第1章 JBoss EAP のインストールの準備

3 種のインストーラーのいずれかを使用して JBoss EAP のインスタンスをインストールすることができます。要件により異なりますが、各インストーラータイプは特定の状況で役に立ちます。

1.1. JBoss EAP のインストール方法

JBoss EAP のインストール方法は複数あり、いずれかを選択できます。状況によって最適な方法は異なります。

以下の表には、各インストールタイプの概要と、関連するプロセスに関するセクションへのリンクが記載されています。

表1.1 インストーラータイプ

方法説明

インストーラーによるインストール

  • インストーラーは、コンソールでも、グラフィカルウィザードとしても実行できます。いずれの場合も、サーバーインスタンスのインストール手順および設定手順がステップごとに表示されます。サポート対象のすべてのプラットフォームでは、インストーラーで JBoss EAP をインストールすることが推奨されます。
  • インストーラーには、Maven リポジトリーのクイックスタートや設定などの追加のセットアップオプションも含まれます。

アーカイブインストール

  • アーカイブインストールは、サポート対象のすべてのオペレーティングシステムに適しています。
  • インスタンスを手動で展開する場合は、この方法を使用します。
  • アーカイブインストールでは、デフォルトの JBoss EAP がインストールされるので、インストール後に設定変更を実装する必要があります。
注記

JBoss Operations Network (JBoss ON) を使用して JBoss EAP パッチをデプロイおよびインストールする場合には、アーカイブインストールで対象の JBoss EAP インスタンスをインストールします。

RPM インストール

  • Red Hat Enterprise Linux 6 以降のサポート対象のシステム設定では、RPM パッケージを使用して、JBoss EAP をインストールできます。