第6章 アプリの公開

6.1. アプリの Google Play への提出

6.1.1. 前提条件

  • 「Release」アプリ (APK ファイル) が Platform からビルドされているか、または Android Studio を使用してビルドされている
  • 開発者には高解像度のアプリケーションアイコンファイルが必要です。

    • 512x512 JPEG または 24 bit PNG (no Alpha)
  • 開発者には 1 つ以上のアプリのスクリーンショットが必要です。

    • 320x480 または 480x854 JPEG または 24 bit PNG (no Alpha) 形式
注記

スクリーンショットはフルブリードで、境界線や横長 (landscape) のサムネイルは切り取られます。すべてのサイズ (WxH) は 320wx480h などのように表示されます。

6.1.2. 概要

Google Play にアプリを公開するに多数のステップを実行する必要があり、これらはすべて web ブラウザーを使って実行されます。ステップには以下が含まれます。

  • アプリケーションのアップロード

    • アセットのアップロード
    • 詳細の一覧表示
    • 公開オプション
    • 連絡先情報
    • 同意

6.1.3. アプリケーションのアップロード

  • 開発者ログインを使って Google Play (https://play.google.com/apps) にログインします。

    • Google Play にすでにあるアプリの一覧が表示されます。
    • Upload Application ボタンをクリックします。
    • Upload an Application 画面に移動します。

6.1.4. アセットのアップロード

  • ドラフト版アプリケーション APK ファイル

    • APK ファイルのアップロード
  • スクリーンショット

    • スクリーンショットのアップロード -- JPEG または 24-bit PNG (Alpha Transparency はサポートされません)
  • 高解像度アプリケーションアイコン

    • アプリアイコンのアップロード — JPEG または 24-bit PNG (Alpha Transparency はサポートされません)
  • 販促用画像 (Promotional Graphic)

    • これは 1.6 以上が搭載されているデバイスの Google Play で使用されるオプションです。
  • フィーチャーグラフィック (Feature Graphic)

    • これはオプションです。
  • プロモーション動画 (Promotional Video)

    • これは YouTube URL をプロモーション動画に指定するためのオプションです。
  • マーケティングの除外 (Marketing Opt-out )

    • Google でのマーケティング/アプリのプロモーションを禁止するオプションもあります。

6.1.5. 詳細の一覧表示

  • 言語

    • アプリの言語を選択します。
  • タイトル

    • Google Play に表示されるアプリケーションの名前
  • 説明

    • Google Play に表示されるアプリの説明を入力します。
  • 最近の変更点

    • アプリケーションの更新をアップロードする際に変更点を入力します。
  • 販促用の説明文 (Promo text)

    • これは販促用画像と関連して使用されます。
  • アプリケーションタイプ

    • "アプリケーション" / "ゲーム" からアプリケーションタイプを選択します。
  • カテゴリー

    • アプリケーションタイプの選択に基づいてアプリが表示されるカテゴリーを選択します。
    • アプリケーション

      • コミック
      • 通信
      • エンタメ
      • ファイナンス
      • 健康
      • ライフスタイル
      • マルチメディア (Multimedia)
      • ニュース & 天気 (News & Weather)
      • 仕事効率化
      • 参考書
      • ショッピング
      • ソーシャルネットワーク
      • スポーツ
      • テーマ (Themes)
      • ツール
      • 旅行
      • デモ
      • ソフトウェアライブラリー
    • ゲーム

      • アーケード & アクション
      • 頭脳系 & パズル
      • カード & カジノ (Casino)
      • ミニゲーム (Casual)
  • 価格

    • 価格は自動的に Free に設定されます。アプリの料金を請求をする場合は、Google Checkout で販売者アカウントをセットアップする必要があります。

6.1.6. 公開オプション

  • コピープロテクション

    • アプリのデバイスからのコピーを防止します。近日中に廃止が予定されており、代わりに Licensing Service (ライセンス管理サービス) が使用されます。
  • 場所

    • アプリを表示させる Google Play マーケットを選択します。

6.1.7. 連絡先情報

  • ウェブサイト

    • ウェブサイト URL
  • メール

    • メールアドレス
  • 電話

    • 電話番号

6.2. アプリの Apple App Store への提出

前提条件

ここでは、開発者がすでに数多くのタスクを実行していることを前提とします。これらには以下が含まれます。

  • 「Release」アプリが Platform からビルドされているか、または xCode を使用してビルドされている
  • 開発者にはアプリケーション用の 2 つのアイコンファイルがある

