9.6. スタンドアローンのデータベースと動作する冗長な Satellite を確立する

組み込みのデータベースと動作する Satellite でのクローン作成と同様に、 冗長な Satellite を用意することでスタンドアローンのデータベースと動作する Satellite での機能停止を制限することができます。 組み込みのデータベースと動作する Satellite のクローン作成とは異なり、 スタンドアローンのデータベースと動作する冗長な Satellite はアクティブで実行させることも、 またスタンバイとして利用することもできます。 ご使用のネットワークトポロジーに応じて使い分けることができます。 その運用方法は以下の手順とは別になります。

手順9.1 スタンドアローンのデータベースと動作する冗長な Satellite を作成する

  1. 耐障害性データベース構築向けに Oracle が推奨する方法を用いて、 フェールオーバー用のスタンドアローンのデータベースを準備します。 社内のデータベース管理者にお問い合わせください。
  2. 別のマシンにスタンドアローンのデータベースで動作する Red Hat Network Satellite をインストールします。 データベースの設定、 データベースのスキーマ、 SSL 証明書、 ブートストラップスクリプトなどの生成手順の部分は省略します。 はじめての Satellite のインストール中に入力した Red Hat Network アカウント情報およびデータベース接続情報を使用し新しい Satellite の登録を行います。 「インストーラースクリプトによるインストール工程」 を参照してください。
    オリジナルの SSL 証明書作成時には高可用性ソリューションについて考慮していなかった場合は、 適した Common Name の値を使って新しい SSL 証明書を作成してください (「『Red Hat Network Satellite クライアント設定ガイド』」の「『3.2. RHN SSL Maintenance Tool』」を参照)。 この場合、 この適した Common Name の値をキャプチャする新しいブートストラップスクリプトを生成します (「『Red Hat Network Satellite クライアント設定ガイド』」の「『5.2. RHN ブートストラップスクリプトを生成する』」に記載)。 Common Name の値が単一マシンのホスト名を表すのではなく、 Satellite の一体化ソリューションを表すようにします。
  3. インストールが終了したら、 次のファイルを主 Satellite から予備となる第 2 Satellite にコピーします。
    • /etc/rhn/rhn.conf
    • /etc/tnsnames.ora
    • /var/www/rhns/server/secret/rhnSecret.py
  4. 主 Satellite からサーバー側の SSL証明書 RPM をコピーして第 2 Satellite にインストールします。
    Satellite のインストール中に新しい Common Name の値を含んだ新しい SSL 証明書を生成した場合には、 その SSL 証明書 RPM を第 2 Satellite から主 Satellite にコピーしてクライアント側の証明書を再配信します。 また、 別のブートストラップスクリプトを作成した場合には、 クライアントシステムへの証明書のインストールにはこのスクリプトを使用します。
  5. 新しいブートストラップスクリプトを作成しなかった場合は、 主 Satellite の /var/www/html/pub/bootstrap/ の内容を第 2 Satellite にコピーします。 新しいスクリプトを生成した場合は、 そのディレクトリの内容を主 Satellite にコピーします。
  6. 次のコマンドで第 2 Satellite 上の Red Hat Network Task Engine をオフにします。
    /sbin/service taskomatic stop
    
    第 2 Satellite 上で、 カスタムのスクリプトを作成するかその他の方法を使用して Red Hat Network Task Engine の自動スタートアップや自動フェールオーバーを確立することもできます。 いずれの場合も、 フェールオーバー時に起動する必要があります。
  7. 何らかのネットワークストレージデバイスでチャンネルパッケージデータを Satellite 間で共有します (デフォルトでは /var/satellite にある)。 これによりデータを重複して持たせることなく各 Satellite のデータ保存整合性を確保できるようになります。
  8. 何らかのネットワークストレージデバイスでキャッシュデータを Satellite 間で共有します (デフォルトでは /var/cache/rhn にある)。 これによりデータを重複して持たせることなく各 Satellite のキャッシュデータ保存整合性を確保できるようになります。
  9. Common Name およびご使用のインフラストラクチャに合った方法を用いてネットワーク上で各種の Satellite を使用できるようにします。 ラウンドロビンの DNS、 ネットワーク負荷分散機能、 リバースプロキシの設定などが考えられます。