8.5. ドメインコントローラーの検出およびフェイルオーバー
管理対象ドメインの設定時、ドメインコントローラーに接続するために必要な情報を使用して各ホストコントローラーを設定する必要があります。JBoss EAP では、ドメインコントローラーを検索する 複数のオプション を使用して各ホストコントローラーを設定できます。ホストコントローラーは、適切なオプションが見つかるまでオプションのリストを繰り返し処理します。
プライマリードメインコントローラーに問題がある場合は、バックアップホストコントローラーを ドメインコントローラーに昇格 できます。これにより、昇格後にホストコントローラーを新しいドメインコントローラーへ自動的にフェイルオーバーできます。
8.5.1. ドメイン検出オプションの設定
以下は、ドメインコントローラー検索の複数のオプションを持つホストコントローラーを設定する方法の例になります。
例: 複数のドメインコントローラーオプションを持つホストコントローラー
<domain-controller> <remote security-realm="ManagementRealm"> <discovery-options> <static-discovery name="primary" protocol="${jboss.domain.master.protocol:remote}" host="172.16.81.100" port="${jboss.domain.master.port:9990}"/> <static-discovery name="backup" protocol="${jboss.domain.master.protocol:remote}" host="172.16.81.101" port="${jboss.domain.master.port:9990}"/> </discovery-options> </remote> </domain-controller>
静的検出オプションには、以下の必須属性が含まれます。
- name
- このドメインコントローラー検出オプションの名前。
- host
- リモートドメインコントローラーのホスト名。
- port
- リモートドメインコントローラーのポート。
上記の例では、最初の検出オプションが指定されることが予想されます。2 つ目のオプションはフフェイルオーバーの状況で使用される可能性があります。