第4章 運営管理
4.1. アカウント
概要
アカウント設定セクションには多くの機能があります。ユーザーは、アカウントタイプや関連する E メールなどのアカウントの概要情報を確認できます。また、ユーザーは自分のアカウントパスワード設定をここで管理できます。API および SSH キーもアカウントセクションで管理できます。
要件
アカウント情報を確認するための特別な要件はありません。
関連リソース
4.1.1. アカウントの管理
アカウントのこのセクションでは、名前や E メールアドレス、およびアカウントタイプなどの詳細が表示されます。導入紹介を再度有効にしたりコンテキストヘルプの常時表示などのアカウント設定は、ここで修正できます。パスワードもこのページで変更できます。
4.1.2. SSH キーの管理
アプリに Git 経由でアクセスするには、SSH 公開キーをアップロードする必要があります。アカウントのこのセクションでこれを行います。各種マシンで異なるキーを使用している場合、または他の人にアクセスを許可したい場合は、複数のキーをアップロードできます。キーはそれに付けたラベルで検索したり、削除することもできます。
SSH キーは通常、以下の場所に格納されています。
~/.ssh/id_rsa.pub
新しいキーを生成するには、以下を使用します。
ssh-keygen -t rsa -C "your_email@example.com"
ここで追加された SSH キーには、プロジェクトタブで表示されるすべてのプロジェクト/アプリの Git レポジトリーにプッシュ & プルすることができます。
SSH キーをアップロードできるのは、1 回のみです。既存のキーをアップロードしようとすると、別のアカウントでも失敗します。これは、キーをユーザーのアカウントにマッピングする上で必須の動作です。複数の SSH キーを使用する必要がある場合は、guide for configuring your local SSH to use multiple keys を参照してください。
4.1.3. API キーの管理
従来のウェブアプリケーションでは、ユーザーがサーバーと認証した後に、そのユーザーに送信される全リクエストにクッキーが組み込まれていました。RHMAP ではこの方法の代わりに API キーを使用します。これはクッキーと類似していますが、X-FH-AUTH-USER と呼ばれるヘッダーで送信されます。このヘッダーは、ユーザーに送信されるすべてのリクエストに組み込まれる必要があります。
ユーザーの API キーは、App Studio で My Account → My Profile → API キー に移動すると確認できます。App Studio の API キー セクションでは、API キーの作成、一覧表示、編集、取り消しができます。プログラムで REST API にアクセスする際には、有効な API キーを各リクエストの "X-FH-AUTH-USER" ヘッダーに手動で設定する必要があります。
デフォルトでは、ユーザー API キーはありません (FH_MBAAS_API_key などのシステムが作成したキーを除く)。API キーは複数の作成が可能なので、それぞれに一意のラベルを付けるとよいでしょう。キーの値は自動的に生成されます。必要な場合は、後でラベルを修正できます。特定のキーが不要になった場合、またはそれをもう使用しないようにする (セキュリティーのため) 場合は、単に削除または取り消します。
4.2. 管理
概要
プラットフォームの管理セクションでは、ユーザーや認証ポリシー、デプロイターゲットなどの管理ができます。また、エンドユーザーのデバイスにアプリを配信する上でのすべての面を管理したり、その使用を追跡、管理することができます。
要件
ユーザーは、以下のパーミッションを持つ 1 つ以上のチームメンバーである必要があります。
- ドメイン — 認証ポリシー (表示 & 編集)
- ドメイン — 認証ポリシー (表示 & 編集)
- ドメイン — デプロイターゲット (表示 & 編集)
- ドメイン — App Store (表示 & 編集)
- ドメイン — 管理者 (表示 & 編集)
4.2.1. ユーザー
管理者は、ユーザー作成、ロールの割り当て、ユーザーの無効化、およびユーザーの削除などのユーザー管理に関わるすべてのことが実行できます。
以下に利用可能な全オプションを記載します。
4.2.1.1. ユーザーの表示
ユーザー一覧エリアでは、ユーザー ID や名前、メールアドレス、ステータスなどの詳細と最終ログイン日時が表示されます。特定のユーザーを検索するオプションもあり、これは入力すると表示が自動的に更新されます。また、新たなユーザーを作成したり、特定のユーザーを編集するオプションもあります。新たなユーザーの詳細は、ユーザー編集エリアで確認できます。
一覧ビューからユーザーを削除することもできます。実際に削除する前に、確認が必要になります。ユーザーの削除が可能なのは、そのユーザーが作成したアプリが Studio にない場合のみです。アプリを所有するユーザーを削除しようとすると、エラーが返されます。
4.2.1.2. ユーザーの作成
新規ユーザーを作成するには、ユーザー ID を指定する必要があります。ユーザー ID はユーザーの一意の識別子で、ドメイン内で一意である必要があり、変更はできません。既存のユーザー ID と重なる場合は、エラーメッセージが出ます。オプションでメールアドレス、名前、パスワードも指定することができます。ユーザーに招待メールを送信する場合は、そのユーザーのメールアドレスを指定する必要があります。「招待メールを送信します」にチェックを入れると、そのユーザーは自分のパスワードを指定できるようになります。
新規ユーザーにロールを割り当てることもできます。ユーザーのロールに関する詳細は、下記で説明します。
「認証ポリシー」セクションでは、ユーザーを認証ポリシーに関連付けることができます。
4.2.1.3. ユーザーの更新
名前やメールアドレス、パスワードといったユーザーのフィールドは更新が可能です。ユーザーのパスワードは表示できませんが、異なるものに変更することは可能です。
また、ユーザーが メンバー となっている チーム を表示することも可能です。ある チーム の メンバー としてユーザーを追加するには、チームのボックスをクリックし、追加先となるチームを選択します。
このビューでは、ユーザーを有効または無効にすることができます。ユーザーを無効にすると、そのユーザーは $fh.auth API での認証ができなくなります。API が特別な値を返して、ユーザーが無効になっていることを知らせます。
ここには「ユーザーでーを完全削除」するオプションもあります。これを選択した場合は、以下のことが実行されます。
- ユーザーが無効にされます。
