8.7.2.3. JBoss EAP 7.3 インスタンスが JBoss EAP 7.4 の更新を取得しないようにする

JBoss EAP 7.3 のホストが JBoss EAP 7.4 固有の設定やリソースを受け取らないように、管理対象ドメインコントローラーは、設定更新をホストコントローラーに転送します。これらのリソースを無視するように、JBoss EAP 7.3 ホストを設定する必要があります。これには、JBoss EAP 7.3 のホストで ignore-unused-configuration 属性を設定します。

注記

また、host-exclude 設定を使用して、特定のバージョンの JBoss EAP を実行するホストが特定のリソースを認識しないよう、ドメインコントローラーに指示することもできます。host-exclude 設定の使用例については、JBoss EAP 6 インスタンスが JBoss EAP 7 の更新を取得しないようにする を参照してください。JBoss EAP 7.3 の場合、host-exclude のオプションとして EAP73 を使用します。

JBoss EAP 7.3 ホストコントローラーのリモートドメインコントローラーへの接続設定で、ignore-unused-configuration 属性を true に設定します。

JBoss EAP 7.3 の host-slave.xml

<domain-controller>
    <remote security-realm="ManagementRealm" ignore-unused-configuration="true">
        <discovery-options>
            <static-discovery name="primary" protocol="${jboss.domain.master.protocol:remote}" host="${jboss.domain.master.address}" port="${jboss.domain.master.port:9990}"/>
        </discovery-options>
    </remote>
</domain-controller>

この設定では、このホストは使用するサーバーグループと、それらのサーバーグループに関連するプロファイル、ソケットバインディンググループ、およびデプロイメントリソースのみを利用でます。その他のリソースはすべて無視されます。