A.39. JBoss Core Services からの OpenSSL のインストール
JBoss Core Services OpenSSL のファイルは、ZIP または RPM ディストリビューションからインストールできます。インストールの方法に応じて、以下の手順にしたがってください。
Red Hat Enterprise Linux 8 では、標準のシステム OpenSSL に対応しているため、JBoss Core Services からの OpenSSL のインストールは必要ありません。
JBoss Core Services OpenSSL ZIP ファイルディストリビューションの使用
ZIP アーカイブの libs/
ディレクトリーへのパスは、Linux の場合は jbcs-openssl-VERSION/openssl/lib(64)
、Windows の場合は jbcs-openssl-VERSION/openssl/bin
になります。
- お使いのオペレーティングシステムとアーキテクチャーに該当する OpenSSL パッケージを Software Downloads ページからダウンロードします。
- ダウンロードした ZIP ファイルをインストールディレクトリーで展開します。
OpenSSL ライブラリーのある場所を JBoss EAP に通知します。
これを行うには、以下の方法の 1 つを使用します。以下のコマンドでは、必ず
JBCS_OPENSSL_PATH
を JBoss Core Services OpenSSL ライブラリーへのパスに置き換えてください (例:/opt/rh/jbcs-httpd24/root/usr/lib64
)。以下の引数を使用すると、OpenSSL パスを
standalone.conf
またはdomain.conf
設定ファイルのJAVA_OPTS
変数に追加できます。JAVA_OPTS="$JAVA_OPTS -Dorg.wildfly.openssl.path=JBCS_OPENSSL_PATH
以下の管理 CLI コマンドを使用すると、OpenSSL パスを指定するシステムプロパティーを定義できます。
/system-property=org.wildfly.openssl.path:add(value=JBCS_OPENSSL_PATH)
重要使用する方法に関係なく、サーバーを再起動して
JAVA_OPTS
の値またはシステムプロパティーを有効にする必要があります。サーバーをリロードするだけでは有効にできません。
JBoss Core Services OpenSSL RPM ディストリビューションの使用
システムが JBoss Core Services チャンネルに登録されていることを確認してください。
オペレーティングシステムバージョンとアーキテクチャーの JBoss Core Services の CDN リポジトリー名を決定します。
- RHEL 6: jb-coreservices-1-for-rhel-6-server-rpms
- RHEL 7: jb-coreservices-1-for-rhel-7-server-rpms
システムでリポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable REPO_NAME
以下のメッセージが表示されたことを確認してください。
Repository REPO_NAME is enabled for this system.
このチャンネルから OpenSSL をインストールします。
# yum install jbcs-httpd24-openssl
-
インストールの完了後、
/opt/rh/jbcs-httpd24/root/usr/lib64
の JBCS OpenSSL ライブラリーを利用できます。 x86 アーキテクチャーでは/opt/rh/jbcs-httpd24/root/usr/lib
になります。 OpenSSL ライブラリーのある場所を JBoss EAP に通知します。
これを行うには、以下の方法の 1 つを使用します。以下のコマンドでは、必ず
JBCS_OPENSSL_PATH
を JBoss Core Services OpenSSL ライブラリーへのパスに置き換えてください (例:/opt/rh/jbcs-httpd24/root/usr/lib64
)。サービス設定ファイルの
eap7-standalone
またはeap7-domain
設定のWILDFLY_OPTS
変数を更新できます。WILDFLY_OPTS="$WILDFLY_OPTS -Dorg.wildfly.openssl.path=JBCS_OPENSSL_PATH"
以下の管理 CLI コマンドを使用すると、OpenSSL パスを指定するシステムプロパティーを定義できます。
/system-property=org.wildfly.openssl.path:add(value=JBCS_OPENSSL_PATH)
重要使用する方法に関係なく、サーバーを再起動して
WILDFLY_OPTS
の値またはシステムプロパティーを有効にする必要があります。サーバーをリロードするだけでは有効にできません。