- このユーザーが $fh.auth を使用してログインすると、既存の全アプリデータを削除すべきという特別な値を API が返します (データ削除機能の実装は、開発者の判断になります)。
詳細は、$fh.auth API を参照してください。
4.2.1.4. 招待メール
招待メールには一意のリンクが含まれており、これを開けるとユーザーはパスワードを入力することでアカウントのアクティベーションができます。このメールのメッセージは通常、以下のようになります。
Hello User, Your account has been created and is awaiting activation. To activate your account, please click on the link below where you can also set your password. https://[your-studio-domain].feedhenry.com/studio/activate.html?t=123456789012345678901234 Regards
新規ユーザーの作成時には、招待メールを自動送信するオプションがあります。別の方法では、ユーザーの更新エリアに招待メールを再送信するオプションもあります。
4.2.2. ユーザーロール
Red Hat Mobile Application Platform ホスト型のパーミッションシステムは、FeedHenry v2 プラットフォームで使用されていたロールベースではなく、チームの概念に基づいています。チーム ベースのパーミッションシステムがアクティブな場合、Studio 内のユーザープロファイルには チーム セクションが含まれます。このシステムがアクティブではない場合は、ロール ベースのパーミッションシステムがアクティブとなります。ロールとチームの比較については、こちら を参照してください。
ユーザーのロールはユーザーアカウントに追加され、これによりプラットフォーム内での異なる権限が付与されます。ユーザーはアカウントに割り当てられたロールによって、異なるタスクを実行したり、プラットフォームの異なるセクションにアクセスできるようになります。例えば、プラットフォームの アナリティクス セクションにアクセスできるのは、アナリティクス のロールがあるユーザーのみです。アカウントにユーザーのロールを追加したり削除したりする権限があるのは、Admin または Domain Admin ユーザーのみです。
4.2.2.1. アナリティクス (analytics)
- プラットフォームのアナリティクスセクションにアクセスできる。
- プロジェクトの使用率を監視できる。
4.2.2.2. フォームエディター (formseditor)
- フォームやテーマを作成できる。
- フォームプロジェクトを作成できる。
- フォーム、テーマ、および自分のグループに関連付けられているプロジェクトを編集できる。
- フォームとテーマを該当するグループのプロジェクトに関連付けることができる。
4.2.2.3. フォーム管理者 (formsadmin)
- フォームやテーマを作成できる。
- フォームプロジェクトを作成できる。
- グループを作成できる。
- ユーザーをグループに割り当てられる。
- 特定のドメインで作成されたすべてのフォーム & テーマを表示、アクセス、管理できる。
- ドメイン上の全プロジェクトからの提出を表示できる。
- ドメイン上のプロジェクトからの提出を編集できる。
グループにユーザーを追加するのは、フォーム管理者の責任です。フォームエディターはグループに関連付けられておらず、フォームやテーマを編集する権限はあるものの、作成したフォームやテーマを見ることはできません。
4.2.2.4. 提出ビューワ (submissionsviewer)
- グループ内のプロジェクトからの提出を見ることができる。
4.2.2.5. 提出エディター (submissionseditor)
- グループ内のプロジェクトからの提出を見ることができる。
- グループ内のプロジェクトからの提出を編集することができる。
4.2.2.6. 開発者 (dev)
- すべてのタイプのプロジェクトを作成、管理できる。
- 利用可能なプラットフォーム用にアプリバイナリーを構築できる。
- プライベートキーや証明書などの開発リソースをアップロードできる。
- デプロイメントターゲットの作成、編集、およびメンテナンスができる。
- パブリックサービスをプロジェクトに追加できる。
4.2.2.7. 開発管理者 (devadmin)
- すべてのタイプのプロジェクトを作成、管理できる。
- 利用可能なプラットフォーム用にアプリバイナリーを構築できる。
- プライベートキーや証明書などの開発リソースをアップロードできる。
- デプロイメントターゲットの作成、編集、およびメンテナンスができる。
- 特定ドメイン上のプロジェクト & アプリすべてを表示、それらにアクセスできる。
- 特定ドメイン上のデプロイメントターゲットすべてを表示、編集できる。
4.2.2.8. サービス管理者 (serviceadmin)
- mBaaS サービスのプロビジョニングができる。
- mBaaS サービスの管理ができる。
4.2.2.9. ドメイン管理者 (portaladmin)
- 認証ポリシーを作成、編集できる。
- ドメイン向けのアプリストアの更新ができる。
- App Store のアプリを作成、管理できる。
- App Store のグループを作成、管理できる。
- App Store のデバイスを管理できる。
- App Store のログを表示できる。
- 管理者ページの「モバイルアプリの管理」セクションにアクセスできる。
- ユーザーの追加と削除ができる。
- ユーザーにロールを割り当てることができる。
4.2.2.10. 顧客管理者 (customeradmin)
- この顧客に属するドメイン内のユーザーを管理できる。
4.2.2.11. リセラー管理者 (reselleradmin)
- 顧客に属するドメイン内のユーザーを管理できる。
- ユーザーに顧客管理者のロールを割り当てることができる。
4.2.2.12. 管理者 (admin)
- プラットフォーム内ですべてのアクションを実行できる。
- ユーザーにリセラー管理者と顧客管理者のロールを割り当てることができる。
4.2.3. 認証ポリシー
プラットフォームには、豊富な認証および承認のメカニズムがあります。そのコアとなるのは認証ポリシーです。認証ポリシーを使用すると、ユーザーがアプリケーションと App Store のアプリにアクセスする際に認証する方法を定義でき、さらに各種の認証チェックも定義できます。
RHMAP では以下の認証プロバイダーに対応しています。
- OAuth: 明確には OAuth2。これを使用すると、Google のような OAuth プロバイダーに対してユーザーを認証することができます。
