A.3.2. コンテナー化された Red Hat Gluster Storage Solutions のデプロイ

以下のセクションでは、コンバージドモード Pod、インディペンデントモード Pod、および *cns-deploy * ツールの使用について説明します。

注記
  1. まず、Red Hat Gluster Storage ノードのトポロジーと、アタッチされたストレージデバイスのトポロジーを記述した heketi のトポロジーファイルを指定する必要があります。サンプルのフォーマットされたトポロジーファイル(topology-sample.json)は、 'heketi-client' パッケージで /usr/share/heketi/ ディレクトリーにインストールされます。

    {
        "clusters": [
            {
                "nodes": [
                    {
                        "node": {
                            "hostnames": {
                                "manage": [
                                    "node1.example.com"
                                ],
                                "storage": [
                                    "192.168.68.3"
                                ]
                            },
                            "zone": 1
                        },
                        "devices": [
                            "/dev/sdb",
                            "/dev/sdc",
                            "/dev/sdd",
                            "/dev/sde",
                            "/dev/sdf",
                            "/dev/sdg",
                            "/dev/sdh",
                            "/dev/sdi"
                        ]
                    },
                    {
                        "node": {
                            "hostnames": {
                                "manage": [
                                    "node2.example.com"
                                ],
                                "storage": [
                                    "192.168.68.2"
                                ]
                            },
                            "zone": 2
                        },
                        "devices": [
                            "/dev/sdb",
                            "/dev/sdc",
                            "/dev/sdd",
                            "/dev/sde",
                            "/dev/sdf",
                            "/dev/sdg",
                            "/dev/sdh",
                            "/dev/sdi"
                        ]
                    },
    .......
    .......

    ** clusters: はクラスターの配列になります。

    + 配列上の各要素は、以下のようにクラスターを記述するマップです。

    • nodes: Red Hat Gluster Storage コンテナーをホストする OpenShift ノードの配列です。

      配列の各要素は、以下のようにノードを記述するマップです。

    • node: 以下の要素のマップです。

      • zone: この値は、ノードが属するゾーン番号を表します。ゾーン番号は、異なるゾーンにブリックのレプリカを配置して、heketi がブリックの最適な位置を選択するために使用します。したがって、ゾーン番号は障害ドメインと似ています。
      • hostnames: 管理およびストレージアドレスを一覧表示するマップです。

        • manage: ノードとの通信に Heketi が使用するホスト名/IP アドレスです。
        • storage: ノードと通信するために他の OpenShift ノードによって使用される IP アドレスです。ストレージデータトラフィックは、この IP に割り当てられたインターフェースを使用します。OpenShift環境では、Heketiはこれもエンドポイントと見なすため、これはホスト名ではなくIPアドレスである必要があります。
    • devices: 追加する各ディスクの名前
注記

トポロジーファイルをデフォルトの場所からお使いの場所にコピーしてから、これを編集します。

# cp /usr/share/heketi/topology-sample.json /<_Path_>/topology.json

node.hostnames.manage セクションの下にある Red Hat Gluster Storage Pod ホスト名と、node.hostnames.storage セクションの下にある Red Hat Gluster Storage Pod のホスト名に基づいて、IP アドレスを指定してトポロジーファイルを編集します。/usr/share/heketi/topology-sample.json ファイルは、それぞれドライブが 8 個含まれるノード 4 つだけを設定して、簡素化します。

重要

heketi は、そのデータベースを Red Hat Gluster Storage ボリュームに保存します。ボリュームがダウンした場合に、信頼された分散型ストレージプールが提供するボリュームが利用できないので、Heketi サービスは応答しません。この問題を解決するには、Heketi ボリュームを含む、信頼されたストレージプールを再起動します。