第1章 ローカルストレージデバイスを使用したデプロイメント

ローカルストレージデバイスを使用して OpenShift Container Storage を OpenShift Container Platform にデプロイすると、内部クラスターリソースを作成するオプションが提供されます。このデプロイメント方法に従って、ローカルストレージを使用して OpenShift Container Platform アプリケーションの永続ボリュームをサポートするようにします。

このセクションを使用して、OpenShift Container Platform がすでにインストールされている IBM Z インフラストラクチャーに OpenShift Container Storage をインストールします。

ローカルストレージデバイスを使用した OpenShift Container Storage をデプロイするには、以下を実行します。

1.1. ローカルストレージデバイスを使用した OpenShift Container Storage のインストール要件

  • OpenShift Container Platform 4.6 以上のバージョンにアップグレードしてから OpenShift Container Storage 4.6 をデプロイする必要があります。詳細は、Updating OpenShift Container Platform clusters ガイドを参照してください。
  • ローカルストレージ Operator が Red Hat OpenShift Container Storage で完全にサポートされるために、ローカルストレージ Operator のバージョンは Red Hat OpenShift Container Platform バージョンと一致する必要があります。ローカルストレージ Operator は、Red Hat OpenShift Container Platform のアップグレード時にアップグレードされません。
  • クラスターに、それぞれローカルに接続されたストレージデバイスを持つ OpenShift Container Platform ワーカーノードを 3 つ以上設定する必要があります。

    • 3 つのノードのそれぞれには、OpenShift Container Storage で使用できる raw ブロックデバイスが少なくとも 1 つ必要です。
    • 使用するデバイスは空である必要があります。つまり、ディスクには永続ボリューム (PV)、ボリュームグループ (VG)、または論理ボリューム (LV) がない状態でなければなりません。
  • 以前のバージョンから OpenShift Container Storage 4.6 にアップグレードした場合、アップグレード後の手順に従って LocalVolumeDiscovery オブジェクトを作成していることを確認します。詳細は、更新後の設定の変更 について参照してください。
  • 以前のバージョンの OpenShift Container Storage からアップグレードした場合は、更新後の設定の変更 で説明されているように、LocalVolumeSet オブジェクトを作成し、デバイスの自動プロビジョニングを有効にします。
  • ノードの最小要件については、プランニングガイドの リソース要件 セクションを参照してください。