- LDAP: Active Directory と Open LDAP サーバーがサポートされており、通常は「エンタープライズ」タイプの統合に使用されます。
- FeedHenry: RHMAP プラットフォームの認証メカニズム。
- MBAAS: mBaaS Service 経由でユーザーを認証します。つまり、どのような認証メカニズムでも使用可能になります。
4.2.3.1. 認証ポリシーの表示
認証ポリシー一覧エリアでは、ポリシー ID や認証タイプなどの詳細が表示されます。新規ポリシーを作成するオプションや既存ポリシーを編集するオプションがあります。
4.2.3.2. 認証ポリシーの作成
認証ポリシーを作成する際には、ポリシー ID と認証タイプの特定情報を指定する必要があります。
4.2.3.3. OAuth 認証タイプ
OAuth 認証では、ユーザーがあるサービスにアクセスするためにユーザー名やパスワードを知らせることなく、アプリケーション開発者はそのユーザー固有の情報にアクセスできます。基本的な流れは以下のようになります。
- アプリケーションにログインを希望するユーザーが Google オプションでサインインします。
- アプリケーションがリクエストトークンをプロバイダーから取得し、そのトークンを持つユーザーをプロバイダーにリダイレクトします。
- ユーザーが自分のアカウントにログインし、要求された情報へのアクセスを許可し、アプリケーションに再度リダイレクトされます。
- アプリケーションが OAuth トークンと OAuth 検証ツールを受け取り、これがプロバイダーと OAuth アクセストークンを交換します。
- アクセストークンは、ユーザー情報にアクセスを要求する将来のリクエストとともに送信されます。
4.2.3.4. LDAP 認証タイプ
以下の LDAP 認証方法がプラットフォームではサポートされています。
- Simple: 簡易バインド。ユーザー DN とパスワードが LDAP サーバーに送信されます。このオプションは、追加設定なしで、Active Directory と OpenLDAP でサポートされています。
- SASL: Digest MD5 および CRAM MD5 という 2 つのタイプの簡易認証およびセキュリティー層がサポートされています。サポートされている SASL タイプについての情報は、お使いの LDAP サーバーのドキュメンテーションを参照してください。
4.2.3.4.1. URL
URL フィールドは、お使いの LDAP サーバーのアドレスで、例えば ldap://foo.example.com:389 になります。「389」は標準の LDAP ポートです。
4.2.3.4.2. DN 接頭辞
「識別名 (dn) 接頭辞」フィールドは、完全ユーザー DN の接頭辞です。認証に必要とされるユーザーの完全 DN の形式は、通常以下のようになります。<prefix><user><dn>、例: uid=fred,ou=people,dc=example,dc=com。接頭辞は通常 Active Directory の場合は「cn」、Open LDAP の場合は「uid」になります。この設定については、LDAP 管理者に問い合わせてください。また、これは必須の設定ではなく、空白にしておくことも可能です。
4.2.3.4.3. DN
「識別名 (dn)」フィールドは、ユーザーへの完全ディレクトリーパスの提供に使用されます。上記の例の場合は、ou=people,dc=example,dc=com になります。これも空白にしておくことが可能です。この設定に関しては、LDAP 管理者に問い合わせてください。
4.2.3.4.4. DN および DN 接頭辞
DN および DN 接頭辞のフィールドは、プラットフォームが LDAP サーバーへの Bind に使用する名前の構築のために使用されます。uid=fred,ou=people,dc=example,dc=com の例では、接頭辞は uid= に、dn は ,ou=people,dc=example,dc=com に設定すると、ユーザーは fred をユーザー名として使用できます。これらのフィールドは空白にしておくことが可能で、その場合はプラットフォームがユーザー入力のデータを使用してバインドを試みます。これらのフィールドは、userPrincipalName など、LDAP サーバーがバインディングに許可する値の構築に使用できます。userPrincipleName がメールアドレスの場合は、dn フィールドを使用して共通のドメイン名を追加できます。例えば、dn フィールドが @example.com に設定され、ユーザーがログイン名 fred を使用すると、プラットフォームは fred@example.com として LDAP サーバーへのバインドを試みます。
4.2.3.5. Active Directory の設定例
以下は、Active Directory (AD) サーバーに対してユーザーを認証する指示の例です。
- まず、サーバーが RHMAP クラウドからアクセス可能となっている必要があります。プライベート RHMAP デプロイの場合、全サービスが同一のファイアウォールの内側にあるため、これは通常問題ではありません。パブリック RHMAP クラウドの場合、AD サーバーにアクセスするために VPN を設定するか、これについて Red Hat と相談する必要があります。または、AD サーバーを公的にアクセス可能とする必要があります。
次に認証ポリシーを作成して、以下の値を指定します。
- デフォルトでは、AD は「簡易」認証メソッドを設定なしでサポートするので、認証メソッドで「簡易」 を選択します。
-
URL フィールドには、
ldap://foo.example.com:389などのお使いの AD サーバーのアドレスを入力します。 - 「DN 接頭辞」と「DN」のフィールドは空白にしておきます。これらはデフォルトでは AD で不要です。ユーザーが認証を行うと、メールアドレスのみが AD に渡され、AD ユーザーの特定では通常これで十分です。
4.2.3.6. FeedHenry 認証タイプ
プラットフォーム認証は、ユーザーの認証方法として使用することができます。この方法を使用する場合は、ユーザーはプラットフォームを終了する必要があります。プラットフォームユーザーの運営方法については、ユーザーセクションを参照してください。
FeedHenry 認証ポリシータイプを選択した場合は、特に追加の設定オプションは必要ありません。認証タイプで「FEEDHENRY」を指定するだけです。
4.2.3.7. MBAAS 認証タイプ
このタイプでは、mBaaS Services からのユーザー認証がサポートされます。コアプラットフォームでサポートされていない認証タイプをアプリケーションが必要とする場合は、これをサポートするために新たな mBaaS サービスを簡単に作成できます。