    • 57x57 PNG 形式
    • 512x512 PNG 形式
  • 開発者には 1 つ以上のアプリの 320x480 PNG 形式が必要

概要

アプリを iPhone App Store に公開するには、数多くのステップを実行する必要があり、これらはすべて web ブラウザーを使って実行されます。ステップには以下が含まれます。

  • 新規アプリケーションの作成
  • アプリ内課金 (in-app purchasing) のセットアップ
  • 販売用アプリケーションの提出

6.2.1. 新規アプリケーションの作成

  1. 開発者ログイン (メールアドレス) を使って iTunes Connect (http://itunesconnect.apple.com) にログインします。

    1. Manage Your Applications をクリックします。
    2. Add New Application をクリックします。
    3. 「Export Laws and Encryption (輸出法および暗号化)」の質問についての選択肢を選びます。
  2. Overview タブ

    1. アプリの詳細情報を Overview セクションに記入します。
    2. 「Restrict this binary to a specific platform (このバイナリーの特定プラットフォームへの制限)」の質問についての選択肢を選びます。
    3. バージョン番号 (1.0 など) を入力します。
    4. SKU 番号の固有の値を入力します (例: 現在の日時)。
    5. 画面の下部にある (青色の) Continue ボタンをクリックします。
  3. Ratings タブ

    1. アプリケーションに該当するチェックボックスを選択します。
    2. (青色の) Save Changes ボタンをクリックします。
  4. Upload タブ

    1. 「Upload application binary later (アプリケーションバイナリーを後でアップロード)」オプションをクリックします。
    2. 先の前提条件で扱われているアイコンおよびスクリーンショットをアップロードします (Large Icon と Primary Screen Shot は必須です)。ヒント: スクリーンショットを追加する場合、スクリーンショットがアップローダーで追加される際に正しい順序で表示されるよう、逆の順序で選択する必要があるかもしれません (選択した順序と逆の順序で追加/アップロードされるように見えます)。
    3. (青色の) Continue ボタンをクリックします。
  5. Localization タブ

    1. アプリに適した言語を選択します。
    2. Continue ボタンをクリックします。
  6. Pricing タブ

    1. アプリの Availability Date (入手可能日) を選択します (例: 本日)。
    2. 適切な Price Tier (価格帯) を選択します。
    3. アプリを入手できるストアを選択し、続行します。
  7. Review タブ

    1. 適切なストア (例: 会社の所在地のある国) を選択します。
    2. (黒色の) Submit Application ボタンをクリックします。

6.2.2. 販売用アプリケーションの提出

  1. アプリケーションバイナリーのアップロード

    1. iTunes Connect にログインしたら、Manager your Applications をクリックします。
    2. Apple による承認を得るために提出する必要のあるアプリケーションをクリックします (現在のステータスは、アプリケーションバイナリーがこれからアップロードされることを示すオレンジ色で表示されているはずです)。
    3. Upload Binary ボタンをクリックします (許可される最大バイナリーサイズは 64MB です)。
    4. Choose File をクリックし、前提条件に記載されるバイナリー zip ファイルを見つけます。
    5. Upload File をクリックします。
    6. 右下にある Save Changes ボタンをクリックします。
  2. Review App Store を確認します。

    1. Manager your Applications をクリックします。
    2. 承認用に提出されたアプリケーションをクリックします。
    3. Edit Information ボタンをクリックし、Review タブを開きます。
    4. Review App Store がアプリケーションの作成時に選択した国に設定されていることを確認します (iTunes Connect 内のバグがある可能性により、この確認は必要です)
    5. Done をクリックすると、アプリケーションが Apple による承認を受ける準備ができます。

6.3. アプリ認証情報バンドル

認証情報バンドルは、特定のビルドを実行するために必要な数多くのリソースで構成されています。以下には、各種のリソースがそれらの目的についての簡単な説明と共に一覧表示されています。

6.3.1. リソース

ビルド操作を実行する際に、認証情報バンドルが必要になることがあります (ビルドによって異なる)。認証情報バンドルは、証明書、プロビジョニングプロファイルおよびプライベートキーなど、開発ビルド、ディストリビューションビルド、デバッグビルドなどの特定タイプのビルドを実行するために必要なリソースの組み合わせです。プラットフォームとビルドタイプの両方に基づいて、バンドルを構成する各種リソースが分類されます。

