3.4.2. 管理コンソール

管理コンソールは、JBoss EAP の web ベースの管理ツールです。

管理コンソールを使用して、サーバーの開始および停止、アプリケーションのデプロイおよびアンデプロイ、システム設定の調整、サーバー設定の変更の永続化を行います。管理コンソールは管理タスクも実行でき、現在のユーザーが変更を行った後にサーバーインスタンスの再起動またはリロードが必要な場合はライブ通知も行います。

管理対象ドメインでは、同じドメインのサーバーインスタンスとサーバーグループをドメインコントローラーの管理コンソールから集中管理できます。

デフォルトの管理ポートを使用してローカルホストで稼働している JBoss EAP インスタンスの場合、Web ブラウザーを使用して http://localhost:9990/console/index.html で管理コンソールにアクセスできます。管理コンソールにアクセスできるパーミッションを持つユーザーで認証する必要があります。

管理コンソールでは、JBoss EAP スタンドアロンサーバーまたは管理対象ドメインを操作および管理するために以下のタブが提供されます。

Home (ホーム)
一般的な設定および管理タスクを行う方法を学ぶことができます。ツアーに参加して JBoss EAP 管理コンソールについてよく理解してください。
Deployments (デプロイメント)
デプロイメントを追加、削除、および有効化します。管理対象ドメインでは、デプロイメントをサーバーグループに割り当てます。
Configuration (設定)
Web サービス、メッセージング、高可用性などの機能を提供する利用可能なサブシステムを設定します。管理対象ドメインでは、異なるサブシステム設定が含まれるプロファイルを管理します。
Runtime (ランタイム)
サーバーの状態、JVM 使用率、サーバーログなどのランタイム情報を表示します。管理対象ドメインではホスト、サーバーグループ、およびサーバーを管理します。
Patching (パッチ)
JBoss EAP インスタンスにパッチを適用します。
Access Control (アクセス制御)
ロールベースアクセス制御を使用するときにユーザーとグループにロールを割り当てます。

3.4.2.1. 管理コンソールの属性の更新

リソースを編集するために管理コンソールの適切なセクションに移動した後、適切なパーミッションがあれば属性を編集できます。

  1. 編集 リンクをクリックします。
  2. 必要な変更を追加します。

    必要なフィールドにはアスタリスク (*) が付いています。ヘルプ リンクをクリックすると、属性の詳細を表示できます。

    注記

    入力フィールドは、属性のタイプに応じてテキストフィールド、ON/OFF フィールド、またはドロップダウンになります。テキストフィールドによっては、入力時に設定にある値が候補として表示されます。

  3. 保存 をクリックして変更を保存します。
  4. 必要な場合は、サーバーをリロードして変更を反映します。

    変更を保存するとき、変更の反映にリロードが必要な場合はポップアップが表示されます。スタンドアロンサーバーをリロードするには、ポップアップの 再読み込み リンクをクリックします。管理対象ドメインでサーバーをリロードするには、Topology リンクをクリックして、適切なサーバーを選択し、再読み込み ドロップダウンオプションをクリックします。

最近実行した設定に関するアクションの履歴を表示するには、管理コンソールの右上にある通知アイコンをクリックします。