7.6.2. デプロイメント順序の制御
JBoss EAP では、サーバー起動時にアプリケーションがデプロイされる順序を細かく制御できます。複数の EAR ファイルに存在するアプリケーションのデプロイメント順序を徹底することができ、再起動後の順序を永続化することもできます。
jboss-all.xml
デプロイメント記述子を使用してトップレベルのデプロイメント間で依存関係を宣言できます。
たとえば、最初にデプロイされた framework.ear
に依存する app.ear
がある場合、以下のように app.ear/META-INF/jboss-all.xml
ファイルを作成できます。
<jboss xmlns="urn:jboss:1.0"> <jboss-deployment-dependencies xmlns="urn:jboss:deployment-dependencies:1.0"> <dependency name="framework.ear" /> </jboss-deployment-dependencies> </jboss>
注記
デプロイメントのランタイム名を jboss-all.xml
ファイルの依存名として使用することができます。
これにより、app.ear
の前に framework.ear
がデプロイされます。
重要
app.ear
で jboss-all.xml
ファイルを作成し、framework.ear
をデプロイしない場合、サーバーは app.ear
のデプロイを試行して失敗します。