8.8. JBoss EAP プロファイルの管理

8.8.1. プロファイル

JBoss EAP は、プロファイルを使用してサーバーが使用できるサブシステムを整理します。プロファイルは、利用可能なサブシステムと各サブシステムの特定の設定で設定されます。プロファイルのサブシステムの数が多いと、サーバーの機能が多くなります。プロファイルのサブシステムが集中的で数が少ないと、機能が少なくなりますが、フットプリントも少なくなります。

JBoss EAP にはほとんどのユースケースに対応する事前定義されたプロファイルが 5 つあります。

default
loggingsecuritydatasourcesinfinispanwebserviceseeejb3transactions など、一般的に使用されるサブシステムが含まれます。
ha
default プロファイルで提供されるサブシステムと、高可用性向けの jgroups および modcluster サブシステムが含まれます。
full
default プロファイルで提供されるサブシステムと、 messaging-activemq および iiop-openjdk サブシステムが含まれます。
full-ha
full プロファイルで提供されるサブシステムと、高可用性向けの jgroups および modcluster サブシステムが含まれます。
load-balancer
ビルトインの mod_cluster フロントエンドロードバランサーを使用して他の JBoss EAP インスタンスの負荷を分散するために必要な最低限のサブシステムが含まれます。
注記

JBoss EAP は、既存プロファイルの設定からサブシステムを削除して、エクステンションを無効にしたり、ドライバーやその他のサービスを手作業でアンロードしたりする機能を提供します。ただし、ほとんどの場合、これは必要ありません。JBoss EAP は必要時にサブシステムを動的にロードするため、サーバーまたはアプリケーションがサブシステムを使用しないと、そのサブシステムはロードされません。

既存のプロファイルが必要な機能を提供しない場合、JBoss EAP はカスタムプロファイルを定義する機能も提供します。