第2章 新機能

ここでは、Red Hat OpenShift Container Storage 4.5 で導入された新機能および主な拡張機能について説明します。

外部モードの概要

Red Hat OpenShift Container Storage は、OpenShift Container Platform クラスター外で実行されている Red Hat Ceph Storage サービスをストレージクラスとして公開します。

以下の場合、外部モードが主に使用されます。

  • 複数の OpenShift Container Platform クラスターが共通の外部クラスターからストレージサービスを使用する必要がある
  • 個別チーム(SRE、ストレージなど)はストレージサービスを提供する外部クラスターを管理する必要がある

詳細は、「外部モードの要件」および「 外部ストレージクラスターデバイスの作成方法」を参照してください。

プロキシー環境のサポート

プロキシー環境は、インターネットへの直接アクセスを拒否し、代わりに利用可能な HTTP または HTTPS プロキシーを提供する実稼働環境です。Red Hat Openshift Container Platform はプロキシーを使用するように設定できます。この場合、OpenShift Container Storage バージョン 4.5 以降はその設定を自動的に使用します。

エアギャップ (air-gap) のネットワーク接続が切断された環境のサポート

OpenShift の非接続環境では、OLM カタログおよび Red Hat イメージレジストリーにアクセスできません。OpenShift Container Storage をこの環境で実行できるようになりました。

FIPS-140-2

Red Hat OpenShift Container Storage は、Red Hat Enterprise Linux OS/CoreOS によって配信される FIPS で検証済みの暗号モジュールを使用するようになりました。OpenShift Container Storage は、FIPS 暗号のサポート についてのドキュメントで説明されているように OpenShift Container Platform と連携します。

現時点で、暗号モジュールは Cryptographic Module Validation Program (CMVP) によって処理され、それらの状態は Modules in Process List で確認できます。最新の情報については、このナレッジベースのアーティクルを参照してください。

注記

OpenShift Container Platform クラスターは Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) を使用する必要があります。この機能では、RHEL 7 での OpenShift Container Storage のデプロイメントはサポートされません。

詳細は、FIPS モードでのクラスターのインストールについて参照してください。

RGW が Object Bucket Claim(オブジェクトバケット要求)に使用できるようになる。

RADOS Object Gateway (RGW) は Object Bucket Claim(オブジェクトバケット要求)経由で使用できるようになりました。詳細は、『OpenShift Container Storage 管理ガイド』の OpenShift Web コンソールを使用した Object Bucket Claim (オブジェクトバケット要求、OBC) の作成についてのセクションを参照してください。

注記

RGW OBC ストレージクラスは、OpenShift Container Storage バージョン 4.5 の新規インストールでのみ利用できます。これは、以前の OpenShift Container Storage リリースからアップグレードされたクラスターには適用されません。

デプロイメント時のオンボーディングプロセスの改善

フィルター(ラベルまたは名前)を使用してノードを選択し、このタスクを単純化するために(ノード一覧、Pod リストなどを使用して)リソースを選択できるようになりました。フィルターは、OCP コンソールですでに事前に定義されている名前やラベル、または多数のノードが存在する場所に基づいてノードを識別します。

フィルターにより、視覚化が強化され、適切なノードを簡単に特定できるようになりました。

OpenShift Container Storage プランニングガイドの詳細化

スケーリングのプランニング、サイジングおよびガイダンスについて拡張された新たな章が追加されました。詳細は、『OpenShift Container Storage プランニング』ガイドを参照してください。

CSI プラグイン Pod のデフォルト以外の Kubelet ディレクトリーのサポート

管理者は、ROOK_CSI_KUBELET_DIR_PATH 環境変数を使用して、環境内のデフォルトの Kubelet ディレクトリーパスを変更できるようになりました。

CSI ポートが設定可能

Red Hat OpenShift Container Storage 4.5 リリースでは、CSI ポートは rook-ceph-operator-config ConfigMap を使用して OpenShift Container Storage で設定できます。CSI ポートを他の有効なポート番号に変更すると、より多くの柔軟性を管理者に提供されます。この拡張機能は、デフォルトのポートが他のアプリケーションによって使用されている可能性があるために必要になります。