Red Hat Training

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3.3. エージェント JVM メモリーサイズの調整

エージェントが多数のリソースを管理する場合、JVM のデフォルト設定でメモリーが不足します。これにより、メモリーがしきい値を超え、エージェントログに記録されないようなエラーが発生する可能性 があり、エージェントは自動的に再起動されます。通常、これはエージェントのヒープサイズが低く設定されているため発生しますが、perm gen の値が低い場合にも関連します。
エージェントのメモリー設定を変更する場合は、rhq-agent-env.sh ファイル RHQ_AGENT_JAVA_OPTS で適切な JVM 設定を設定します。
  1. エージェントを停止します。たとえば、エージェントがサービスとして実行している場合は、以下を実行します。
    [root@server ~]# service rhq-agent-wrapper.sh stop
  2. この rhq-agent-env.sh ファイルを開き、エージェントが使用する必要な環境変数を設定します。
    [root@server ~]# vim agentRoot/rhq-agent/bin/rhq-agent-env.sh
  3. エージェント JVM のヒープサイズの最小および最大範囲のおよび -Xms -Xmx パラメーターで RHQ_AGENT_JAVA_OPTS 値を設定します。例:
    RHQ_AGENT_JAVA_OPTS="-Xms1024m -Xmx1024m -XX:PermSize=256M -XX:MaxPermSize=256M -Djava.net.preferIPv4Stack=true"
  4. 必要に応じて、-XX:PermSize および -XX:MaxPermSize を使用して perm gen サイズを設定します。
  5. エージェントプロセスを再起動して、新しい設定を読み込みます。たとえば、エージェントがサービスとして実行している場合は、以下を実行します。
    [root@server ~]# service rhq-agent-wrapper.sh start