12.2.2. JDBC ドライバーの JAR デプロイメントとしてのインストール
管理 CLI または管理コンソールを使用して JDBC ドライバーを JAR デプロイメントとしてインストールできます。JDBC 4 に対応するドライバーは、自動的に認識され、デプロイメント時に JDBC ドライバーとしてインストールされます。
以下の手順は、管理 CLI を使用した JDBC ドライバーのインストール方法になります。
JDBC ドライバーを コアモジュール としてインストールする方法が推奨されます。
JDBC ドライバーをダウンロードします。
データベースのベンダーから適切な JDBC ドライバーをダウンロードします。一般的なデータベースの JDBC ドライバーをダウンロードできる場所については、JDBC ドライバーのダウンロードできる場所 を参照してください。
JDBC ドライバーの JAR ファイルが ZIP または TAR アーカイブ内に含まれている場合は、必ずそのアーカイブを展開してください。
- JDBC ドライバーが JDBC 4 に対応していない場合は、JDBC ドライバー JAR を JDBC 4 対応に更新 の手順を参照してください。
JAR を JBoss EAP にデプロイします。
deploy PATH_TO_JDBC_JAR
注記管理対象ドメインでは、適切なサーバーグループを指定します。
たとえば、以下のコマンドは MySQL JDBC ドライバーをデプロイします。
deploy /path/to/mysql-connector-java-8.0.12.jar
JBoss EAP サーバーログにメッセージが表示され、データソースを定義するときに使用されるデプロイされたドライバーの名前が表示されます。
WFLYJCA0018: Started Driver service with driver-name = mysql-connector-java-8.0.12.jar
アプリケーションのデータソースが JDBC ドライバーを参照できる状態になります。
JDBC ドライバー JAR を JDBC 4 対応に更新
JDBC ドライバー JAR が JDBC 4 に対応していない場合、以下の手順に従ってデプロイ可能にすることができます。
- 空の一時ディレクトリーを作成します。
-
META-INF
サブディレクトリーを作成します。 -
META-INF/services
サブディレクトリーを作成します。 META-INF/services/java.sql.Driver
ファイルを作成し、JDBC ドライバーの完全修飾クラス名を示す 1 行を追加します。たとえば、MySQL JDBC ドライバーでは以下の行を追加します。
com.mysql.cj.jdbc.Driver
JAR コマンドラインツールを使用して、この新しいファイルを JAR に追加します。
jar \-uf jdbc-driver.jar META-INF/services/java.sql.Driver