Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite

1.3. Red Hat Network 用語について

RHN Satellite を理解する前に、次の Red Hat Network 用語に精通しておくことが重要になります。
  • チャンネル (Channel) — チャンネルとはソフトウェアパッケージの一覧です。チャンネルにはベースチャンネルと子チャンネルの 2 タイプがあります。ベースチャンネル (base channel) は、特定のアーキテクチャと Red Hat リリースに基づいたパッケージのリストから構成されます。子チャンネル (child channel) は、ベースチャンネルに関連付けられているチャンネルで追加パッケージを含んでいます。
  • 組織管理者 (Organization Administrator ) — Organization Administrator は組織の Red Hat Network アカウント全体を制御管理する最高レベルのユーザーロールになります。このロールのメンバーは他のユーザー、システム、システムグループを組織に追加したり、削除することができます。Red Hat Network の組織には少なくとも 1 人の Organization Administrator が必要になります。
  • チャンネル管理者 (Channel Administrator) — チャンネル管理者とは、チャンネル管理機能にフルアクセスできるユーザーロールです。このロールを持つユーザーは、チャンネルの作成、チャンネルへのパッケージ割り当て、チャンネルのクローン作成、チャンネルの削除を行うことができます。このロールは、Organization Administrator が RHN Web サイトのユーザー タブより割り当てることができます。
  • 認証局 (Certificate Authority) — 認証局は、暗号化認証および暗号化通信の公開鍵インフラストラクチャの一部としてデジタル署名をユーザーに配布します。
  • Red Hat Update AgentRed Hat Update Agent は Red Hat Network クライアントアプリケーションです。これにより、ユーザーはアプリケーションを実行する為のクライアントシステムに新規、または更新されたパッケージを取り込んでインストールすることができます。Red Hat Enterprise Linux 5 のユーザーは、yum コマンドを使用することができ、Red Hat Enterprise Linux 4 およびそれ以前のバージョンでは、up2date コマンドを使用します。
  • トレースバック (Traceback) — トレースバックとは「何に不具合が生じたのか」についての詳細な記述で、RHN Satellite のトラブルシューティングに役立ちます。重大なエラーが発生するとトレースバックが自動的に生成され RHN Satellite の設定ファイルに指名されている個人にメール送信されます。
用語に関する詳しい説明は、『Red Hat Network リファレンスガイド』を参照してください。