4.2.3.7.1. サービス
この認証ポリシーが使用する mBaaS サービス名です。最初に mBaaS サービスを作成して、その後にドロップダウンリストから名前を選択するようにしてください。
4.2.3.7.2. エンドポイント
認証ポリシーが呼び出している mBaaS サービスによって定義されるエンドポイントの完全パス。
エンドポイントは、リクエストのボディにある Auth API で指定されている 'params' オブジェクトを受け取ります。認証が成功すると、200 が返されます。
承認が必要な場合は、このエンドポイントは userId キーとともに JSON 応答を返します。このキーの値は、承認チェックのためにシステムでユーザーを検索するために使用されます。
4.2.3.7.3. デフォルト環境
環境の値がリクエストにない場合に使用する環境。
4.2.3.8. 承認
ユーザー認証に加えて、承認方法も指定することができます。
4.2.3.8.1. ユーザー終了の確認
このチェックでは、ユーザーがプラットフォームを終了しているユーザーであることを確認します。プラットフォームでのユーザー管理については、ユーザーのセクションを参照してください。
4.2.3.8.2. ユーザーが承認ずみか確認
ここでは、アプリへのアクセスを承認したい特定のユーザーを追加できます。このリストにユーザーがいない場合は、アプリへのアクセスが許可されていません。
4.2.4. モバイルアプリの管理
RHMAP には、バイナリーをモバイルデバイスに配信するためにビルトインの App Store が含まれています。サードパーティーのモバイルアプリケーション管理ソリューションの統合もサポートされており、これは Third Party MAM/MDM セクションに記載されています。
4.2.4.1. App Store
App Store では、エンドユーザーが iOS、Android、および Windows 用のモバイルアプリをモバイルデバイスに直接インストールできます。
4.2.4.1.1. App Store の設定
各ドメインにはそれぞれ App Store があります。この App Store を使用するには、まず詳細を更新する必要があります。
- 名前: App Store のユーザーに表示される名前
- 説明: App Store のランディングページに表示される説明
- App Store アイコン: App Store と一緒に表示されるアイコン
- App Store アプリ: Store からインストール可能なアイテム
- 認証ポリシー: Store にアクセス可能なユーザーの設定、およびインストール可能なアイテムの設定に使用します。
4.2.4.1.2. App Store の使用
App Store にアクセスするには、モバイルブラウザーで App Store の URL に移動します。この URL は 管理者 > モバイルアプリの管理 > App Store ページにあり、通常は domain.feedhenry.com/store となっています。
デバイスで App Store URL に移動すると、Mobile App Store のログイン画面が表示されます。この画面では App Store の詳細と、OAuth や LDAP などの利用可能な認証メカニズムの一覧が表示されます。これらのメカニズムは、本ガイドの他の部分を実行することで事前設定されます。認証メカニズムが設定されていない場合は、App Store にアプリが追加されていてもログインできません。
ログインすると、デバイスで使用可能なアプリが一覧表示されます。
アプリを選択すると、インストールボタンなどの詳細情報が表示されます。
iOS アプリケーションの場合は、以下のバイナリータイプがインストール可能です。
- iPhone - iPhone、iPod Touch および iPad にインストール可能
- iPad - iPad にインストール可能
- iOS - 1 つのパッケージで iPod Touch、iPhone および iPad にインストール可能なユニバーサルアプリケーション
利用可能なオプションは、アプリのビルド時に作成されたパッケージによって異なります。Android アプリの場合は通常、利用可能なインストールオプションは 1 つのみです。
4.2.4.2. App Store のアプリ
App Store のアプリ (以前の Store アイテム) は、App Store からの配信用に追加することができます。新規および既存の Android、iOS (ユニバーサル)、iPhone & iPad アプリ用にネイティブバイナリーをアップロードすることができます。また、App Store に表示されることになるアイコンを App Store アプリに割り当てたり、アプリに名前と説明を加えることもできます。
以下は、App Store のアプリで実行可能なアクションです。
- 新規の App Store のアプリを配信用に追加。(通常はモバイルアプリ)
- 新規または既存のアプリ向けにネイティブバイナリーをアップロード
- 既存アプリのアプリバイナリー履歴を表示
- 既存アプリのアプリバイナリー履歴の監査ログを表示
- アプリケーションで使用する認証ポリシーを追加
- アプリのアイコンを追加
- 同一アプリのグループのユーザーのみにアプリを表示するように制限
- アプリをアプリグループに追加
4.2.4.2.1. App Store のアプリの追加
新規アプリを作成するには、メニューで App Store のアプリにあるオプションをクリックします。名前フィールドがあるフォームが表示されます。このフィールドに入力して、「アプリの作成」ボタンをクリックします。
4.2.4.2.2. App Store のアプリ更新
アプリを更新するには、アプリの編集ボタンをクリックします。すると、アプリ更新ページの詳細タブが表示されます。
各種入力フィールドのあるフォームが表示されます。
- 名前: アプリの一意の名前
- アイコン: 「参照」ボタンをクリックします。使用するアイコンを選択して OK を押します。直ちにアイコンがアップロードされ、アプリの横に表示されます。
- 認証トークン: 一意の文字列のトークンで、$fh.auth API と合わせてアプリケーションを特定し、認証ポリシーで認証チェックを指定している場合は、これを実行します。
- 説明: App Store でアプリの説明として表示されます。
- 認証ポリシー: App Store のアプリで使用可能なポリシーが表示されます。このポリシーでは、アプリにアクセスを試みるユーザー認証に使用される認証方法が定義されます。
