9.4. RHN DB Control の使い方

組み込みのデーターベースと動作させる Red Hat Network Satellite にはそのデータベースを管理するためのユーティリティが必要になります。 Red Hat では RHN DB Control を提供しています。 このコマンドラインユーティリティにより、 バックアップの作成、 検証、 復元をはじめデータベースの状態の取得、 必要な時の再起動に至るまで様々なことを行うことができます。 RHN DB Control を呼び出す場合は oracle ユーザーになる必要があります。 まず、 oracle ユーザーになります。
su - oracle
次に、 以下のコマンドを発行します。
db-control option

9.4.1. DB Control のオプション

RHN DB Control は数多くのコマンドラインオプションを提供しています。 オプションを使用するには、oracle ユーザーになり、 db-control コマンドの後に必要に応じてオプションとその値を挿入します。

表9.1 RHN DB Control のオプション

オプション 説明
help 補足詳細を付けて db-control オプションを一覧表示します。
backup DIRNAME データベースを指定されたディレクトリにバックアップします。
examine DIRNAME バックアップディレクトリの内容を調べます。バックアップ作成のタイムスタンプを返し、その内容に関するレポートを行います。
extend Red Hat Network Oracle テーブル領域を拡張します。
gather-stats PCT Red Hat Network Oracle データベースのオブジェクト上で統計情報を収集します。 PCT は推定する行の割合 (%) になります (デフォルトは 15%)。
report データベース領域の現在の使用を報告します。
report-stats 古い統計や空の統計を持つセグメントを報告します。
restore DIRNAME DIRNAME に保存されているバックアップからデータベースを復元します。このコマンドを正常に実行させるにはデータベースを停止する必要があります。
start データベースのインスタンスを起動します。 root で service oracle start コマンドを発行しても同じことが行えます。
shrink-segments 大量の空き領域を持つ Red Hat Network Oracle データベースのセグメントを縮小します。
status データベースの現在の状態を表示します。 「running」か「offline」のいずれかになります。
stop データベースのインスタンスを停止します。 root で service oracle stop コマンドを発行しても同じことが行えます。
tablesizes 各テーブルの領域レポートを表示します。
verify DIRNAME DIRNAME に保存されているバックアップの内容を検証します。このコマンドはバックアップ内に保存されている各ファイルのチェックサムを実行します。

注記

データベースの統計とは、 データベースやデータベース内のオブジェクトを詳細に表すデータの集合になります。 統計はクエリ最適化プログラムなどにより使用され、 各 SQL ステートメントに対して最適となる実行プランの選択が行われます。 データベース内のオブジェクトは常に変化しているため、 データベースオブジェクトの詳細が正確に表されるよう統計は頻繁に更新する必要があります。 統計は Oracle によって自動的に維持されます。 ただし、 大量のデータ変更後にデータベースのパフォーマンスに問題が生じる場合には、 手動による統計の収集を検討してください。

注記

大量のデータを削除した後は、 segment-shrink 機能を使用してOracle のデータベースセグメント内にある断片化した空き領域を再利用します。 segment-shrink の利点は、 データの圧縮によりキャッシュ使用率が向上し、 フルテーブルのスキャンでスキャンするブロック数が少なくなる点です。 これにより、パフォーマンスの向上を実現できます。
セグメント縮小機能が動作するのは、 新規で作成した Oracle Database 10g Release 2 上のみになります。 このバージョンは Red Hat Network Satellite サーバーに同梱されています。 Oracle Database 9i の場合デフォルトのデータベース設定が異なるため、 Red Hat Network Satellite サーバーの旧リリースからアップグレードしたデータベース上ではセグメント縮小機能が動作しません。