5.4. 旧バージョンからの移行時の注意点
Java Security Manager を有効にして実行してい状態で、JBoss EAP の以前のバージョンから JBoss EAP 7 へアプリケーションを移動する場合は、ポリシーの定義方法と JBoss EAP 設定およびデプロイメントの両方に必要な設定における変更に注意してください。ここでは、注意すべき変更点をご紹介します。
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以前のリリースの JBoss EAP では、ポリシーは外部設定ファイルで定義されていました。JBoss EAP 7 では、ポリシーは
security-manager
サブシステムを使用して定義されます。また、デプロイメントに含まれるpermissions.xml
またはjboss-permissions.xml
で定義されます。 -
これまでのバージョンの JBoss EAP では、JBoss EAP の起動中に
-Djava.security.manager
および-Djava.security.policy
Java システムプロパティーを使用できました。これらはサポート外となりました。代わりにsecmgr
フラグを使用して JBoss EAP が Java Security Manager で実行できるようにする必要があります。 - JBoss EAP 7 では、カスタムセキュリティーマネージャーはサポートされません。