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4.5. Sendmail の設定

ご使用の RHN Satellite が Monitoring エンタイトルメントを有するシステムを管理し、送られる警告通知を電子メールで受信確認したい場合、受信メールを正しく処理するように sendmail を設定する必要があります。これは電子メールリダイレクト機能で必要になり、この機能により 1 回の返信で Monitoring 関連のイベントに関するユーザーへの通知を停止することができるようになります。

重要

メール設定に関して制限の厳しい企業では有効と認識されないアドレスからの送信メールは許可しない場合があります。したがって、rogerthat01@{mail domain} を企業環境内で有効な電子メールアドレスとして設定する必要があるかもしれません。メールシステム管理者に確認をとってください。
sendmail を正しく設定するには、次のコマンドを root として実行します。まず、次のコマンドで sendmail が通知 enqueuer を実行できるようシンボリックリンクを作成します。
ln -s /usr/bin/ack_enqueuer.pl /etc/smrsh/.
次に、メールサーバーにある /etc/aliases ファイルを編集して次のラインを追加します。
rogerthat01: | /etc/smrsh/ack_enqueuer.pl
次に、/etc/mail/sendmail.mc ファイルの以下の箇所を編集します。
"DAEMON_OPTIONS(`Port=smtp,Addr=127.0.0.1, Name=MTA')dnl"
これを以下のように変更します。
"DAEMON_OPTIONS(`Port=smtp, Name=MTA')dnl"
次に、エイリアスが反映されるよう次のコマンドを発行します。
newaliases
最後に、sendmail-cf パッケージを更新します。
yum update sendmail-cf
非接続でのインストールには ISO からこのパッケージを取得する必要があるので注意してください。
sendmail を再起動します。
service sendmail restart