- グループに制限しますか: このチェックボックスでは、アプリにおけるアプリグループの機能を制御します。チェックを入れると、ユーザーはアプリと同じアプリグループに属している必要があります。
- アプリグループ: App Store のアプリで使用可能なアプリグループが表示されます。これらのグループは、同じアプリグループ (単数または複数) にいるユーザーに対するアイテムの視認性を制限します (「グループに制限しますか?」がチェックされている場合)。
必要な情報をこれらのフィールドに入力したら、「アイテム詳細の更新」ボタンをクリックします。
これがアプリ作成後の初更新の場合、App Store でアプリが表示されるためにバイナリーの追加が必要だと Studio が判断して、バイナリータブが表示されます。
4.2.4.2.3. バイナリーのアップロード
バイナリーをアップロードする、または履歴を表示するには、既存のアプリが必要になります。
4.2.4.2.3.1. バイナリーのアップロード
既存の App Store アプリのいずれかで編集ボタンをクリックし、更新ページの「バイナリー」タブをクリックします。アプリのバイナリーをアップロードするには、プラットフォームまたは Xcode、もしくは Eclipse などでビルドされた有効なバイナリーが必要になります。
アップロードするバイナリータイプを選択します。許可されるバイナリーの最大サイズは 64MB です。「参照」をクリックします。バイナリーファイルを選択すると、アップロードが開始されます。アップロードが完了すると、そのアップロードでダウンロード可能なオプションとなります。
4.2.4.2.3.2. iOS バイナリー
iOS バイナリーオプションの横には空白の設定フィールドがあります。このフィールドは、iOS アプリのバンドル識別子のためのものです。この識別子は、App Studio の設定の下の iPhone | iPad | iOS ユニバーサルにあります。Bundle Identifier のラベルが付けられています。
iOS ベースのアプリの場合、.ipa ファイルをアップロードする必要もあります。プラットフォームを使用してアプリを構築している場合は、iOS のビルド時にこのファイルをダウンロードできます。アプリを Xcode で構築している場合は、アーカイブオプションを使用すると .ipa ファイルが取得できます。
4.2.4.2.3.3. Windows Phone 8 バイナリー
ここでアップロードする Windows Phone 8 バイナリーは、企業証明書で署名する必要があります。バイナリーとともに AET ファイルを配信したい場合は、バイナリー用の設定ファイルとしてこれをアップロードすることができます。詳細は、Deploying an App on Windows Phone 8 を参照してください。
4.2.4.2.3.4. バイナリーの履歴
既存の App Store アプリのいずれかで編集ボタンをクリックし、更新ページの「バイナリー」タブをクリックします。現行およびこれまでのバイナリーを表示するには、希望するバイナリーの「[+] 履歴」リンクをクリックします。これでバイナリー履歴一覧が表示されます。
4.2.4.3. サードパーティー MAM/MDM
個別のモバイルアプリケーション管理 (MAM) およびモバイルデバイス管理 (MDM) プロバイダーとの統合を有効または無効にできます。統合を有効にしてもすべてのバイナリーが自動的に公開されるわけではありません。公開を有効にする方法については、Publishing App Binaries to Third-party MAM and MDM providers を参照してください。
4.2.5. 監査ログ
監査ログでは、アプリバイナリーのダウンロード数が分かります。監査ログを表示するには、既存のアプリが必要になります。
既存の App Store アプリのいずれかで編集ボタンをクリックし、更新ページの「監査ログ」タブをクリックします。これでそのアプリの現行の監査ログエントリーが表示されます。ページ左側で「モバイルアプリの管理」から「監査ログ」をクリックすると、全アプリの完全な監査ログエントリー一覧が処理されて表示されます。
4.2.5.1. 検索とフィルターの機能
検索ボックスを使用すると監査ログを検索できます。タブ上部のオプションを使用すると、監査ログを以下でフィルタリングできます。
- アプリ名
- ユーザーのメールアドレス
- アプリタイプ (iOS、iPhone、iPad または Android)
- 表示するレコード数 (10、100 または 1000)
フィルターオプションを選択したら、「フィルター」ボタンをクリックして一致する監査ログを表示します。「リセット」ボタンをクリックすると、デフォルトの監査ログが表示されます。
4.2.6. グループ
App Store のグループ (以前は Store アイテムグループ) を作成すると、アプリを特定のユーザーグループに制限できます。アプリを特定のグループの集合に制限するようにマークを付けると、そのグループのユーザーのみが App store にあるこれらのアイテムを見ることができます。
App Studio の アプリグループ管理セクションでは、管理者は以下のことができます。
- 新規アプリグループの作成
- ユーザーのグループへの割り当て
- App Store のアプリのグループへの割り当て
4.2.6.1. 概要
ユーザーと App Store のアプリを作成します。App Store のアプリの作成時に、これをグループに制限するようマークを付けることができます。ただし、この段階ではグループが作成されていない場合もあるので、選択する必要はありません。
ユーザーと App Store のアプリを作成したら、アプリグループを作成することができます。作成するグループは組織内の部門に対応させたりします。販売部門用のアプリを含む販売グループや、エンジニアリング部門用のアプリを含むエンジニアリンググループなどです。グループを作成したら、App Store のアプリとユーザーをグループに割り当てられます。
例えば、販売ユーザーと販売 App Store アプリを販売グループに割り当てると、販売ユーザーの 1 人が App Store にログインした場合、販売 App Store アプリを見ることができます。ユーザーと App Store アプリは複数のグループに割り当てることができるので、販売とエンジニアリングのマネージャーが両方のグループに属し、両部門の App Store アプリにアクセスするということが可能になります。もちろん App Store アプリをグループに制限せず、App Store にログインした全ユーザーに表示されるようにすることもできます。
4.2.6.2. 新規グループの追加
