11.8.2. ロギングプロファイル

ロギングプロファイルは、デプロイされたアプリケーションに割り当てることができる独立したロギング設定のセットです。通常の logging サブシステム同様にロギングプロファイルはハンドラー、カテゴリー、およびルートロガーを定義できますが、他のプロファイルや主要な logging サブシステムを参照できません。設定が容易である点でロギングプロファイルは logging サブシステムと似ています。

ロギングプロファイルを使用すると、管理者は他のロギング設定に影響を与えずに 1 つ以上のアプリケーションに固有するロギング設定を作成することができます。各プロファイルはサーバー設定で定義されるため、ロギング設定を変更しても影響を受けるアプリケーションを再デプロイする必要はありません。

各ロギングプロファイルには以下の項目を設定できます。

  • 一意な名前。この値は必須です。
  • 任意の数のログハンドラー。
  • 任意の数のログカテゴリー。
  • 最大 1 つのルートロガー。

アプリケーションでは Logging-Profile 属性を使用して、MANIFEST.MF ファイルで使用するロギングプロファイルを指定できます。

11.8.2.1. ロギングプロファイルの設定

ロギングプロファイルは、ログハンドラー、カテゴリー、およびルートロガーで設定できます。ロギングプロファイルの設定には、logging サブシステムの設定と同じ構文を使用しますが、以下の点が異なります。

  • ルート設定パスが /subsystem=logging/logging-profile=NAME になります。
  • ロギングプロファイルに他のロギングプロファイルを追加できません。
  • logging サブシステムには、ロギングプロファイルに使用できない以下の属性があります。

    • add-logging-api-dependencies
    • use-deployment-logging-config
ロギングプロファイルの作成および設定

以下の手順では、管理 CLI を使用してロギングプロファイルを作成し、ファイルハンドラーとロガーカテゴリーを設定します。管理コンソールでは ConfigurationSubsystemsLoggingLogging Profiles と選択するとロギングプロファイルを設定することができます。

  1. ロギングプロファイルを作成します。

    /subsystem=logging/logging-profile=PROFILE_NAME:add
  2. ファイルハンドラーを作成します。

    /subsystem=logging/logging-profile=PROFILE_NAME/file-handler=FILE_HANDLER_NAME:add(file={path=>"LOG_NAME.log", "relative-to"=>"jboss.server.log.dir"})
    /subsystem=logging/logging-profile=PROFILE_NAME/file-handler=FILE_HANDLER_NAME:write-attribute(name="level", value="DEBUG")

    ファイルハンドラー属性の一覧は、「File ログハンドラーの属性 」を参照してください。

  3. ロガーカテゴリーを作成します。

    /subsystem=logging/logging-profile=PROFILE_NAME/logger=CATEGORY_NAME:add(level=TRACE)

    ログカテゴリー属性のリストは、「ログカテゴリーの属性」を参照してください。

  4. ファイルハンドラーをカテゴリーに割り当てます。

    /subsystem=logging/logging-profile=PROFILE_NAME/logger=CATEGORY_NAME:add-handler(name="FILE_HANDLER_NAME")

この後、アプリケーションによって使用されるロギングプロファイルを MANIFEST.MF ファイルに設定できます。詳細は、JBoss EAP『 開発ガイド』 の「アプリケーションでのロギングプロファイルの指定 」を参照してください