第2章 OpenShift Container Storage のアーキテクチャー
Red Hat OpenShift Container Storage は、OpenShift Container Platform をベースとして使用します。OpenShift Container Platform のアーキテクチャーおよびライフサイクルについての詳細は、『OpenShift Container Platform アーキテクチャー』を参照してください。
Red Hat OpenShift Container Storage 4 は主に 3 つの Operator で構成されており、管理タスクとカスタムリソースを定め、タスクおよびリソースの特性をより簡単に自動化できるようにします。管理者はクラスターの必要な最終状態を定義し、各種 Operator は管理者の介入を最小限に抑えてクラスターをその状態にするか、またはその状態に近づけるように機能します。
OpenShift Container Storage は以下の Operator を使用します。
- OpenShift Container Storage (OCS) Operator
- 他の Operator を特定のテストされた方法で利用してサポートされている Red Hat OpenShift Container Storage デプロイメントの推奨事項および要件を定め、実施するメタ Operator。この Operator は、Rook-Ceph および NooBaa Operator によって提供されるリソースをラップするストレージクラスターリソースを提供します。
OpenShift Container Storage アーキテクチャー
- Rook-Ceph Operator
- この Operator は、永続ストレージのパッケージ化、デプロイメント、管理、アップグレードおよびスケーリングを自動化し、このように自動化される永続ストレージはコンテナーアプリケーション、および OpenShift Container Platform によって使用されるインフラストラクチャーサービスに提供されます。これは、Object Storage Daemon (OSD) 、モニター、Ceph ファイルシステムのメタデータサーバーなどのサービスをホストする Pod を管理する Ceph クラスターリソースを提供します。
- NooBaa Operator
- この Opearator は、複数のクラウド環境でのリソースアクセスを可能にする S3 と互換性のあるオブジェクトストアサービスである Multi-Cloud Object Gateway を提供します。