Red Hat Training
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2.2. ハードウェア要件
RHN Satellite はさまざまなハードウェアアーキテクチャをサポートしています。以下の表には、Red Hat Enterprise Linux 5 上で RHN Satellite がサポートしているアーキテクチャを示しています。
表2.1 Red Hat Enterprise Linux 上におけるRHN Satellite のアーキテクチャサポート
RHEL のバージョン | x86 | x86_64 | s390 | s390x |
---|---|---|---|---|
RHEL 5 | yes | yes | no | yes |
2.2.1. x86 および x86_64 のハードウェア要件
以下の表は、2 つのタイプの RHN Satellite 用の x86 および x86_64 のプラットフォーム上における必須および推奨のハードウェア構成を示しています。
表2.2 Stand-Alone Database と Embedded Database Satellite ハードウェア要件
Stand-Alone Database | Embedded Database |
---|---|
必須 - Intel Core プロセッサ、2.4GHz、512K キャッシュまたは同等 | 必須 - Intel Core プロセッサ、2.4GHz、512K キャッシュまたは同等 |
推奨 - Intel マルチコアプロセッサ、2.4GHz デュアルプロセッサ、512K キャッシュまたは同等 | 推奨 - Intel マルチコアプロセッサ、2.4GHz デュアルプロセッサ、512K キャッシュまたは同等 |
必須 - 2 GB メモリ | 必須 - 2 GB メモリ |
推奨 - 8 GB メモリ | 強く推奨 - 8 GB メモリ |
Red Hat Enterprise Linux のベースインストールに 5 GB の記憶容量 | Red Hat Enterprise Linux のベースインストールに 5 GB の記憶容量 |
ソフトウェアチャンネル (ベースチャンネルと子チャンネルを含む) 毎に最低 30 GB の記憶容量。デフォルトでは /var/satellite/ ディレクトリ内になりますが、インストール時に設定可能です | ソフトウェアチャンネル (ベースチャンネルと子チャンネルを含む) 毎に最低 30 GB の記憶容量。デフォルトでは /var/satellite/ ディレクトリ内になりますが、インストール時に設定可能です |
推奨 - 外部 SAN、信頼性の高いバックアップのため | 推奨 - 外部 SAN、信頼性の高いバックアップのため |
データベースリポジトリ用に 12 GB の記憶容量、/rhnsat パーティション内 (ローカルストレージのみ) | |
強く推奨 - SCSI ドライブ 1 つ、レベル 5 RAID に接続 | |
バックアップ保存用の単独パーティション (または、物理的に単独のディスクセットの方がより好適)。バックアップ時にどのディレクトリでも指定可能になります |
Red Hat Enterprise Linux のインストールと
/var/satellite/
に必要なスペース以外に、Satellite の使用時に生成され、削除された場合には必要に応じて再生成されるキャッシュファイル用のスペースも必要です。これらのキャッシュファイルは、/var/cache/rhn
内に格納され、このディレクトリに必要な記憶容量は以下にあげる要因によって非常に大きく左右されます。
- 同期する/RHN からインポートするチャンネルの数、もしくはチャンネルダンプの数
- ご使用のカスタムパッケージおよびチャンネルの数
- Inter-Satellite Sync を使用しているかどうか
目安としては、
/var/cache/rhn/
用に最低 10 GB のスペースを Satellite Server 上に用意します。多数のチャンネルを伴い、Inter Satellite Sync を使用する、非常に大型の Satellite デプロイメントには、/var/cache/rhn
内のキャッシュファイル用に使用するスペースが 100 GB 程度まで大きくなる可能性があります。
Stand-Alone Database には、以下のハードウェア構成が必要になります。
- プロセッサ 2 基
- 2 GB メモリ
データベースのテーブルスペースの概算およびその環境変数の設定に関する説明は 「データベース要件」 をご覧ください。
クライアントシステムが Satellite に接続する頻度は Apache Web server とデータベースの負荷に直接関係してきます。クライアントシステムの
/etc/sysconfig/rhn/rhnsd
設定ファイルで設定されている 4 時間 (または 240 分) のデフォルト間隔を短縮すると、これらコンポーネントに対する負荷が大幅に増大します。