2.7.2.2. HTTP インターフェイスによるローカルおよびリモートクライアント認証
HTTP インターフェイスは、稼働中の JBoss EAP インスタンスと同じホスト上のクライアントがローカルで呼び出すことができ、他のマシンからクライアントがリモードで呼び出すこともできます。ローカルおよびリモートクライアントは HTTP インターフェイスにアクセスできますが、HTTP インターフェイスにアクセスするすべてのクライアントはリモート接続として処理されます。
クライアントが HTTP 管理インターフェイスへの接続を試みると、JBoss EAP は HTTP 応答とともに状態コード 401 Unauthorized
と、ダイジェストや GSSAPI などのサポートされる認証をリストする一連のヘッダーを返信します。ダイジェストのヘッダーには、JBoss EAP によって生成された nonce も含まれます。クライアントはヘッダーを確認して使用する認証方法を選択し、適切な返答を送信します。クライアントがダイジェストを選択した場合、ユーザーにユーザー名とパスワードの入力を要求します。クライアントは、ユーザー名やパスワードなどの提供されたフィールド、nonce、その他の情報を使用し、一方向ハッシュを生成します。その後、一方向ハッシュ、ユーザー名、および nonce を返答として JBoss EAP に返信します。JBoss EAP はその情報を取得して別の一方向ハッシュを生成し、両方のハッシュを比較した結果を基にしてユーザーを認証します。