2.7.3.4. LDAP と管理インターフェイスの使用
JBoss EAP には、LDAP サーバーを web および Jakarta Enterprise Beans アプリケーションの認証および承認機関として使用できるようにする複数の認証および承認モジュールが含まれています。
LDAP サーバーを管理コンソール、管理 CLI、または管理 API の認証ソースとして使用するには、以下のタスクを実行する必要があります。
- LDAP サーバーへアウトバウンド接続を作成します。
- LDAP が有効なセキュリティーレルムを作成するか、既存のセキュリティーレルムが LDAP を使用するよう更新します。
- 管理インターフェイスの新しいセキュリティーレルムを参照します。
LDAP オーセンティケーターは、最初にリモートディレクトリーサーバーへ接続を確立します。その後、ユーザーが認証システムに渡すユーザー名を使用して検索を実行し、LDAP レコードの完全修飾識別名 (DN) を探します。ユーザーによって提供されるクレデンシャルおよびパスワードとしてユーザーの DN を使用して、LDAP サーバーへの新しい接続が確立されます。LDAP サーバーの認証に成功すると、DN が有効であることが検証されます。
LDAP が有効なセキュリティーレルムが作成されると、管理インターフェイスによる参照が可能になります。管理インターフェイスはセキュリティーレルムを認証に使用します。管理インターフェイスおよび管理 CLI で認証に双方向 SSL/TLS を使用すると、LDAP サーバーへのアウトバウンド接続を使用するよう JBoss EAP を設定することもできます。