3.10.2. Jakarta Management 監査ロギングの有効化
JBoss EAP には、Jakarta Management 監査ロギングのファイルハンドラーが事前設定されていますが、これらのログはデフォルトで無効になっています。監査ロギングを有効にする管理 CLI コマンドは、スタンドアロンサーバーまたは管理対象ドメインとして実行しているかによって異なります。
NATIVE
または HTTP
監査ロギングを設定する場合は 管理監査ロギングの有効化 を参照してください。
スタンドアロンサーバーの Jakarta Management 監査ロギングの有効化
以下のコマンドを使用すると、スタンドアロンサーバーでの Jakarta Management 監査ロギングを有効にできます。
/subsystem=jmx/configuration=audit-log:add() /subsystem=jmx/configuration=audit-log/handler=file:add()
これにより、Jakarta Management 監査ロギングが有効になり、定義された file
ハンドラーを使用してこれらのログを EAP_HOME/standalone/data/audit-log.log
に書き込むことができるようになります。
管理対象ドメインの Jakarta Management 監査ロギングの有効化
管理対象ドメインの各ホストおよびプロファイルに Jakarta Management 監査ロギングを有効にすることができます。
ホストの Jakarta Management 監査ロギングの有効化
ホストの
jmx
サブシステムで監査ロギングを有効にします。/host=HOST_NAME/subsystem=jmx/configuration=audit-log:add()
jmx
サブシステムの監査ロギングが有効になったら、以下のコマンドでホストにハンドラーを定義することができます。/host=HOST_NAME/subsystem=jmx/configuration=audit-log/handler=host-file:add()
デフォルトでは、このコマンドによって Jakarta Management 監査ログが
EAP_HOME/domain/data/audit-log.log
に書き込まれます。
プロファイルの Jakarta Management 監査ロギングの有効化
プロファイルの
jmx
サブシステムで監査ロギングを有効にします。/profile=PROFILE_NAME/subsystem=jmx/configuration=audit-log:add()
jmx
サブシステムの監査ロギングが有効になったら、以下のコマンドでプロファイルにハンドラーを定義することができます。/profile=PROFILE_NAME/subsystem=jmx/configuration=audit-log/handler=server-file:add()
デフォルトでは、このコマンドによって Jakarta Management 監査ログが
EAP_HOME/domain/servers/SERVER_NAME/data/audit-log.log
に書き込まれます。