Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite

2.4. ツールとリポジトリ、および実践例について

チャンネルを作成、管理する前に、 ユーザーが使用できる各種ツールやリポジトリの違いについて注意が必要です。 特に RHN Satellite Server と RHN Proxy Server の両方を導入する場合は、 使用できるユーティリティや収納場所も増えるため重要となります。 また、 Proxy と Satellite を組み合わせることにより、 最適なパフォーマンスを得るためのベストプラクティスを実現します。
まずパッケージ管理ツールについてよく知っておきましょう。
  • RHN Package Manager - カスタムのパッケージを RHN Proxy Server 上のカスタムチャンネルにプッシュする際に使用します。
  • RHN Push - カスタムのパッケージを RHN Satellite Server 上のカスタムチャンネルにプッシュする際に使用します。
  • RHN Satellite Synchronization Tool - Red Hat Network Classic から RHN Satellite Server に標準パッケージをインポートしたり同期したりする際に使用します。 インターネット経由または CD や DVD の ISO イメージを利用して行います。
各ツールにはそれぞれ対応するパッケージリポジトリがあります。 RHN Package ManagerRHN Push いずれの場合も、 Proxy または Satellite にアップロードするカスタムパッケージの置き場所として一時的なステージングディレクトリを用意する必要があります。 使用後、 ステージングディレクトリは削除してください。

注記

カスタムのパッケージをアーカイブする際は、 Red Hat Network とは別の場所にアーカイブすることを推奨しています。
RHN Proxy Server と RHN Satellite Server の両方を使用している場合は、 RHN Push および RHN Satellite Synchronization Tool 以外のツールは使用しないでください。 Proxy と Satellite を組み合わせる場合、 カスタムのパッケージやチャンネルのアップロード先は Satellite のみ にしてください。 Proxy の役目は、 この Satellite からパッケージを取得してクライアントのシステム群に配信することです。