3.2. 非推奨の機能

本リリースでは一部の機能が非推奨になりました。非推奨の機能には改良が加えられず、将来的 (通常は次のメジャーリリース) に削除される可能性があります。

Red Hat は標準のサポート条件に基づき、継続して完全サポートおよびバグ修正を提供します。JBoss EAP XP の Red Hat サポートポリシーに関する詳細は、Red Hat カスタマーポータルにある Red Hat JBoss Enterprise Application Platform expansion pack のライフサイクルとサポートポリシー を参照してください。

OpenJDK11 OpenShift イメージは複数のアーキテクチャーをサポートします

IBM Z および IBM Power Systems の OpenJ9 イメージは非推奨となりました。以下の OpenJDK11 Builder イメージおよび Runtime イメージが更新され、複数のアーキテクチャーをサポートするようになりました。

  • jboss-eap-7/eap-xp3-openjdk11-openshift-rhel8 (Builder イメージ)
  • jboss-eap-7/eap-xp3-openjdk11-runtime-openshift-rhel8 (Runtime イメージ)

OpenJDK11 イメージは、次のアーキテクチャーで使用できます。

  • x86 (x86_64)
  • s390x (IBM Z)
  • ppc64le (IBM Power Systems)

OpenJDK11 イメージで OpenJ9 Java Virtual Machine (JVM) を使用する場合は、Java Change in Power and Z OpenShift Images を参照してください。

Galleon レイヤー

jms-activemq デコレーターレイヤーは非推奨になり、このレイヤーは messaging-activemq レイヤーに置き換えられました。

オペレーティングシステム

  • Microsoft Windows Server on i686
  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 6 on i686

データベースおよびデータベースコネクター

  • IBM DB2 11.1
  • PostgreSQL / EnterpriseDB 11
  • MariaDB 10.1
  • MS SQL 2017

Server Side JavaScript

テクノロジープレビュー機能として提供されていた JBoss EAP Server Side JavaScript サポートは非推奨になりました。

Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) サーバー

  • Red Hat Directory Server 10.0
  • Red Hat Directory Server 10.1

Spring BOM

Red Hat Maven リポジトリーにある以下の Spring BOM が非推奨になりました。

  • jboss-eap-jakartaee8-with-spring4

RedHat は Spring アプリケーションが JBoss EAP XP 3.0.0 で実行されることをテストしますが、JBoss EAP XP 3.0.0 でアプリケーションを開発するには、Spring Framework とその BOM の最新バージョン (例: x.y.z.RELEASE) を使用する必要があります。

Spring Framework のバージョンの詳細は、Spring Framework Versions on GitHubを参照してください。

Java Development Kit

  • Java Development Kit 8 (JDK 8)
  • Java Development Kit 11 (JDK 11)

    注記

今後の主要な JBoss EAP リリースでは、Java SE 要件は、業界 (Jakarta EE、MicroProfile など) と市場のニーズに基づいて再評価されます。

JBoss EAP OpenShift テンプレート

OpenShift 向けの JBoss EAP テンプレートが非推奨になりました。

.json テンプレート

eap-xp2-third-party-db-s2i.json テンプレートは非推奨になり、JBoss EAP XP 3.0.0 で削除されました。

eap74-beta-starter-s2i.json および eap74-beta-third-party-db-s2i.json テンプレートは非推奨になり、JBoss EAP 7.4.0 で削除されました。

レガシーセキュリティーサブシステム

org.jboss.as.security 拡張と、この拡張がサポートするレガシーの security サブシステムは非推奨になりました。セキュリティー実装を security サブシステムから elytron サブシステムに移行します。

org.wildfly.extension.picketlink 拡張およびこの拡張をサポートする picketlink-federationpicketlink-identity-management サブシステムが非推奨になりました。シングルサインオン実装を Red Hat Single Sign-On に移行してください。

PicketBox ベースのセキュリティー vault

PicketBox ベースのセキュリティー vault は、レガシーセキュリティーサブシステムと core-service=vault カーネル管理リソースの両方を介して非推奨になりました。

以前の JBoss EAP バージョンの管理対象ドメインサポート

JBoss EAP 7.4 の管理対象ドメインで JBoss EAP 7.3 以前のバージョンを実行しているホストのサポートは非推奨になりました。管理対象ドメインのホストを JBoss EAP 7.4 に移行します。

JBoss EAP 7.3 以前からの名前空間を使用するサーバー設定ファイル

本リリースでは、JBoss EAP 7.3 からの名前空間が含まれるサーバー設定ファイル (standalone.xmlhost.xmldomain.xml) の使用は非推奨となりました。JBoss EAP 7.4 の namespace を使用するようにサーバー設定ファイルを更新します。

Agroal サブシステム

Agroal サブシステムは非推奨です。

application-security-domain リソース

ejb3 サブシステムおよび undertow サブシステムの application-security-domain リソースは非推奨になりました。

クラスターリングサブシステムのリソース

クラスターリングサブシステムの次のリソースは非推奨です。

  • infinispan サブシステム

    • /subsystem=infinispan/remote-cache-container=*/component=transaction
    • /subsystem=infinispan/remote-cache-container=/near-cache=
  • jgroups サブシステム

    • /subsystem=jgroups/stack=*/protocol=S3_PING
    • /subsystem=jgroups/stack=*/protocol=GOOGLE_PING
  • Themodcluster サブシステム

Codehaus Jackson

現在サポートされていない Codehaus Jackson 1.x モジュールは JBoss EAP 7.4 で非推奨になりました。

SCRAM メカニズム

次の SCRAM メカニズムとそのチャネルバインディングバリアントは非推奨になりました。

  • SCRAM-SHA-512
  • SCRAM-SHA-384

Hibernate ORM 5.1

Hibernate ORM 5.1 ネイティブ API バイトコードトランスフォーマーは、最初に導入されて以来、常に非推奨になっています。

HornetQ クライアント

HornetQ クライアントモジュールは非推奨になりました。

JBoss EAP 7.4 で非推奨となった機能の一覧は、JBoss EAP 7.4 リリースノートの 非推奨の機能 を参照してください。