新規のアプリグループを作成するには、メニューのモバイルアプリの管理セクションでグループオプションをクリックし、「グループの作成」ボタンをクリックします。2 つの入力フィールドがあるフォームが表示されます。
- 名前: アプリグループの一意の名前
- 説明: グループの目的が分かるように説明を入力します。
必要な情報をこれらのフィールドに入力したら、「グループの作成」ボタンをクリックします。
4.2.6.3. グループの編集
グループは編集して説明のテキストを変更したり、ユーザーもしくはアプリをグループに割り当てることができます。アプリグループを編集するには、メニューのモバイルアプリの管理セクションでグループオプションをクリックし、編集するグループの「編集」ボタンをクリックします。
- App Store Apps: グループに現在割り当てられているアイテム
- ユーザー: グループに現在割り当てられているユーザー
4.2.7. デバイス
アクティブなデバイスは表示やフレンドリー名の割り当て、ブロックやデータ削除をマークすることができます。デバイス上のアクティブなアプリとユーザーも分かります。
以下が実行可能なアクションになります。
- アクティブなデバイスの表示
- デバイス ID へのフレンドリー名の割り当て
- デバイス上で使用中のアプリを表示
- デバイス上でアクティブなユーザーを表示
- デバイスをブロック — デバイスからアプリやユーザーが認証できないようにします。
- デバイスデータの完全削除 - アプリの次回の認証試行時に、デバイス上のアプリに kill pill シグナルを送信します。
4.2.7.1. デバイスの表示
デバイス一覧表示では、$fh.auth を使用してアプリにアクセスした全デバイスが表示されます。一覧では、デバイスラベル、デバイス ID、デバイスのステータス、最新のアクセス日時が表示されます。いずれかの制御ボタンをクリックすると、デバイスの更新ビューが表示されます。
デバイス ID はデバイスの一意の識別子で、変更はできません。これはデバイスから送信され、同一デバイス (ハイブリッドまたはネイティブアプリ) 上の異なるアプリで同じものになります。唯一の例外は、ウェブブラウザーで読み込まれたウェブアプリです。この場合、デバイス ID は生成された値で、クッキーに保存されます。クッキーが削除されると、新たな値が生成されます。
4.2.7.2. デバイスの更新
このビューでは、デバイスにフレンドリー名を割り当てたり、認証を無効にしたり、データの完全削除をマークしたりできます。また、プラットフォーム上のどのユーザーがデバイスを使用しているか、およびそのデバイスからアクセスしているアプリを確認できます。
デバイスの認証を無効にすると、$fh.auth を使用して認証しているデバイス上の全アプリが失敗するようになり、デバイスが無効になっていることを示す特別な値が返されます。これは、デバイスを紛失したり盗難にあった場合などに便利です。
「デバイスデータを完全削除しますか?」のオプションが選択されると、以下のことが実行されます。
- デバイスの認証が無効になります。
- デバイス上のアプリが $fh.auth を使用して認証すると、認証プロセスが失敗し、既存の全アプリデータを削除すべきという特別な値を API が返します (データ削除機能の実装は、開発者の判断になります)。
4.2.7.3. デバイスユーザーの表示
$fh.auth がデバイス上のアプリから呼び出されるたびに、認証プロセスが成功してユーザーがプラットフォームユーザーであれば、アクセスログエントリーが作成されます。このため、デバイス表示エリアでは、どのユーザーがどのデバイスからアクセスしたかを確認することができます。
ユーザーセクションでは、そのデバイスを使用してアクセスしたユーザーの ID 一覧が表示されます。ユーザー ID にカーソルを移動させるとユーザーについての詳細が示され、クリックするとそのユーザーの管理画面に移動します。
4.2.7.4. デバイス上のアプリの表示
ユーザーアクセスの場合と同様に、$fh.auth を呼び出すたびにアプリ情報もキャプチャーされます。アプリ一覧は、デバイス表示エリアの "App" セクションに表示されます。各アプリエントリーにカーソルを移動させると、アプリの概要が表示され、クリックするとそのアプリの管理画面に移動します。
4.3. アナリィティクス
概要
App Studio では、集計レポート (ドメイン内の全プロジェクトのレポート) と個別レポートの両方が利用可能です。これらのレポートには、アナリティクスメニューからアクセスできます。また、集計レポートは、個別のプロジェクトごとに分割することができます。
要件
ユーザーは、以下のパーミッションを持つ 1 つ以上のチームメンバーである必要があります。
- ドメイン — プロジェクト (表示)
- ドメイン — アナリティクス (表示)
関連リソース
4.3.1. 集計レポート
集計レポートは、選択した期間のドメイン内の全レポートの高度な累積ビューを提供します。例えば、アクティブなデバイスの中央値やアプリインストールの合計数などです。
4.3.1.1. 月間アクティブデバイス
これは、選択した 31 日間の期間中にクラウドリクエストを行ったデバイス数です。一意のデバイス識別子 で特定されるデバイスは、この期間に少なくとも 1 回のクラウドリクエストを ($fh.act または $fh.cloud で) 行うと、アクティブとみなされます。
4.3.1.1.1. デバイス識別子
デバイスは、クライアントの一意識別子 (CUID) フィールドで特定されます。これは、RHMAP クライアント SDK により、各クラウドリクエストに自動的に追加されます。
CUID は各プラットフォームで異なる API を使用して生成されます。
- iOS では、Advertising Identifier を使用して CUID の値が生成されます。
- Android では、Android ID を使用して CUID の値が生成されます。
- JavaScript SDK を使用するブラウザーでは、CUID はブラウザーに保存される (利用可能なストレージメカニズムで保存) ランダムな文字列になります。アプリデータが削除されると、新たな CUID が生成されます。
各プラットフォームの制限のために、CUID の値が特定のデバイス上で一定のものに留まることは保証されません。デバイスのオペレーティングシステムによっては、デバイスの再起動やアプリの再インストール、デバイスからアプリデータを削除することでこの値が変化する可能性があります。
iOS の場合、同一デバイス上でもアプリによって CUID の値は異なります。つまり、各アプリでは同一デバイスを新規デバイスとしてカウントすることになります。iOS プラットフォームでは、この制限があります。
4.3.2. プロジェクト別レポート
