第5章 JBoss EAP XP の OpenShift イメージでマイクロサービスアプリケーションをビルドおよび実行

JBoss EAP XP の OpenShift イメージでマイクロサービスアプリケーションをビルドし、実行できます。

注記

JBoss EAP XP は、OpenShift 4 以降のバージョンでのみサポートされます。

以下のワークフローを使用して、Source-to-image (S2I) プロセスで JBoss EAP XP の OpenShift イメージでマイクロサービスアプリケーションをビルドし、実行します。

注記

JBoss EAP XP 3.0.0 の OpenShift イメージは、standalone-microprofile-ha.xml ファイルをベースとしたデフォルトのスタンドアロン設定ファイルを提供します。JBoss EAP XP に含まれるサーバー設定ファイルの詳細は、スタンドアロンサーバー設定ファイルを参照してください。

このワークフローでは、例として microprofile-config クイックスタートを使用します。クイックスタートでは、独自のプロジェクトの参照として使用できる小規模の、特定の作業例を示します。詳細は、JBoss EAP XP 3.0.0 に同梱される microprofile-config クイックスタートを参照してください。

関連情報

5.1. アプリケーションのデプロイメントに向けた OpenShift の準備

アプリケーションのデプロイメントに向けて OpenShift を準備します。

前提条件

稼働中の OpenShift インスタンスがインストールされている。詳細は、Red Hat カスタマーポータルOpenShift Container Platform クラスターのインストールおよび設定を参照してください。

手順

  1. oc login コマンドを使用して、OpenShift インスタンスにログインします。
  2. OpenShift で新しいプロジェクトを作成します。

    プロジェクトでは、1 つのユーザーグループが他のグループとは別にコンテンツを整理および管理することができます。以下のコマンドを使用すると OpenShift でプロジェクトを作成できます。

    $ oc new-project PROJECT_NAME

    たとえば、以下のコマンドを使用して、microprofile-config クイックスタートで eap-demo という名前の新規プロジェクトを作成します。

    $ oc new-project eap-demo