以下は、認証情報バンドルに追加できるリソースの内訳の一覧とそれらの目的についての簡単な説明です。

6.3.1.1. すべてのプラットフォーム

  • プライベートキー

    • これは、所有者にのみ知らされるコンテンツのファイルです。アプリのビルドプロセスで、アプリはこのキーを使ってデジタル署名されます。これは、開発者のデジタル署名はアプリに残るため、アプリを開発者に再び関連付けることができることを意味します。

6.3.1.2. Android のみ

  • Android Distribution Certificate - Google Play Store にアップロードするアプリをビルドするために使用されます。この証明書は、マーケットへのアップロード時に開発者を識別するために使用されます。
  • 署名キー

    1. キーツール を使用して署名キーを作成します。

      keytool -genkey -v -keystore redhat.keystore -alias rhmap -keyalg RSA -keysize 2048 -validity 10000
    2. java keystore key intp pkcs#12 形式をエクスポートします。

      keytool -importkeystore -srckeystore redhat.keystore -destkeystore rhmap.p12 -deststoretype PKCS12 -srcalias rhmap
    3. 配信証明書を抽出します。

      openssl pkcs12 -in rhmap.p12 -nokeys -out rhmap-cert.pem
    4. プライベートキーを抽出します。

      openssl pkcs12 -in rhmap.p12 -nodes -nocerts -out rhmap-key.pem

      ここで、

      • プライベートキーは rhmap-key.pem です。
      • 証明書は rhmap-cert.pem です。

6.3.1.3. iOS のみ

  • iOS 開発証明書

    • 開発時にデバイス上で iOS App を実行するために使用されます。
  • iOS 配布用証明書

    • iOS アプリを App Store に提出するため、またアプリをオンデバイスのテスト用に配布するために使用されます。これは開発者の識別にも使用されます。

      警告

      Build Farm を使用してビルドされた Swift ベースの iOS アプリに署名するためにエンタープライズ向けの配布用証明書を使用する場合、結果として作成されるアプリは起動時にクラッシュする可能性があります。この問題が生じた場合は、この問題の解決方法の詳細について Red Hat のナレッジベース記事 Swift-based iOS application crashes upon startup when signed using an enterprise distribution certificate without Organisational Unit field を参照してください。

  • プロビジョニングプロファイル

    • これは iOS デバイスに開発アプリケーションをインストールするために必要です。

6.3.2. Apple 開発者およびエンタープライズアカウント

アプリを Apple App Store で公開するには、アクティブな Apple アカウント (開発者またはエンタープライズアカウント) を持っている必要があります。このアカウントは、関連アプリを App Store で利用可能な状態にするために毎年更新する必要があります。

6.3.2.1. 開発者アカウント

開発者アカウントは、iOS 配布用証明書を作成するために使用され、またアプリを Apple App Store に公開するために使用されます。

配布用証明書の期限が切れる場合でも、iOS 開発者アカウントがアクティブな場合には App Store の既存アプリは影響を受けず、App Store 内で引き続き利用可能であり、デバイス上にすでにあるアプリは予想どおりに機能し続けます。

6.3.2.2. エンタープライズアカウント

エンタープライズアカウントは (社内の) 配布用証明書を作成するために使用されます。このアカウントは、アプリを RHMAP App Store またはお客様の社内 MDM に公開するために必要です。

既存の社内証明書の期限が切れると、その証明書を使ってビルドされたすべてのアプリが実行されなくなり、このバージョンのアプリを追加でインストールすることができなくなります。

この場合、アプリは再ビルドし、新規の証明書で署名され、関連するストアに再度公開してから、すべてのユーザーによって再びダウンロードされる必要があります。

6.3.2.3. iOS 証明書の更新

Apple の企業向け証明書および開発者証明書は 3 年ごとに再作成される必要があります。

開発者アカウントに関連付けられたお客様のメールアドレスでは、先の再更新の必要性についての事前通知が受信されます。

Red Hat はお客様の Apple 開発者アカウントまたはエンタープライズアカウントの初期セットアップを支援しますが、作成されるApple アカウントおよび証明書の所有権と責任の所在はお客様にあります。

お客様が証明書の有効期限切れについての通知を受ける際に、アプリの利用に支障をきたさないよう証明書を更新しておくことを推奨いたします。