プロジェクトでは、デバイスのインストール、アプリの起動、クラウドのリクエスト、およびアクティブなデバイスという 4 つのレポートタイプがあります。ドメインの設定によっては、クラウドリクエストとアクティブデバイスは利用可能でない場合もあります。
4.3.2.1. デバイスインストール
デバイスインストールでは、特定の期間にアプリがインストールされた数が表示されます。デバイスインストールは、アプリが新規デバイスで最初に起動し、クラウドにコールバックをすると追跡されます。デバイスインストールは App Stores が以下の方法で追跡するユーザーインストールとは異なることに注意してください。
- App Stores では、ユーザーがアプリをインストールしたデバイス数にかかわらず、インストールをユーザーアカウントのダウンロード実行として数えます。これは、個別の App Store から利用可能なレポートタイプとは異なる可能性があります。
- App stores は通常 PST タイムゾーンで日次結果をレポートします (Google Play および iTunes Connect の場合) が、デバイスインストールでは UTC でレポートされます。
- アプリインストールが追跡されるには、アプリが有効なインターネット接続で少なくとも 1 回は起動される必要があります。ここでインストールがカウントされるのは、ダウンロード時ではなく、アプリの初回起動時です。
4.3.2.2. アプリ起動
アプリの起動は、インターネット接続でこれまでに見られたデバイス上でアプリが起動されると追跡されます。アプリ起動は、コールドスタートで起動したアプリのみが追跡されることに注意してください。つまり、バックグラウンドで実行されているアプリがフォアグラウンドに持ち込まれても「アプリ起動」として追跡されません。
4.3.2.3. クラウドリクエスト
クラウドリクエストのレポートでは、クライアントアプリが ($fh.cloud を使って) クラウドアプリにリクエストを要求した回数が表示されます。
4.3.2.4. アクティブデバイス
アクティブデバイスのレポートは、選択した期間であるアプリに対してアクティブだったデバイス数の中央値を示します。一意のデバイス識別子 で特定されるデバイスは、この期間に少なくとも 1 回のクラウドリクエストを ($fh.act または $fh.cloud で) 24 時間の期間 (GMT タイムゾーンの午前 0 時から) の間に行うと、アクティブとみなされます。
4.3.3. レポート図表 & グラフ
各タイプのレポートは、希望するデータがどの図表で一番うまく表示されるかによって、多くの方法で見ることができます。一般的には、個別の図表で示されている情報は、カーソルをその上に移動すると詳しい説明が表示されます。ある図表で複数のアイテムが比較されている場合は、凡例でそのアイテムをクリックしてオン、オフを切り替えることができます (ほとんどの図表で対応)。図表のデータは、個別の図表に関連付けられているエクスポートボタンをクリックすることで、CSV、PNG または PDF 形式でエクスポートできます。
図表の日付の範囲は変更可能で、カレンダーで範囲を選択するか、例えば「過去 7 日間」「過去 30 日間」「前月」から選択することもできます。
図表のデータは毎日更新され、最新のデータは前日のものになります。
4.3.3.1. 集計レポート
レポートタブの集計レポートは、全レポートの高度なビューを日付、デバイス、場所ごとなどに提供します。各アナリティクスタイプで「詳細を表示」をクリックすると、簡単に特定のレポートをドリルダウンすることができます。
4.3.3.2. アプリ別レポート
レポートタブのアプリ別レポートでは、左側のリストからアプリを選択して、個別アプリについてのレポートを表示することができます。多数のアプリがある場合は、検索することも可能です。アプリを選択したら、このアプリについての概要レポートが表示されます。特定のメトリクスについて知りたい場合は、「詳細を表示」ボタンをクリックします。
4.3.3.3. 個別アプリの分析
個別アプリの画面では、特定タイプのアナリティクス (起動、インストールなど) についての概要レポートが表示されます。レポートのタイトルをクリックするか、ナビゲーションで表示を切り替えると個別の図表が表示されます。
4.3.3.4. 日付別の分析
このタイプの図表では、時間経過による値の推移が分かります。Y 軸にはインストールなどの値が表示され、X 軸では日付が示されます。各プラットフォーム (Android、iPhone など) の値は、個別の線で示されます。
4.3.3.5. プラットフォーム別の分析
プラットフォーム別の集計値が円グラフで確認できます。集計値は、選択された期間のものです。
4.3.3.6. 場所別の分析
ユーザーの場所をベースにした特定期間の集計値が地理的グラフで表示されます。国の上にカーソルを移動すると、国ごとの値や、最小から最大値の基準におけるその値の位置が表示されます。
4.4. チームおよびコラボレーション
4.4.1. 概要
チームおよびコラボレーションのセクションでは、Red Hat Mobile Application Platform ホスト型 (RHMAP) 内の特定の機能およびエンティティーへのアクセスを制限することができます。
このセクションでは、以下を実行できます。
- 新規チームの作成
-
ユーザーを 1 つ以上のチームに追加する。ユーザーをあるチームに追加すると、そのチームの
メンバーになります。チームに割り当てられているパーミッションはすべて、このユーザーに適用されるようになります。 - プラットフォームの特定機能へのアクセスを制限するために、チームにパーミッションを割り当てる。
チームは以下の 2 つのカテゴリーに分けられます。
-
デフォルトチーム は、プラットフォームが作成したチームです。
デフォルトチームのパーミッションと詳細 (名前や説明など) は編集できません。デフォルトチームにはメンバーの追加および削除のみが実行可能です。 - User Created Teams (ユーザー作成のチーム) は、ユーザーが作成したチームです。User Created Team の詳細とパーミッションは編集可能です。
4.4.1.1. チームリスト
この画面では、現在利用可能なチームが一覧表示されます。以下が実行可能です。
- チーム一覧をグリッドまたは表形式で表示する。
- チーム名での検索
-
顧客およびドメインでチーム一覧にフィルターをかける。 -
チームの作成ボタンを選択して新規チームを作成する。
4.4.2. チームの作成
名前 と 説明 フィールドに入力し、チームの作成 ボタンをクリックするとチームが作成されます。
4.4.3. ダッシュボード
ダッシュボード画面では、チームの詳細が表示されます。この画面では、以下が実行できます。
-
チームに現在割り当てられているユーザーの一覧表示。これらのユーザーは、チームの
