4.2.4. JBoss EAP にデプロイされたクライアントでの Elytron クライアントの使用

JBoss EAP にデプロイされたクライアントは Elytron クライアントを使用することもできます。AuthenticationContext は自動的に解析され、JBoss EAP 設定の default-authentication-context 設定から作成されます。default-authentication-context が設定されていないものの、デプロイメントに wildfly-config.xml ファイルが含まれるか、wildfly.config.url システムプロパティーを使用して設定されている場合、AuthenticationContext は自動的に解析され、そのファイルから作成されます。

例: デフォルト認証コンテキストの設定

/subsystem=elytron/authentication-context=AUTH_CONTEXT:add
/subsystem=elytron:write-attribute(name=default-authentication-context,value=AUTH_CONTEXT)

デプロイメント外で設定ファイルを読み込むには、parseAuthenticationClientConfiguration(URI) メソッドを使用します。このメソッドは、プログラムによるアプローチを使用してクライアントコードで使用できる programmatic approach を使用してクライアントコードで使用できる AuthenticationContext を返します。

さらに、クライアントは elytron サブシステムによって提供されるクライアント設定から AuthenticationContext を自動的に解析して作成します。elytron サブシステムのクライアント設定は、クレデンシャルストアなどの elytron サブシステムに定義された他のコンポーネントも利用できます。クライアント設定がデプロイメントと elytron サブシステムの両方によって提供される場合、elytron サブシステムの設定が使用されます。

注記

authentication-contextelytron サブシステムのデフォルトとして設定されている場合のみ、elytron サブシステムの AuthenticationContext を使用できます。