理できるようになりました。詳細は、Red Hat OpenStack Platform を使用した OpenShift Container Storage のデプロイおよび管理 ガイドを参照してください。

最小デプロイメントのテクノロジープレビューのサポート

OpenShift Container Storage は、標準のデプロイメントリソース要件を満たしていない場合に、最小の設定でデプロイできるようになりました。詳細は、プランニングガイドの デプロイメントリソースの最小要件 について参照してください。

コンパクトデプロイメントのテクノロジープレビューのサポート

OpenShift Container Storage は、3 ノードの OpenShift のコンパクトなベアメタルクラスターにインストールできるようになりました。ここでは、すべてのワークロードが 3 つの強力なマスターノードで実行されます。ワーカーノードまたはストレージノードは含まれません。

コンパクトなベアメタルクラスターで OpenShift Container Platform を設定するには、3 ノードクラスターの設定 について、また エッジデプロインメントの 3 ノードアーキテクチャーの提供 について参照してください。

追加デバイスを使用したストレージ容量の拡張

管理者は、デプロイメント時に定義されるストレージクラス以外のストレージクラスを使用してストレージ容量をスケールアップできるようになりました。まず既存のストレージクラスに基づいて新規ストレージクラスを定義し、OpenShift Container Storage 容量の拡張が必要な場合にストレージクラスを選択します。詳細は、ストレージのスケーリング について参照してください。