Red Hat Training
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9.5. 組み込みのデータベースと動作する Satellite のクローンを作成する
組み込みのデータベースで動作する Satellite のクローンを作成することで、 ハードウェアやその他の障害による機能停止を全体的に抑えることができます。 主となる Satellite マシンに障害が発生した場合の予備として第 2 Satellite マシンを準備できます。 Satellite のクローンを作成するには、次の作業を行います。
- 組み込みのデータベースと動作する Red Hat Network Satellite (および Red Hat Enterprise Linux のベースインストール) を別のマシンにインストールします。 SSL 証明書の部分は省略します。
- 「データベースのバックアップをとる」 で説明されているようにコマンドを使って主となる Satellite のデータベースを毎日バックアップします。 これを行えば、紛失するのは障害が発生した日の変更のみになります。
- rsync などのファイル転送プログラムを使ってバックアップを第 2 Satellite にコピーしリポジトリを常に同期しておくようなメカニズムを構築します。 SAN を使用している場合はコピーの必要性はありません。
- RHN DB Control の
restore
オプションを使って複製データをインポートします。 - 主となる Satellite に障害が発生した場合、
/root/ssl-build
内にある SSL キーペアの RPM パッケージを主 Satellite から第 2 Satellite に転送してインストールします。 これにより、 Red Hat Network クライアントの第 2 Satellite での認証および安全な接続が可能になります。 - DNS が新しいマシンをポイントするように変更するか、負荷分散装置を正しく設定します。