メンバーと呼ばれます。 -
メンバーの編集リンクまたは画面左側にあるメンバータブをクリックして、メンバー一覧を編集する。 -
チームに現在割り当てられている
パーミッションを表示する。 -
パーミッションの編集リンクまたは画面左側にあるパーミッションタブをクリックして、チームに割り当てられているパーミッションを編集する。 - チームの名前と説明を編集する。
-
このチームを削除ボタンを選択して、現在選択しているチームを削除する。
デフォルトチーム の 名前 と 説明 は編集できません。
デフォルトチーム は削除できません。
4.4.4. メンバー
メンバーセクションでは、チームのメンバー管理ができます。この画面では、以下が実行できます。
- チームの現行メンバーの一覧表示
- テキストエリアをクリックし、ユーザーを選択してチームにユーザーを選択する。選択されたユーザーは、自動的にチームのメンバーとして追加されます。
- チームのメンバーの横にある「削除」ボタンを選択してメンバーを削除する。
-
編集ボタンを選択して、チーム名と説明を編集する。
ユーザーは複数のチームの メンバー となることが可能です。
4.4.5. パーミッション
パーミッションセクションでは、現在選択しているチームに関連するパーミッションの設定ができます。チームの全 メンバー がこのチームに関連付けられているパーミッションに制限されます。
4.4.5.1. 主要な用語
パーミッションに関連する主な用語は以下の通りです。
- ビジネスオブジェクト: プラットフォーム内のエンティティーを説明するラベル (例: プロジェクト)。
- エンティティー: ビジネスオブジェクトのインスタンス (例: My First Project という名前のプロジェクトは、プロジェクトビジネスオブジェクトのインスタンス。) パーミッション: ビジネスオブジェクトに適用されるアクセスレベル (例: 読み取り、書き込み)。
- チーム: 選択したビジネスオブジェクトに適用されるパーミッションの集合。
- 階層: 相互のビジネスオブジェクトにおける位置を示し、UI の機能エリアも示します。
4.4.5.2. ビジネスオブジェクト
パーミッションはすべて、ビジネスオブジェクトに対して設定されます。
ビジネスオブジェクトはプラットフォームの機能エリアに関連し、その構造を示す階層に体系化されます。
例えば、リセラー に下にある 管理者 要素にパーミッションを設定すると、この リセラー の管理者機能に対するパーミッションを設定することになります。
4.4.5.3. アクセスレベル
ビジネスオブジェクトには、以下の 3 つのアクセスレベルを適用できます。
-
No Access:
チームはこのビジネスオブジェクトにアクセスできません。 -
表示:
チームはビジネスオブジェクトを表示することはできますが、ビジネスオブジェクトに変更を加えることはできません。 -
表示 & 編集:
チームはビジネスオブジェクトを表示でき、かつ変更を加えることもできます。
4.4.5.4. 継承
ビジネスオブジェクトは階層に体系化されます。ビジネスオブジェクトは、プラットフォームの大きな機能エリアを参照することができます (例: ドメイン 全体)。サブビジネスオブジェクトは、プラットフォームのより特定の機能エリアを参照します (例: ドメイン 内の プロジェクト)。
この構造を使用すると、サブビジネスオブジェクトの パーミッション をその親から継承できます。これは、パーミッションを継承 の選択肢で決定します。パーミッションを継承 を オン にすると、サブビジネスオブジェクトはその親のパーミッションを継承します。パーミッションを継承 を オフ にすると、特定の アクセスレベル をサブビジネスオブジェクトに設定する必要があります。
親レベルの パーミッションを継承 が オン に設定されていれば、ビジネスオブジェクトは 2 つ上またはそれ以上のレベルの パーミッション を継承できます。
パーミッション の優先順位は、ビジネスオブジェクトに設定された アクセスレベル で決定されます。
ビジネスオブジェクトに アクセスレベル を設定する順番は、以下のようになります。
- 読み取り & 書き込み
- 表示
- No Access
- パーミッションを継承
4.4.5.5. 複数チーム
ユーザーは、複数の チーム の メンバー となることができます。この場合、ビジネスオブジェクトに適用される アクセスレベル は、上記の優先順位となります。
以下の例を見てみましょう。
-
チーム A で ビジネスオブジェクト A に
パーミッション継承のアクセスレベルを設定します。 -
チーム B では ビジネスオブジェクト A に
表示のアクセスレベルを設定します。 - ユーザー A は チーム A と チーム B のメンバーです。
このシナリオでは、ビジネスオブジェクト A には 表示 の アクセスレベル があることになります。
4.4.5.6. フィルタリング可能なビジネスオブジェクト
ビジネスオブジェクトには、複数のインスタンスがあるものもあります。例えば、プロジェクト ビジネスオブジェクトは、ドメイン上で利用可能なすべての プロジェクト に関係します。ドメインでは複数のプロジェクトが存在する場合があるので、特定のプロジェクトにパーミッションを適用できる必要があります。
フィルタリング可能なビジネスオブジェクトは、以下の 2 つの方法でフィルターをかけられます。
-
すべてにアクセスをオンに設定すると、そのチームはビジネスオブジェクトの全インスタンスにアクセスできるようになります。例えば、プロジェクトビジネスオブジェクトですべてにアクセスをオンに設定すると、そのチームはドメイン内の全プロジェクトにアクセスできるようになります。 -
すべてにアクセスをオフに設定すると、チームがアクセス可能なビジネスオブジェクトのインスタンスを選択できるようになります。
ユーザーが作成したビジネスオブジェクトのインスタンスはすべて、そのユーザーには表示されます。ただし、そのビジネスオブジェクトに割り当てられているパーミッションが適用されます。
以下の例を見てみましょう。
-
ユーザー A は チーム A の
メンバーです。 -
プロジェクトビジネスオブジェクトのアクセスレベルを読み取り & 書き込みに設定します。 -
ユーザー A が プロジェクト A という名前の新規
プロジェクトを作成します。 -
チーム A について、
プロジェクトビジネスオブジェクトのすべてにアクセスをオフに設定します。 -
プロジェクトビジネスオブジェクトでインスタンスをなにも選択しません。
このシナリオでは、Studio のプロジェクトセクションで ユーザー A に表示されるのは、プロジェクト A のみになります。

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