第2章 MicroProfile について

2.1. MicroProfile Config

2.1.1. JBoss EAP での MicroProfile Config

設定データは動的に変更でき、アプリケーションはサーバーを再起動せずに最新の設定情報にアクセスできる必要があります。

MicroProfile Config は設定データのポータブルな外部化を実現します。つまり、アプリケーションとマイクロサービスを、変更または再パッケージ化せずに複数の環境で実行するように設定できます。

MicroProfile Config 機能は、SmallRye Config を使用して JBoss EAP に実装され、microprofile-config-smallrye サブシステムによって提供されます。

注記

MicroProfile Config は JBoss EAP XP でのみサポートされます。これは JBoss EAP ではサポートされません。

重要

独自の Config 実装を追加する場合は、Config インターフェイスの最新バージョンのメソッドを使用する必要があります。

2.1.2. MicroProfile Config でサポートされる MicroProfile Config ソース

MicroProfile Config 設定プロパティーは、さまざまな場所から取得でき、形式が異なる場合があります。これらのプロパティーは ConfigSources によって提供されます。ConfigSources は org.eclipse.microprofile.config.spi.ConfigSource インターフェイスの実装です。

MicroProfile Config 仕様は、設定値を取得するために、以下のデフォルト ConfigSource 実装を提供します。

  • System.getProperties()
  • System.getenv()
  • クラスパス上のすべての META-INF/microprofile-config.properties

microprofile-config-smallrye サブシステムは、設定値を取得するために ConfigSource リソースの追加タイプをサポートします。以下のリソースから設定値を取得することもできます。

  • microprofile-config-smallrye/config-source 管理リソースでのプロパティー
  • ディレクトリー内のファイル
  • ConfigSource クラス
  • ConfigSourceProvider クラス