24.7. Apache mod_jk HTTP コネクター

Apache mod_jk は、互換性の維持を目的に提供される HTTP コネクターです。

JBoss EAP は Apache HTTP プロキシーサーバーからのワークロードを許可します。プロキシーサーバーは Web フロントエンドからのクライアントリクエストを許可し、ワークを参加する JBoss EAP サーバーへ渡します。スティッキーセッションが有効な場合、同じクライアントリクエストは常に同じ JBoss EAP サーバーに送信されます (同じサーバーが使用できない場合を除く)。

mod_jk は AJP 1.3 プロトコルを介して通信します。mod_cluster または mod_proxy には他のプロトコルを使用できます。詳細は「HTTP コネクターの概要」を参照してください。

注記

mod_cluster は mod_jk よりも高度なロードバランサーで、推奨される HTTP コネクターです。mod_cluster は mod_jk のすべての機能と、それ以外の追加機能を提供します。JBoss EAP の mod_cluster HTTP コネクターとは違い、Apache mod_jk HTTP コネクターはサーバーまたはサーバーグループのデプロイメントの状態を認識せず、ワークの送信先に順応できません。

詳細は、Apache mod_jk ドキュメントを参照してください。

24.7.1. Apache HTTP Server での mod_jk の設定

JBoss Core Services Apache HTTP Server のインストール時または JBoss Web Server の使用時に mod_jk モジュールである mod_jk.so はすでに含まれていますが、デフォルトではロードされません。

注記

JBoss Web Server バージョン 3.1.0 より、Apache HTTP Server は配布されないようになりました。

以下の手順に従って、Apache HTTP Server の mod_jk をロードおよび設定します。この手順では、Apache HTTP Server の httpd/ ディレクトリーがカレントディレクトリーであることを前提としていますが、このディレクトリーはプラットフォームによって異なります。ご使用のプラットフォームに対応するインストール手順は、JBoss Core Services の『Apache HTTP Server Installation Guide』を参照してください。

注記

Red Hat のお客様は Red Hat カスタマーポータルにある Load Balancer Configuration Tool を使用して mod_jk やその他のコネクターに最適な設定テンプレートを迅速に生成することもできます。このツールを使用するにはログインする必要があります。

  1. mod_jk モジュールを設定します。

    注記

    mod_jk 設定ファイルの例は conf.d/mod_jk.conf.sampleにあります。独自のファイルを作成せずにこのファイルを使用するには、.sample 拡張子を削除し、必要に応じて内容を変更します。

    conf.d/mod_jk.conf という新しいファイルを作成します。以下の設定をファイルに追加し、必要に応じて内容を変更します。

    # Load mod_jk module
    # Specify the filename of the mod_jk lib
    LoadModule jk_module modules/mod_jk.so
    
    # Where to find workers.properties
    JkWorkersFile conf.d/workers.properties
    
    # Where to put jk logs
    JkLogFile logs/mod_jk.log
    
    # Set the jk log level [debug/error/info]
    JkLogLevel info
    
    # Select the log format
    JkLogStampFormat  "[%a %b %d %H:%M:%S %Y]"
    
    # JkOptions indicates to send SSK KEY SIZE
    JkOptions +ForwardKeySize +ForwardURICompat -ForwardDirectories
    
    # JkRequestLogFormat
    JkRequestLogFormat "%w %V %T"
    
    # Mount your applications
    JkMount /application/* loadbalancer
    
    # Add shared memory.
    # This directive is present with 1.2.10 and
    # later versions of mod_jk, and is needed for
    # for load balancing to work properly
    JkShmFile logs/jk.shm
    
    # Add jkstatus for managing runtime data
    <Location /jkstatus/>
        JkMount status
        Require ip 127.0.0.1
    </Location>
    注記

    JkMount ディレクティブは、Apache HTTP Server が mod_jk モジュールに転送する必要がある URL を指定します。ディレクティブの設定に基づき、mod_jk は受信した URL を適切なワーカーに送信します。直接静的コンテンツに対応し、Java アプリケーションのロードバランサーのみを使用するには、URL パスは /application/* である必要があります。mod_jk をロードバランサーとして使用するには、値 /* を使用してすべての URL を mod_jk に転送します。

    一般的な mod_jk の設定の他に、このファイルは mod_jk.so モジュールをロードするよう指定し、workers.properties ファイルの場所を定義します。

  2. mod_jk ワーカーノードを設定します。

    注記

    ワーカー設定ファイルの例は conf.d/workers.properties.sample にあります。独自のファイルを作成せずにこのファイルを使用するには、.sample 拡張子を削除し、必要に応じて内容を変更します。

    conf.d/workers.properties という新しいファイルを作成します。以下の設定をファイルに追加し、必要に応じて内容を変更します。

    # Define list of workers that will be used
    # for mapping requests
    worker.list=loadbalancer,status
    
    # Define Node1
    # modify the host as your host IP or DNS name.
    worker.node1.port=8009
    worker.node1.host=node1.mydomain.com
    worker.node1.type=ajp13
    worker.node1.ping_mode=A
    worker.node1.lbfactor=1
    
    # Define Node2
    # modify the host as your host IP or DNS name.
    worker.node2.port=8009
    worker.node2.host=node2.mydomain.com
    worker.node2.type=ajp13
    worker.node2.ping_mode=A
    worker.node2.lbfactor=1
    
    # Load-balancing behavior
    worker.loadbalancer.type=lb
    worker.loadbalancer.balance_workers=node1,node2
    worker.loadbalancer.sticky_session=1
    
    # Status worker for managing load balancer
    worker.status.type=status

    mod_jk workers.properties ファイルの構文の詳細およびその他の高度な設定オプションの詳細は、「mod_jk ワーカープロパティー」を参照してください。

  3. 任意で JKMountFile ディレクティブを指定します。

    mod-jk.conf の JKMount ディレクティブの他に、mod_jk に転送される複数の URL パターンが含まれるファイルを指定できます。

    1. uriworkermap.properties ファイルを作成します。

      注記

      URI ワーカーマップ設定ファイルの例は conf.d/uriworkermap.properties.sample にあります。独自のファイルを作成せずにこのファイルを使用するには、.sample 拡張子を削除し、必要に応じて内容を変更します。

      conf.d/uriworkermap.properties という新しいファイルを作成します。以下の例のように、一致する各 URL パターンの行を追加します。

      # Simple worker configuration file
      /*=loadbalancer
    2. uriworkermap.properties ファイルを示すよう、設定を更新します。

      conf.d/mod_jk.conf の最後に以下を追加します。

      # Use external file for mount points.
      # It will be checked for updates each 60 seconds.
      # The format of the file is: /url=worker
      # /examples/*=loadbalancer
      JkMountFile conf.d/uriworkermap.properties

mod_jk の設定に関する詳細は、 JBoss Web Server『HTTP Connectors and Load Balancing Guide』の「Configuring Apache HTTP Server to Load mod_jk」を参照してください。