1.11.8. server-ssl-context の使用

server-ssl-context は、サーバー側の SSL コンテキストを提供するために使用されます。SSL コンテキストの通常の設定の他に、暗号化スイートやプロトコルなどの追加項目を設定することが可能です。SSL コンテキストは、設定された追加項目をラップします。

  1. 必要に応じて、key-storekey-manager、および trust-manager コンポーネントを作成します。

    双方向 SSL/TLS 接続を確立する場合は、クライアント証明書とサーバー証明書用の別の key-store コンポーネント、サーバー key-store 用の key-manager、およびサーバー trust-store 用の trust-manager を作成する必要があります。または、一方向 SSL/TLS 接続を行う場合は、サーバー証明書の key-store と、それを参照する key-manager を作成する必要があります。キーストアおよびトラストストアの作成例は、「Elytron サブシステムを使用してアプリケーションに対して双方向 SSL/TLS を有効化する」セクションで参照できます。

  2. server-ssl-context を作成します。

    キーマネージャー、トラストマネージャー、またはその他の必要な設定オプションを参照する server-ssl-context を以下のオプションのいずれかを使用して作成します。

管理 CLI を使用したサーバー SSL コンテキストの追加
/subsystem=elytron/server-ssl-context=newServerSSLContext:add(key-manager=KEY_MANAGER,protocols=["TLSv1.2"])
重要

対応する HTTPS プロトコルを決定する必要があります。上記のコマンド例は TLSv1.2 を使用します。cipher-suite-filter 引数を使用して、許可される暗号スイートを指定でき、use-cipher-suites-order 引用して、サーバーの暗号スイートの順序を許可します。use-cipher-suites-order 属性はデフォルトで true に設定されます。これは、レガシー security サブシステムの動作とは異なります。その動作は、デフォルトで、クライアント暗号スイートの順序を許可します。

管理コンソールを使用したサーバー SSL コンテキストの追加
  1. 管理コンソールにアクセスします。詳細は、JBoss EAP『 設定ガイド』の「 管理コンソール 」を参照してください
  2. Configuration → SubsystemsSecurity (Elytron)Other Settings と選択し、表示 をクリックします。
  3. SSLServer SSL Context の順にクリックし、Add をクリックして新しいサーバー SSL コンテキストを設定します。

server-ssl-context および他の Elytron コンポーネントの属性の完全リストは、「Elytron サブシステムのコンポーネント」を参照してください。